妖しい関係……くすぐり拷問でフェチに目覚めさせられる男
「こんにちは、彩さん」
「……あら、いらっしゃい」
彩さんとはもう、長いことお付き合いしている……小学生の頃からか。
もちろん付き合っているとは言っても別に、カップルだったり、結婚を意識しているわけではない。
ただ、ある意味では一生付き合っていくかもしれない大切な 【パートナー】 と言える。
「男の子ってこちょこちょするとすぐ勃起するから面白いよね~」
「まあ、ねぇ……」
「くすくす……じゃあそろそろベッドに横になってね?」
もう何度も繰り返している……でも、何時だって心臓は極限まで高鳴り、俺はそれを隠すよう平常心を装いながらベッドに横になった。
――彩さんの匂いがする。
半ば惚けた俺に向かって彼女はそっと微笑むと、俺の手足を取り、用意していた紐でベッドに棒の字になる様固定していく。
「相変わらず、可愛らしい顔してるのね、あなた」
「うるさいな……」
「クスクス……顔赤くなってるわよ? 照れてるの?」
「だから、うるさいって」
俺は今や成人し、彼女も今や立派な熟女となってしまった。
それでもやはり昔から変わらず美人で、顔を近づけられて少し照れ臭くなる。
堪らず俺はいつもの様に悪態をついていた。
「生意気なのも相変わらずねぇ。悪い子には、お仕置きしちゃうわよ?」
『ビクンッ』
彩さんの甘ったるくて刺激的な言葉に、自然と体が反応してしまう。
腕に力が入り、足は女々しく内股に閉じられ、首をすぼめた。
もちろん、それだけではない。
「ほぉら……あなたは私のこの細長い指先が、大好きなんですものね。大事な部分も反応しちゃってる、興奮してるのねぇ」
「ば、ばかっ……興奮なんか……」
彼女の指先がイヤらしく踊ると、股関が熱くなり、反射的に勃起する。
いつもの事、それなのに堪らない羞恥心が俺を襲う。
彼女は徐に俺のベルトに手をかけて、丁度恥部が見えるだけズボンとパンツを下ろしてしまった。
衣服を着ているにも関わらず肝心のチンコや金玉が丸出しなんて、滑稽にも程がある。
「まあっ……チンチンもこんな風に勃起しちゃってる。まだ何もしてないのに……何を期待してるのかしら?」
「だっ、何も期待してなんかっ……」
「ダメよ? 人間素直じゃなきゃね。ほらこちょこちょこちょこちょ~っ」
「んぎゅぅうぅうっふっはっはっはっはっはっはっはっはっは! やめろぉっはっはっはっはっはっはっは!」
唐突に脇腹に指が食い込んだ途端に弾ける様に体をくねらせて笑ってしまった。
それだけに止まらず、脇の下を器用に掻き回し、お腹を摘まみ、あばらを掴み、くすぐり、限界まで笑かし追い込んでいく。
そう、昔から俺には被虐願望があり、彩さんには男をくすぐっていじめたい願望があった。
単なるマゾだった自分がくすぐられフェチになったのは、明らかに彼女のお陰。
「昔から本当にコチョコチョに弱いのねぇ。くすぐり甲斐があるわ。くすぐり殺しちゃいたいくらいよぉ」
「ぎゃあああっはっはっはっはっはっはっはっは、やめろっていってんだろぉっはっはっはっはっはっは!」
「やめて欲しかったら、その無様にフリフリしてるチンチンをしまったらどう?」
「いやっはっはっはっはっはっはっは、ふざんなぁっはっはっはっはっはっは、ズボン元にもどせぇっはっはっはっは!」
「口の聞き方がなってないわね。私が一から叩き込んであげるわ」
彩さんはピアノを習っていた様で、指先は残酷な程器用だった。
そのくすぐりテクは異常なまでに発達しており、昔は数秒で泣き叫びながらやめてくださいと懇願してしまっていた。
今日も、追い込まれるまで時間はかからなかった。
「ひぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっは、いつまでやんだよぉっはっはっはっはっはっは!もう無理だってぇっはっはっはっはっは!」
「さあ、いつまでかしらね? ほら、先ずは口の聞き方からよ。惨めな変態でごめんなさいって言いなさい」
「があっはっはっはっはっはっはっはっはっは、アンタに変態なんて言われたくねぇっはっはっはっはっはっは!」
「あら、生意気ね。お仕置きに、足の裏コチョコチョの刑ね」
「う″お″お″お″!? ぎゃあああっはっはっはっはっはっはっはっは! まっでぇっはっはっはっはっはっはっは、ムリムリぃっはっはっはっはっは!」
いきなり送られてくる新しい部位からのくすぐったさに半ばパニックになりながら腰をくねらせて精一杯の抵抗を見せるが、それらが彩さんを悦ばせるだけであることも解ってる。
それでも、激しく笑わずにはいられない。
「足の裏もコチョコチョに弱いのよね~。ほらほら、一杯こちょこちょしてあげるから、もっと笑って笑って?」
「んがあああっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎづぃいっはっはっはっはっはっはっは、おかしくなるぅっはっはっはっはっはっは!」
「もう十分おかしいでしょ? 惨めな変態でごめんなさいは?」
「惨めな変態でごべんなざいっはっはっはっはっは、ごめんらざいっはっはっはっはっはっは!」
ついに俺は彩さんの残忍な指先に屈し、思ってもいない恥辱的な事を口走る。
彼女はここぞとばかりに俺を恥辱で満たしていくのだ。
「ねぇ、今あなたのチンチンはどうなってるの?」
「ぼっぎじでまずぅぅはっはっはっはっはっはっはっは、ビンビンになってまずぅっはっはっはっはっは!」
「あなたはコチョコチョくすぐられるのが好きなの?」
「だいすきでずっはっはっはっはっはっはっはっは、コチョコチョくすぐられて勃起じでるへんだいでずぅっはっはっはっはっはっは!」
「なら、彩様、くすぐり殺してくださいって言って?」
「ぎゃあああっはっはっはっはっは、くすぐり殺してくだざいっはっはっはっはっはっはっはっは! くすぐりごろじでぐだざいっはっはっはっはっは!」
「クスクス……自分で何を言ってるか解ってる? 気でも触れたの?」
からかいながら決して手を緩めることなく足の裏、お腹、脇腹、脇の下、首……俺の弱い部分をくすぐり、鼻で嗤う彩さんの指先を感じながら、思い出す。
――初めてくすぐられたのは、中学生くらいの頃、スマホを見られて自分の恥ずかしい被虐的性癖がバレた時。
大の字に縛られて動けないのを良い事に、とことんくすぐり責めにあったっけ。
「んがああああっかっかっかっかっかっかっかっか、やべでぐらざいっはっはっはっはっはっは、じんじゃいまずぅっはっはっはっはっは!」
「でもあなたはこうやって泣くまでいじめられるのが好きなんだもんね? チンチンも固くなってるし」
「すぎじゃらいよぉぉぁはっはっはっはっはっはっはっはっは、くすぐったいよぉっはっはっはっはっは!」
「両親に今日の事バラしたら、性癖の事バラしちゃうからね? 今日からあなたは私のくすぐり奴隷だから」
「ぞんらろやだぁっはっはっはっはっはっはっは、もうゆるじでぐだざいっはっはっはっはっはっは!」
あの日からくすぐりにハマった俺は、スマホで色んなくすぐり系サイトを巡ってはオナニーをした。
そして、それも彩さんにバレた。
「ねぇ、あの時あんなに嫌がったフリしてたのに、どうしてこんなサイト検索しちゃってるのかなぁ?」
「い″や″っはっはっはっはっはっは、みないでぇっはっはっはっはっはっは! おねみないでぐらざいっはっはっはっはっは!」
「検索履歴……死ぬほどくすぐられたい……くすぐり……くすぐり好きな女の子……どれも香ばしいわねぇ」
あれは流石にキツかった。
今まで普通に付き合ってきた仲の良いお姉さん的存在の彩さんに性癖モロバレしただけでなく、目覚めさせられた挙げ句夜の営み事情まで赤裸々に告白させられたのだから。
いつもカッコつけてた俺の面子は丸潰れだった。
「あら? こんなハードなくすぐり小説読んでるの? こんな風に、くすぐり殺されたいわけ?」
「ひぃぃぃぃっはっはっはっはっはっはっはっは、あだまおがじぐなるっ、はずがじぃぃぃっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「くすぐり動画、くすぐり画像……一杯保存してるのね。本当に変態なんだから。これでオナニーしてるの? 正直に言わないと、くすぐり殺しちゃうよ?」
「いやぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは、じでまずぅっはっはっはっはっはっはっは、してるがらもうやめでぇぇぇっはっはっはっはっは!」
こんなくすぐり尋問されたら普通はトラウマになるのだろうが、思い出しただけで興奮してはオナニーしていた自分の変態ぶりに嫌気がさしてしまう。
またある時は、ハプニングバーにつれていかれ、数人の女子の前で発狂寸前までくすぐられつづけた事もあった。
おあつらえ向きの十字架に拘束されて、公開処刑されたんだった。
「がああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、もうやべでぐらざいっはっはっはっはっは!」
「この子は私のくすぐり奴隷なのよ。ほら、私はドMの豚ですって自己紹介しなさい」
「わだじはどえむのぶだでずぅっはっはっはっはっはっはっはっは! もうゆるじでぐらざいっはっはっはっはっはっは!」
「キャーッ、何この子、フル勃起してるんですけどっ」
「マジキモーイっ」
「クスクス……泣いてる泣いてるぅ」
見ず知らずの女の子に罵倒されて恥ずかしい姿をマジマジ見つめられ、プライドは粉々に粉砕されてしまった。
自尊心の強い俺にはかなりキツかった。
「ぐあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いぎずわぜでぇっはっはっはっはっは!」
「あら? 奴隷の癖に贅沢言うのね。よらしかったら貴女方も、くすぐり調教を手伝ってくださらない?」
「いいよー!」
「ほぉらほら、ドMのぶたちゃーん、こちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「もっと笑え笑え、クソガキめ」
「コイツの顔チョーウケルんですけど」
「腰もチンチンもフリフリさせちゃって、恥ずかしくないの?」
「ありえないわー男として、いや人として」
「あ″か″あ″あ″あ″っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎゃあああああああっはっはっはっはっは、かっかっか、かっかっかっかっかっかっかっかっかっかぁ!」
ハプニングバーの女の子達は意外にドSで、かなりエグい焦らし責めを受けてしまった。
「ホレホレ、お尻の穴ほじくっちゃえ」
「じゃあウチはチンチンとタマタマ優しくくすぐっちゃお」
「おい、絶対イカすなよ?」
「それマジ地獄じゃね?」
「いーよ、コイツはいじめられて興奮する豚なんだから」
「いがぜでぇっはっはっはっはっは、もういがぜでぐらざいっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「じゃあシコシコしてくださいって言ってみ?」
「シコシコじでぐらざいっはっはっはっはっはっはっは、はやくいがぜれぇっはっはっはっはっはっは!」
「ぎゃっはっは! マジで言いやがった!」
「男としてのプライド無さすぎ」
「寸止めの辛さ教えてやるわ」
「良いから笑えよクソガキが」
「くすぐり殺しちゃおーよ」
「賛成~」
「どんなに泣き叫んでも、やめてやんないよぉだ」
「があああっかっかっかっかっかっかっかっか、ごぉああっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
普通なら自殺モノの恥なんだろうけど、俺にとっては良い思い出だった。
やがて刻まれたくすぐり責めを思う余裕すらなくなる程に追い込まれていった。
「クスッ……心此処に在らずって感じだったけど、何か思い出してたのかしら?」
「ぐあああっはっはっはっはっはっはっはっはっは、げんがいれずぅっはっはっはっはっはっは、もうゆるじでぐらざいっはっはっはっはっはっは!」
「ダ~メッ、ほぉら、脇の下の窪みも弱いよねっ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょ」
「かっかっかっかっかっかっか、ぎゃあああああっはっはっはっはっはっはっは! だれがだずげれぇっはっはっはっはっは!」
「あらまあ、笑い声が詰まってるわよ? 首をコチョコチョしてあげるわね?」
「くぁぁぁっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、くすぐりはやめでぐだざいっはっはっはっは! かぁぁぁっかっかっかっかっかっかっか!」
「プッ……きゃっはっは! ちょっと純ちゃん、惨めすぎない? 見てて笑いが止まらないわよ」
それもそうだ。
服を着ているにも関わらず一番大切で恥ずかしい部位であるチンチンが丸出し、おまけに情けなくフルボッキしていてくすぐりから逃れようと必死に体をよじってくねらせている反動で無様に震えているのだから。
「あんまり可愛そうだから、すっぽんぽんにしてあげるわね」
彼女は俺の服をあっという間に脱がし、素っ裸になってしまった。
そう、彼女の器用な指先が、敏感な皮膚を直に刺激していく。
強制的に半狂乱なまでに笑かされる屈辱と苦しみを味わい、溺れた様に必死に呼吸をしようと試み、哀願した。
「かぁぁぁぁっかっかっかっかっかっかっかっか、ぐるじぃぃぃっはっはっはっはっはっは、いぎできらいっはっはっはっはっはっはっは!」
「クスクス……直にコチョコチョされたら堪らないでしょ? ほーら、首も脇の下も脇腹も、お腹もあばらも、満遍なくコチョコチョしてあげるね? コチョコチョコチョコチョ~」
「腰クネクネさせちゃって、可愛いわねぇ。チンチンももっと元気にフリフリしちゃってもいいのよ?」
……いよいよ気が遠くなり、彩さんの声が聞こえなくなってくる。
この後は、もう彼女が気の済むまでひたすら笑って、身を捩って、泣き喚いて、くすぐり拷問の終わりを願うしかない。
「があああっかっかっかっかっかっかっかっかっか、あっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「そろそろ限界かなぁ? 大分余裕なくなってきてるね」
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! かっかっか、かぁぁぁっかっかっかっかっかっかっか! ケホケホッ……っがああっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「あらあら、そんなに酷い顔しちゃって……苦しくて苦しくて仕方がないのねぇ。コチョコチョくすぐられて笑いが止まらなくて、息が出来なくてどうしよもないのよねぇ。」
「あがっかっかっかっかっかっかっかっかっか、ゴホォッ、ゲホゲホッっはっはっはっはっはっはっは、うぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「くすっ……ほら、もっと頑張って腰フリフリしながら泣き叫んで、笑い狂って? もっと切羽詰まった苦しそうな顔を見せて?」
「ぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは、あっはっはっはっはっはっはっは! が……がはっ……かっかっかっかっか、かぁっかっかっかっかっかっかっか! ……ああぁ……」
俺が次に目を覚ました時には優しいいつもの彩さんに戻っている。
今までの事は夢だったのではないか?
そんな疑いを持ってしまう程だ。
「ねぇ……」
「はい……何ですか?」
「また、来てね?」
これからも、この関係は続きそうだ。
「……あら、いらっしゃい」
彩さんとはもう、長いことお付き合いしている……小学生の頃からか。
もちろん付き合っているとは言っても別に、カップルだったり、結婚を意識しているわけではない。
ただ、ある意味では一生付き合っていくかもしれない大切な 【パートナー】 と言える。
「男の子ってこちょこちょするとすぐ勃起するから面白いよね~」
「まあ、ねぇ……」
「くすくす……じゃあそろそろベッドに横になってね?」
もう何度も繰り返している……でも、何時だって心臓は極限まで高鳴り、俺はそれを隠すよう平常心を装いながらベッドに横になった。
――彩さんの匂いがする。
半ば惚けた俺に向かって彼女はそっと微笑むと、俺の手足を取り、用意していた紐でベッドに棒の字になる様固定していく。
「相変わらず、可愛らしい顔してるのね、あなた」
「うるさいな……」
「クスクス……顔赤くなってるわよ? 照れてるの?」
「だから、うるさいって」
俺は今や成人し、彼女も今や立派な熟女となってしまった。
それでもやはり昔から変わらず美人で、顔を近づけられて少し照れ臭くなる。
堪らず俺はいつもの様に悪態をついていた。
「生意気なのも相変わらずねぇ。悪い子には、お仕置きしちゃうわよ?」
『ビクンッ』
彩さんの甘ったるくて刺激的な言葉に、自然と体が反応してしまう。
腕に力が入り、足は女々しく内股に閉じられ、首をすぼめた。
もちろん、それだけではない。
「ほぉら……あなたは私のこの細長い指先が、大好きなんですものね。大事な部分も反応しちゃってる、興奮してるのねぇ」
「ば、ばかっ……興奮なんか……」
彼女の指先がイヤらしく踊ると、股関が熱くなり、反射的に勃起する。
いつもの事、それなのに堪らない羞恥心が俺を襲う。
彼女は徐に俺のベルトに手をかけて、丁度恥部が見えるだけズボンとパンツを下ろしてしまった。
衣服を着ているにも関わらず肝心のチンコや金玉が丸出しなんて、滑稽にも程がある。
「まあっ……チンチンもこんな風に勃起しちゃってる。まだ何もしてないのに……何を期待してるのかしら?」
「だっ、何も期待してなんかっ……」
「ダメよ? 人間素直じゃなきゃね。ほらこちょこちょこちょこちょ~っ」
「んぎゅぅうぅうっふっはっはっはっはっはっはっはっはっは! やめろぉっはっはっはっはっはっはっは!」
唐突に脇腹に指が食い込んだ途端に弾ける様に体をくねらせて笑ってしまった。
それだけに止まらず、脇の下を器用に掻き回し、お腹を摘まみ、あばらを掴み、くすぐり、限界まで笑かし追い込んでいく。
そう、昔から俺には被虐願望があり、彩さんには男をくすぐっていじめたい願望があった。
単なるマゾだった自分がくすぐられフェチになったのは、明らかに彼女のお陰。
「昔から本当にコチョコチョに弱いのねぇ。くすぐり甲斐があるわ。くすぐり殺しちゃいたいくらいよぉ」
「ぎゃあああっはっはっはっはっはっはっはっは、やめろっていってんだろぉっはっはっはっはっはっは!」
「やめて欲しかったら、その無様にフリフリしてるチンチンをしまったらどう?」
「いやっはっはっはっはっはっはっは、ふざんなぁっはっはっはっはっはっは、ズボン元にもどせぇっはっはっはっは!」
「口の聞き方がなってないわね。私が一から叩き込んであげるわ」
彩さんはピアノを習っていた様で、指先は残酷な程器用だった。
そのくすぐりテクは異常なまでに発達しており、昔は数秒で泣き叫びながらやめてくださいと懇願してしまっていた。
今日も、追い込まれるまで時間はかからなかった。
「ひぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっは、いつまでやんだよぉっはっはっはっはっはっは!もう無理だってぇっはっはっはっはっは!」
「さあ、いつまでかしらね? ほら、先ずは口の聞き方からよ。惨めな変態でごめんなさいって言いなさい」
「があっはっはっはっはっはっはっはっはっは、アンタに変態なんて言われたくねぇっはっはっはっはっはっは!」
「あら、生意気ね。お仕置きに、足の裏コチョコチョの刑ね」
「う″お″お″お″!? ぎゃあああっはっはっはっはっはっはっはっは! まっでぇっはっはっはっはっはっはっは、ムリムリぃっはっはっはっはっは!」
いきなり送られてくる新しい部位からのくすぐったさに半ばパニックになりながら腰をくねらせて精一杯の抵抗を見せるが、それらが彩さんを悦ばせるだけであることも解ってる。
それでも、激しく笑わずにはいられない。
「足の裏もコチョコチョに弱いのよね~。ほらほら、一杯こちょこちょしてあげるから、もっと笑って笑って?」
「んがあああっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎづぃいっはっはっはっはっはっはっは、おかしくなるぅっはっはっはっはっはっは!」
「もう十分おかしいでしょ? 惨めな変態でごめんなさいは?」
「惨めな変態でごべんなざいっはっはっはっはっは、ごめんらざいっはっはっはっはっはっは!」
ついに俺は彩さんの残忍な指先に屈し、思ってもいない恥辱的な事を口走る。
彼女はここぞとばかりに俺を恥辱で満たしていくのだ。
「ねぇ、今あなたのチンチンはどうなってるの?」
「ぼっぎじでまずぅぅはっはっはっはっはっはっはっは、ビンビンになってまずぅっはっはっはっはっは!」
「あなたはコチョコチョくすぐられるのが好きなの?」
「だいすきでずっはっはっはっはっはっはっはっは、コチョコチョくすぐられて勃起じでるへんだいでずぅっはっはっはっはっはっは!」
「なら、彩様、くすぐり殺してくださいって言って?」
「ぎゃあああっはっはっはっはっは、くすぐり殺してくだざいっはっはっはっはっはっはっはっは! くすぐりごろじでぐだざいっはっはっはっはっは!」
「クスクス……自分で何を言ってるか解ってる? 気でも触れたの?」
からかいながら決して手を緩めることなく足の裏、お腹、脇腹、脇の下、首……俺の弱い部分をくすぐり、鼻で嗤う彩さんの指先を感じながら、思い出す。
――初めてくすぐられたのは、中学生くらいの頃、スマホを見られて自分の恥ずかしい被虐的性癖がバレた時。
大の字に縛られて動けないのを良い事に、とことんくすぐり責めにあったっけ。
「んがああああっかっかっかっかっかっかっかっか、やべでぐらざいっはっはっはっはっはっは、じんじゃいまずぅっはっはっはっはっは!」
「でもあなたはこうやって泣くまでいじめられるのが好きなんだもんね? チンチンも固くなってるし」
「すぎじゃらいよぉぉぁはっはっはっはっはっはっはっはっは、くすぐったいよぉっはっはっはっはっは!」
「両親に今日の事バラしたら、性癖の事バラしちゃうからね? 今日からあなたは私のくすぐり奴隷だから」
「ぞんらろやだぁっはっはっはっはっはっはっは、もうゆるじでぐだざいっはっはっはっはっはっは!」
あの日からくすぐりにハマった俺は、スマホで色んなくすぐり系サイトを巡ってはオナニーをした。
そして、それも彩さんにバレた。
「ねぇ、あの時あんなに嫌がったフリしてたのに、どうしてこんなサイト検索しちゃってるのかなぁ?」
「い″や″っはっはっはっはっはっは、みないでぇっはっはっはっはっはっは! おねみないでぐらざいっはっはっはっはっは!」
「検索履歴……死ぬほどくすぐられたい……くすぐり……くすぐり好きな女の子……どれも香ばしいわねぇ」
あれは流石にキツかった。
今まで普通に付き合ってきた仲の良いお姉さん的存在の彩さんに性癖モロバレしただけでなく、目覚めさせられた挙げ句夜の営み事情まで赤裸々に告白させられたのだから。
いつもカッコつけてた俺の面子は丸潰れだった。
「あら? こんなハードなくすぐり小説読んでるの? こんな風に、くすぐり殺されたいわけ?」
「ひぃぃぃぃっはっはっはっはっはっはっはっは、あだまおがじぐなるっ、はずがじぃぃぃっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「くすぐり動画、くすぐり画像……一杯保存してるのね。本当に変態なんだから。これでオナニーしてるの? 正直に言わないと、くすぐり殺しちゃうよ?」
「いやぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは、じでまずぅっはっはっはっはっはっはっは、してるがらもうやめでぇぇぇっはっはっはっはっは!」
こんなくすぐり尋問されたら普通はトラウマになるのだろうが、思い出しただけで興奮してはオナニーしていた自分の変態ぶりに嫌気がさしてしまう。
またある時は、ハプニングバーにつれていかれ、数人の女子の前で発狂寸前までくすぐられつづけた事もあった。
おあつらえ向きの十字架に拘束されて、公開処刑されたんだった。
「がああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、もうやべでぐらざいっはっはっはっはっは!」
「この子は私のくすぐり奴隷なのよ。ほら、私はドMの豚ですって自己紹介しなさい」
「わだじはどえむのぶだでずぅっはっはっはっはっはっはっはっは! もうゆるじでぐらざいっはっはっはっはっはっは!」
「キャーッ、何この子、フル勃起してるんですけどっ」
「マジキモーイっ」
「クスクス……泣いてる泣いてるぅ」
見ず知らずの女の子に罵倒されて恥ずかしい姿をマジマジ見つめられ、プライドは粉々に粉砕されてしまった。
自尊心の強い俺にはかなりキツかった。
「ぐあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いぎずわぜでぇっはっはっはっはっは!」
「あら? 奴隷の癖に贅沢言うのね。よらしかったら貴女方も、くすぐり調教を手伝ってくださらない?」
「いいよー!」
「ほぉらほら、ドMのぶたちゃーん、こちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「もっと笑え笑え、クソガキめ」
「コイツの顔チョーウケルんですけど」
「腰もチンチンもフリフリさせちゃって、恥ずかしくないの?」
「ありえないわー男として、いや人として」
「あ″か″あ″あ″あ″っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎゃあああああああっはっはっはっはっは、かっかっか、かっかっかっかっかっかっかっかっかっかぁ!」
ハプニングバーの女の子達は意外にドSで、かなりエグい焦らし責めを受けてしまった。
「ホレホレ、お尻の穴ほじくっちゃえ」
「じゃあウチはチンチンとタマタマ優しくくすぐっちゃお」
「おい、絶対イカすなよ?」
「それマジ地獄じゃね?」
「いーよ、コイツはいじめられて興奮する豚なんだから」
「いがぜでぇっはっはっはっはっは、もういがぜでぐらざいっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「じゃあシコシコしてくださいって言ってみ?」
「シコシコじでぐらざいっはっはっはっはっはっはっは、はやくいがぜれぇっはっはっはっはっはっは!」
「ぎゃっはっは! マジで言いやがった!」
「男としてのプライド無さすぎ」
「寸止めの辛さ教えてやるわ」
「良いから笑えよクソガキが」
「くすぐり殺しちゃおーよ」
「賛成~」
「どんなに泣き叫んでも、やめてやんないよぉだ」
「があああっかっかっかっかっかっかっかっか、ごぉああっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
普通なら自殺モノの恥なんだろうけど、俺にとっては良い思い出だった。
やがて刻まれたくすぐり責めを思う余裕すらなくなる程に追い込まれていった。
「クスッ……心此処に在らずって感じだったけど、何か思い出してたのかしら?」
「ぐあああっはっはっはっはっはっはっはっはっは、げんがいれずぅっはっはっはっはっはっは、もうゆるじでぐらざいっはっはっはっはっはっは!」
「ダ~メッ、ほぉら、脇の下の窪みも弱いよねっ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょ」
「かっかっかっかっかっかっか、ぎゃあああああっはっはっはっはっはっはっは! だれがだずげれぇっはっはっはっはっは!」
「あらまあ、笑い声が詰まってるわよ? 首をコチョコチョしてあげるわね?」
「くぁぁぁっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、くすぐりはやめでぐだざいっはっはっはっは! かぁぁぁっかっかっかっかっかっかっか!」
「プッ……きゃっはっは! ちょっと純ちゃん、惨めすぎない? 見てて笑いが止まらないわよ」
それもそうだ。
服を着ているにも関わらず一番大切で恥ずかしい部位であるチンチンが丸出し、おまけに情けなくフルボッキしていてくすぐりから逃れようと必死に体をよじってくねらせている反動で無様に震えているのだから。
「あんまり可愛そうだから、すっぽんぽんにしてあげるわね」
彼女は俺の服をあっという間に脱がし、素っ裸になってしまった。
そう、彼女の器用な指先が、敏感な皮膚を直に刺激していく。
強制的に半狂乱なまでに笑かされる屈辱と苦しみを味わい、溺れた様に必死に呼吸をしようと試み、哀願した。
「かぁぁぁぁっかっかっかっかっかっかっかっか、ぐるじぃぃぃっはっはっはっはっはっは、いぎできらいっはっはっはっはっはっはっは!」
「クスクス……直にコチョコチョされたら堪らないでしょ? ほーら、首も脇の下も脇腹も、お腹もあばらも、満遍なくコチョコチョしてあげるね? コチョコチョコチョコチョ~」
「腰クネクネさせちゃって、可愛いわねぇ。チンチンももっと元気にフリフリしちゃってもいいのよ?」
……いよいよ気が遠くなり、彩さんの声が聞こえなくなってくる。
この後は、もう彼女が気の済むまでひたすら笑って、身を捩って、泣き喚いて、くすぐり拷問の終わりを願うしかない。
「があああっかっかっかっかっかっかっかっかっか、あっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「そろそろ限界かなぁ? 大分余裕なくなってきてるね」
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! かっかっか、かぁぁぁっかっかっかっかっかっかっか! ケホケホッ……っがああっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「あらあら、そんなに酷い顔しちゃって……苦しくて苦しくて仕方がないのねぇ。コチョコチョくすぐられて笑いが止まらなくて、息が出来なくてどうしよもないのよねぇ。」
「あがっかっかっかっかっかっかっかっかっか、ゴホォッ、ゲホゲホッっはっはっはっはっはっはっは、うぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「くすっ……ほら、もっと頑張って腰フリフリしながら泣き叫んで、笑い狂って? もっと切羽詰まった苦しそうな顔を見せて?」
「ぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは、あっはっはっはっはっはっはっは! が……がはっ……かっかっかっかっか、かぁっかっかっかっかっかっかっか! ……ああぁ……」
俺が次に目を覚ました時には優しいいつもの彩さんに戻っている。
今までの事は夢だったのではないか?
そんな疑いを持ってしまう程だ。
「ねぇ……」
「はい……何ですか?」
「また、来てね?」
これからも、この関係は続きそうだ。