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はじめに 必読!(嘘)

当ブログは18歳未満の方の閲覧をご遠慮させていただいております、ご了承ください。

訪問ありがとうございます。
日々のくすぐり妄想を文章に起こしてくすぐり小説として投稿させていただいており、ソフトなモノからハードなモノまで書かせて頂いてますが、ソフトに比べてハードなモノはやや過激な描写が含まれますので、ご注意ください。
まずは
f/f
m/f
f/m
m/m
から。
もっとハードなものが見たい場合は
ハードめf/f
ハードめm/f
ハードめf/m
ハードめm/m

一応目次もあります。
目次

↓以下は余力があれば見て行ってください。

最近始めたTwitterで更新頻度は少なめですがくすぐり妄想をつぶやいたりしています、フォローしてくれると喜びます。喜びます。
また、このブログの小説を読んで拍手やコメントを頂いたりすると嬉しいです。凄く嬉しいです。

当ブログに頻出する設定やキャラ、拘束具などの紹介。

くすぐり愛好会

くすぐりマニアが集まる、特にマニアックかつシビアなプレイを愛する女性中心の完全招待制なくすぐり集団。
鉄則として、相手は同じくすぐり愛好家や極度のくすぐりフェチであり、且つ完全な合意の下でなければ激しいプレイをしてはいけないと言う決まりがある。
プレイ内容の半分以上は、死ぬほど敏感な体をくすぐりゲラゲラ半狂乱になるまでくすぐり拷問し、おしっこを漏らして失神させ、人としての尊厳などをズタズタにしたり、中には死に至る程のハードなくすぐり責めが行われている。
メンバーは、サディスト(くすぐり支配者)とマゾヒスト(くすぐり奴隷)に別れて登録されるが、中には奴隷同様に敏感なサディストもおり、生意気で高飛車な態度とくすぐり地獄による人格の崩壊が支配者側の愛好家のサディズムを刺激し、奴隷のように扱われてしまうこともある。
また、愛好家たちのプレイはすべて監視室から録画されていて録画VTRとしてプレイ内容を何度も見ることが可能。(見られたくなければ自分で削除する)
モザイク付きの過激なくすぐり拷問映像を金持ちのマニアに互いに秘密厳守で超高額で売り捌くこともあるため、愛好会には膨大な資金があると言う噂も。

プレイ場所

主にとある田舎の廃病院の地下室を使っており、名義は京子だが地下室を作る時に愛好家たち全員がお金を出したため、愛好会の所有物としてメンバーが自由に出入りできる。

拘束台

四肢拘束台…X字、T字、Y字、人の字、大体の拘束が可能。
最もよく使われる拘束台で、くすぐり奴隷は例外なくこの拘束台でくすぐり地獄に会っていると見てよい。
股間の部分には無数の小さな穴が空いており、おしっこを漏らしてもそれほど被害が出ないため、お漏らしてもやめてもらえずに屈辱のくすぐり死刑を執行されるのだ。

完全拘束台…主に奴隷を精神的にも肉体的にも完全に支配したい場合に使用される。
手首や足首だけでなく、肘や膝、腰骨から手足の指まで、あらゆる関節を固定出来るように無数の金具が取り付けられている。(金具が邪魔になることもあるので、どれを使うかはサディストの自由)
膝で頭を固定すればもはやピクリとも体を動かせず、身をよじって刺激を逃がすことも気を紛らわすこともできずに死ぬほどくすぐられることになる。

パイプベッド…四肢拘束台と用途が被るが、台ではなくフカフカなベッドでくすぐられたい、拘束場所にリアリティーが欲しい場合に利用される。
また、他の拘束台に比べると拘束時の自由度は高めで、手足や腰、おっぱいなど、身体中をクネクネブルブル揺らしてのたうち回る無様な格好を優越感たっぷりに見下ろすことができる。

半球体拘束台…体を強制的にブリッジさせて、おなかや恥部などを強引に突き出させる形で自由を奪うことができる。
体をねじったり振り回す余地があまりないため暴れ狂う様を見ることは期待できないが、おなかやおへそが弱点である人間にこの拘束は相性抜群で、本当に苦しそうに笑う姿が印象的。

土下座拘束台 四つん這いの格好で固定されるため、土下座をしているかのような情けない姿を強制されてしまう。
そのために、ストーリープレイでは『ごめんなさい』を言わせるシチュエーションで頻繁に利用され、もしこの状態でくすぐり地獄を受けたならお尻をフリフリしながら惨めにごめんなさいと何度も言わされ、笑い狂う羽目になるのだ。

立ち拘束

ゴムIの字拘束…両手を天井に取り付けられたゴムで固定し吊し上げ、真下にあるゴムで両足を固定し、ピンとIの字に引っ張りあげる拘束方法。
また、両足を固定するゴムにはさらに10本のゴムがついており、足の指に引っかけることで足の裏を閉じれないようにできる。
これにより足の裏をくすぐられれば狂ったようにギシギシとゴムを鳴らしながらフリフリ腰を振り乱し、意志のあるサンドバッグのようにおっぱいを揺らして暴れ回ることになる。

T字立ち拘束…キリストのように十字架に磔にできる拘束。
くすぐり処刑と称して脇腹やおなか、脇の下などをくすぐられて左右に情けなく強制的に腰をクネクネよじらされて半狂乱になっているくすぐり奴隷をよく見かける。

その他

シャワー…愛好家たちはほぼ100%おしっこを等を漏らすまではくすぐり続けるので、すぐに洗えるようにシャワーやらが取り付けられている。

ボディーソープ…体を洗うためでもあるが、これを塗りたくられると感度が増すため、くすぐり拷問に用いることもしばしばある。

バスタブ…かなり広めのバスタブだが、特殊なのは拘束できるところ。
X字、I字、Y字、人の字に拘束することができ、バスタブの底と奴隷の体との間にはかなりの隙間があるため、空中に浮いたままの拘束になる。
水責めとくすぐり責めを平行することが出来るが、あまりに危険なため平行することはあまりない。

ローションやベビーパウダーなど、くすぐりに便利なモノは大体揃っている。

くすぐり愛好家たち

サディスト

京子
職業…皮膚科の医院長
特徴…お嬢様
弱点…お尻、脇の下
愛好会の発足者。高校時代からよく人をくすぐっていじめており、当時からかなりハードなくすぐりを好んでいたが、ブスを唆して麗をくすぐらせた時のくすぐりいじめが予想以上に残虐であったために少し反省した。(愛好会の鉄則はここから来ている)
それがきっかけでくすぐりフェチを集い、愛好会を発足した。
彼女はくすぐりに強いと公言しているものの、ヒカルと美里にだけ、自分の弱点を知られてしまっている。
実家がお金持ちのため働かなくても暮らしていけるが、趣味で皮膚科の医院長を勤める。

由美
職業…スポーツインストラクター
特徴…元ヤン、毒舌
弱点…脇腹
元ヤンの女性。
かなり言葉使いが荒く、ハード志向。
高校時代京子たちとつるんでくすぐりに弱い子を探してはいじめつくした。
脇の下をくすぐるのが大好き。
一方で脇腹こちょこちょにめっぽう弱い一面があり、一度くすぐられれば元ヤン時代の名残ある偉そうな態度を一気に崩壊させて泣きわめきながら懇願するため、奴隷役をやることもある。


職業…保母さん
特徴…普段は超優しい
弱点…なし
高校時代に京子と由美3人でつるんで、くすぐりに弱い子をよってたかってくすぐり回した悪女。
言葉責めが好きで、奴隷の耳元で、赤ちゃんをあやすように囁くのが得意技。
母性があり、くすぐりに関する異常性癖を除けば素敵な女性と言えるだろう。
くすぐりには強いため、弱い人を羨ましがっている。


職業…弁護士
特徴…キャリアウーマン、憧れのマドンナ
弱点…おへそ
京子たちと同じ高校で、彼女たちより一つ年上。
かなりのドSで、バスケ部の後輩を脅してくすぐり責めにすることもあったが、京子たちの策略でブスたちにくすぐり地獄に堕とされ、公開処刑された。
その経験から今でもたまにマゾい部分がでることがあり、京子や秋穂におへそをいじめてもらっている。
笑う際に鼻がふがふが鳴る恥ずかしいクセがあり、完璧な彼女が屈辱にまみれて豚のように泣き叫ぶ無様な格好は見物である。

秋穂
職業…美容師
特徴…ブス、そばかす
弱点…背中、お尻
最近は化粧や努力で少しだけ普通の顔になったが、昔はブスで、自分に様々な劣等感を抱えて嫉妬と京子たちの策略から麗をくすぐり公開処刑した。
その時の残虐性は他の追随を許さず、クラスメイト全員の前で尊厳や人権を完全無視して徹底的にいじめ抜いた。
今ではそのことで自分を激しく責め、罪滅ぼしに麗に同じように責めてもらうことで納得しようとした。
反省はしているもののその残虐性は衰えておらず、その性癖の捌け口はくすぐり奴隷とくすぐりフェチたちに向けられている。
自分自身が敏感なため、奴隷役もやる。

志保
職業…科学者
特徴…高飛車
弱点…首
真奈美のM性にいち早く気付き、香織と共にくすぐり地獄に突き落とした。
奴隷を性的に辱しめるのが好き。
頭がよく、よく人を小バカにしていて高飛車なところがある。
が、彼女はくすぐり耐性がほとんどなく、特に首に関しては目をそらしてしまうほどに弱い。

香織
職業…エステティシャン
特徴…毒舌、派手
弱点…なし
昔から口が悪くやんちゃなギャルとして生きていたが、志保に出会い少し真面目になった。
持ち前の口の悪さを活かした言葉責めは奴隷の心を粉々に砕く。
エステに来た客が敏感だと少しイタズラしてしまうのが悪いクセ。

美紀
職業…医者
特徴…エリート
弱点…なし
元は大学病院で腕利きの医者として働いていたが、地方の病院へ移動した。
普段は真面目に働いているが、特殊な患者が来れば、看護師の咲と患者が良くなるまでいじめる。
くすぐりには強い。


職業…看護師
特徴…根っからのサディスト
弱点…足の裏?
美紀と一緒に大学病院を抜け出し、現在は美紀の病院で看護師をしている。
かなりのサディスト、相手を屈服させ、ごめんなさいと言わせることに性的興奮を覚え、奴隷たちをくすぐり拷問する。
彼女は基本くすぐられるのが好きではないため奴隷側に回ることはないが、美紀の情報では唯一足の裏だけ異常な反応を示すらしい。

美里
職業…主婦
特徴…母性の塊
弱点…脇の下
京子の母親で、京子を目覚めさせるきっかけとなったくすぐりお仕置きを頻繁にメイドのヒカルと結託して行っていた。
夫の正夫と共に重度のくすぐりフェチで、お互いくすぐりにはめっぽう弱いので、よく二人でくすぐりプレイを楽しんでいる。

瑞季
職業…現役女子高生
特徴…無邪気
弱点…腰骨、足の裏
そのくすぐりテクは京子2世と呼ばれるほど、無邪気な残虐性を持ち、ニヤニヤしながら奴隷をくすぐり拷問する。
同じ学校の友達と、くすぐり同好会を発足し、みんなで仲良くこちょこちょ遊びをしている。

くすぐり奴隷

瑠璃
職業…OL
特徴…鼻の穴
弱点…脇の下
大介からの紹介で、京子たちにくすぐりリンチを受けてからくすぐりフェチ度が増した。
脇の下こちょこちょに極めて弱く、人差し指だけで笑い悶えるほど。
また、激しく笑う時鼻の穴が広がるクセがあり、そのブサイク顔が反響を呼んでいる。
特に由美のお気に入りの奴隷。

ヒカル
職業…メイド
特徴…意外とサディスト
弱点…足の裏
小さい頃から京子の家のメイドをやっている。
小柄な体に似つかわしくない豊満なおっぱい、くびれたウエストを持つ。
足の裏が大の苦手で、京子にはいつもくすぐられては泣かされている。
週に一回得意のフラダンスを教えるため、教室を開いている。

真奈美
職業…大学院生、たまにイラストレーター
特徴…コミュ障
弱点…脇腹
コミュ障、人と群れることはほとんどなかったが、最近はよく志保と香織と3人でよく遊んでいる。
2人とは脇腹をつつかれて目の前で鼻水を盛大に噴射してしまうと言う衝撃の出会いを果たした。
脇腹が異常に敏感で、いつもサディストたちに脇腹をいじめられて、おなかの底から笑い声を絞り出されて腰をフリフリさせられている。

柚子
職業…アイドル
特徴…絶世の美女
弱点…おなか
現役女子高生かつトップアイドル。その裏の顔は重度のくすぐりマニアで、いつもサディストたちにくすぐり拷問されてケタケタ笑かされている。
おなかをこちょこちょされると特別良い反応を示し、ケタケタ喉を鳴らしてブサイクに笑い狂う美しいアイドルはサディストの嗜虐心を存分に昂らせる。

男性愛好家

正夫
職業…会社社長
特徴…くすぐりテクは異常、おっさん
弱点…足の裏
最近とある会社の跡を継ぎ、社長に就任した。
かなりのくすぐりテクの持ち主で、その毒牙にかかった敏感な奴隷は例外なく涙を浮かべてゲラゲラ笑い狂わされる。
くすぐられるのも好きで、たまに美里に攻守逆転されて泣くまでくすぐられることもある。


職業…現役男子高校生
特徴…美男子、チビ
弱点…脇の下
他校の生徒、瑞季に惚れている可愛らしい男の子。
かなりのドMであり、将来の夢は瑞季にくすぐり殺されること。
身体中敏感ではあるが、脇の下が死ぬほど敏感で触れられただけで発狂せんとばかりに笑い悶える。
サディストたちに囲まれてのくすぐり拷問はまさに地獄絵図と言える。
実は同じ高校で不良の鼻毛太郎とは友達。

大介
職業…会社員、営業
特徴…イケメン
弱点…脇腹、お尻
瑠璃の幼なじみであり、割りとマゾ。
脇腹が苦手で、ここをくすぐられるとかなり苦しそうに悶えるのが印象的。
愛好会に入ってから気づいたことだが、お尻の穴が非常に敏感で、サディストな女性たちにほじられて恥ずかしい思いをしている。

秀樹
職業…会社員、営業
特徴…ヤンキー
弱点…脇の下、足の裏
由美の兄であり、ヒカルの彼女でもある。
由美には力で勝ててもくすぐりテクに勝つことはできず、ケンカをすれば妹に泣くまでくすぐられる羽目になる。
本人はマゾの自覚はないが、くすぐりの刑にされると必ず勃起してしまう。

祐吾
職業…芸能マネージャー
特徴…紳士
弱点…おなか
柚子の担当マネージャー。柚子の笑顔を輝かせるために週に何度か笑顔訓練をしている。
偶然にも柚子と同じ場所が弱点であり、割れた腹筋をグリグリされた日には発狂死するのではないかというほど。

くすぐり同好会

愛好会ほどハードな責めを望まない、くすぐり好きな女の子たちの集団。
瑞季の通う高校の生徒のみで構成されている。
元々瑞季がくすぐりに弱い子を見つけては狙い打ちでしつこくくすぐり続けていたらクセになってしまった、瑞季を含めた6人で構成されている。
愛好家との繋がりは強く、個人的な理由で会いにいっている人間も多い。

瑞季
特徴…生徒会長、ドS
弱点…腰骨、足の裏
愛好会のメンバーであり、同好会を発足したサディストな女の子。
くすぐりに弱い子を探してはくすぐることに明け暮れていたが、彼女たちがくすぐりにハマっていくのを見て、愛好会を進めた。
が、あまりの残酷なくすぐり拷問に全員に断られてしまったので、生徒会長の力で部活動として音楽室を借りて、くすぐり同好会として活動している。
名目は、合唱部。

加奈子
特徴…生意気ヤンキー娘
弱点…あばら、肋骨、おへそ
瑞季に誘われて同好会に入った。
その生意気な態度と、くすぐられたあとの順従な姿勢とのギャップが加虐心を煽る。
1度だけ愛好会の人間に「耐えられるに決まってる」と挑発したところ、泣いてもやめてもらえず、おしっこを漏らすと言う屈辱を与えられてもくすぐられ続け、気絶してしまった。
なお最近、恵におへそを開発されてしまった模様。


特徴…内気、幼い容姿
弱点…脇の下、おへそ、首、足の裏
瑞季にねちっこくくすぐられてくうちに、くすぐりに来るのを楽しみに待つようになった。首や脇の下をくすぐられると顔をくしゃくしゃにして笑い悶えてしまうが、おへそはさらに敏感で、しかも『でべそ』。
おへそは内気な彼女の絶対に触れられたくないコンプレックスでもある。
そして最もへそ責めを得意としており、加奈子や富士川の敏感なおへそが大好き。

紅葉
特徴…ムードメーカー、関西弁
弱点…足の裏、お尻、脇腹、背中
唯一の年下で、関西弁でしゃべる。
よくメンバーを小バカにしたりイタズラしたりするが、くすぐられると素直になる。
あまりくすぐられないが、お尻が特に敏感で、モミモミされたり、お尻の穴をほじくられようものなら泣きながら狂ったように懇願するようになるのだ。

美月
特徴…お嬢様気質、ドM
弱点…足の裏、首、足の付け根、脇腹
実家がお金持ちのお嬢様。以前は取っ付きにくかったものの、瑞季のくすぐり調教で若干丸くなった。
首などはかなりけたたましく笑うが、特に足の裏、脇腹が弱く、そこをくすぐられるとお嬢様とは思えないような頭や腰の振り乱し方で期待以上の反応を見せてくれる。
自尊心を拗らせ、目立ちたがり。
そしてドM。

富士川 希美
特徴…身長184センチ、手が大きい
弱点…足の裏、脇腹、おなか、おへそ、脇の下、首
大きな手、細長い指先から繰り出されるくすぐりテクは桁外れで、感度も敏感、その大きな体をブンブン振り回してくすぐっているものの征服感を大いに満たしてくれる。
普段は部活で忙しく、あまり同好会には参加しない。
類い稀な身体能力の高さから、陸上競技でいくつもの結果を残している。
また、その県の何人もの不良を束ねる極悪非道なヤンキーで有名な『鼻毛 太郎』を一撃でぶっ飛ばした過去を持ち、同好会の存続は彼女の力も影響している。

その他

鼻毛 太郎
特徴…ヤンキーの頭
弱点…脇の下、脇腹、おなか、足の裏
小学生の頃、名字のせいでいじめられていたが、いじめっこをボコボコにして回るようになり、極悪非道のヤンキーとして有名になるといじめっこたちは彼に何も言えなくなった。
向かうところ負けなしだったが、富士川に一撃でぶっとばされたことを気にしており、頻繁に決闘をけしかけることもある。
優と同じ高校。あまり学校で接点はないが実は仲良し。

翼くん
舞が勤める幼稚園の悪ガキ。
よく舞からのお仕置きにこちょこちょの刑を受けているが、その場で反省してもまた何度も悪さを繰り返している。

萌ちゃん
舞が勤める幼稚園のやんちゃ娘。
度々舞からのコチョコチョの刑を受けては泣かされている。
翼くん同様反省の色は見せず、周りをよく困らせている。

テーマ : フェチ
ジャンル : アダルト

目次

はじめに
登場人物の紹介や設定など
必読!(嘘)

くすぐり同好会
ゲーム感覚でのくすぐりや、少しハードなこちょこちょ罰ゲーム中心。ハードくすぐり拷問体験も
f/f
くすぐり同好会のくすぐり遊び
くすぐりエステサロンのくすぐり脱毛
くすぐり皮膚科クリニック
くすぐり美容院
くすぐり罰ゲーム 屈辱のお尻くすぐり地獄
期末テスト 縛られて屈辱のくすぐり責め
海水浴場でこちょこちょ遊び 足の裏くすぐり責め
くすぐり旅館 友達同士のくすぐり拷問ごっこ
かくれんぼ 閉じ込められてくすぐり責め
くすぐりスポーツクラブ 愛好家たちのくすぐり遊び
くすぐり手術 怪我したらくすぐり療法
f/m
決闘 暗闇のくすぐり処刑

くすぐり愛好会
人権や尊厳を剥奪するほど徹底したこちょこちょ地獄中心
f/f
合宿中、いじめっこに死ぬほどいじめられる くすぐりリンチ
くすぐり天国 くすぐりフェチの集い
先輩の後輩メイドくすぐり調教 くすぐり人間サンドバッグ
人生最大の屈辱 ブスの嫉妬による美へそと肛門くすぐり公開処刑
芋虫くすぐり調教
くすぐり人体実験 治験アルバイトで死ぬまでこちょこちょ
お嬢様の秘密のくすぐり体験
誘拐くすぐり殺人事件 美人アイドルの最後のくすぐり責め
みんなでやろう『こちょこちょの刑』
m/f
些細なケンカ 幼なじみからの泣くまでくすぐり受難
違法賭博施設の理不尽なくすぐり清算 借金地獄をくすぐり地獄へ
魔女狩り 男たちのくすぐり凌辱刑
恥辱の悪魔祓い くすぐり宗教
アイドルくすぐり笑顔訓練
くすぐりSMプレイ 生意気な彼女をくすぐり調教
f/m
幼馴染との秘密 くすぐり地獄による死刑
復讐のくすぐり責め くすぐりフェチな元カノたち
ケタケタ 恐怖のくすぐりの刑
見つかった裸の男 屈辱のくすぐりの刑
くすぐり死刑制度試験的導入
宗教勧誘とくすぐり洗礼 こちょばしの刑
屈辱のくすぐり死刑
m/m
BL系 高校のヤンキーにいじめられる味方のいない学校生活
BL系 少年が監禁されて男にくすぐられる 反撃とくすぐり処刑

くすぐりフェチの妄想
くすぐり好きの妄想、細かい設定はなしで、ハードだったりソフトだったり
f/f
くすぐり好きになったきっかけ
m/f
メイド喫茶のくすぐり『スマイル』
かごの鳥
生意気な風俗嬢をくすぐり責め
f/m
男子高校生の妄想 死ぬほど恥ずかしいくすぐりいじめ
保健室でくすぐり検査
女マネージャーのくすぐったいマッサージ
m/m
BL系 くすぐり魔の男

テーマ : フェチ
ジャンル : アダルト

口裂け女

「私って、キレイ?」
私はひたすら、走った。
死に物狂いで家まで逃げた。
怪談は、フィクションだから良いのであって、実際自分の身に起こってほしいなんて思ったことはない。
何かの間違いであってほしかった。


「私って、キレイ?」


ひたすら謎の女から逃げ続け、家に入り、玄関の鍵を締めた。
自分の部屋に入り、ドアの鍵を締め、私は戦慄した。


「私って、キレイ?」


気づけばソレは、私の背後に居た。
私の家なのに……私の部屋なのに……回りこまれた。
もう逃げられない。
これはどう考えても口裂け女じゃないか。
あり得ない……他人事のように、いつもネットで見ては、怖い怖いと思っていた。
実際起こったら、どうすれば良いの?
あまりの恐怖に、声が出ない。
何も答えられなかった。


「……ぁっ……ぇ……」
「ねぇ、私って、キレイ?」
「……き……きれい……です……」
「……じゃあ、これでも?」


必死で絞り出した私の答えは数秒後の私の悲鳴でかき消される。


ーーさようなら、お父さんお母さん……先立つ不幸をお許しください。


「ぷぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! んぎぃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!」


カッコ良く死に際のセリフを心の中で残した私に待っていたのは……くすぐり地獄だった。


「ねぇ、私って、キレイ?」
「が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎれぃでずぅ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ぎれいだがらぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「私って、カワイイ?」
「がわいいぃいいい~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、わげわがんらいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!」


バンザイした両腕の上に馬乗りになり、ピンと伸ばした状態で固定された。
彼女は、驚くほど妖艶で、美しい女性だった。
ーー口が裂けていることを除けば。
何故か、口裂け女は「私って、キレイ?」と問いかけながら、コチョコチョと脇の下をくすぐった。


「ねぇ、弱いのは脇?」
「ワギノジダァ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~ッ、わぎはよわいでずぅ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」
「脇腹はどう? 弱い?」
「ぞごぼだべぇ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎゃーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!」


こちょこちょに弱い自分を恨んだ。
昔から、なんで自分だけこんなにコチョコチョに弱いのかわからなかった。
彼女の細長い指先から、圧倒的なくすぐったさが送り込まれ、身体中を駆け巡る。
全身を彼女の『くすぐり』が支配し、最早笑うしかないと言うほど、気が狂ったように笑い続けた。


「脇の下と、脇腹が特に弱い?」
「よわいがら~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! よわいがらやべでぐだざい~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」
「そっか、脇の下と脇腹のコチョコチョに弱いんだね」


彼女は一旦手を止めると、悪魔のような笑みを浮かべた。
『4本に増えた』彼女の腕が……手が……指先が……私の敏感な脇の下、脇腹に近づいてくる。


「ひぃ~っ……もう、ぼうやべで……」
「フフフ……楽しみ……ほぉら……コチョコチョしちゃうよ? ……とっても、くすぐったいよ?」
「ひぃっ、ひいぃぃ~っ!」


私は必死で抵抗した。
バンザイした両腕はピクリとも動かすことが出来ない。
動かせる顔や腰を一生懸命フリフリと振り回し、足をばたつかせ、如何に私がコチョコチョが嫌なのかを表現した。


「フフフ、こちょこちょしたら、もっとキレイに踊ってくれる?」
「いやぁああああ! ぼうゆるじでぇ~!」


私は泣きわめきながら、コチョコチョはやめてくださいと懇願した。
ワキワキと、指先を厭らしくくねらせ、触れるか触れないか、と言うところで止めている。


「泣かないで……笑わなきゃ、キレイになれないよ……」
「ひ~っひっひっひっひっひ! ひぃ~!」


触れてもいないのに、笑いが込み上げる。
彼女の指先は一頻り私が嫌がるのを楽しむと、クニャリと皮膚に触れた。


「っかぁあ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか~! いやぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」
「クスクス……本当に、弱いのね」


彼女の残酷な指先が、私の本当にコチョコチョに弱い体に触れ、踊り狂う。
私は期待に応えるように、半狂乱になりながら顔や腰をフリフリと振り乱し、笑い狂った。


「クスクス……ほら、笑って? じゃないと私みたいにキレイになれないよ?」
「が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~、うがあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」


どうして?
なんでこんなことになったちゃったの?
このままじゃ本当に死んじゃう……


「だれがだじげでぇ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ、だれがぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「フフフ、貴女のこと、気に入ったわ……だって、こんなにコチョコチョに弱いんですもの」


彼女は手を止め、立ち上がった。
よかった……解放される。


ーー貴女を、私の家族にしてあげる。


彼女はバクリと口を大きく開けた……いや……開きすぎだ。
私の前に、闇が広がった。
彼女は私を食べる気なんだと思った。


「ひぃ……いや……いやぁあああああ!」


私は持てる力を最大限使い、逃げようとした。
彼女は、追ってくる。
人を何人も飲み込める程大きく口を開け、迫ってくる。


「大丈夫、怖がらないで……もう二度と、お父さんにもお母さんにも、友達にも会えないけど……私がいっぱい、笑顔にしてあげるから……」
「だれがだずげでぇ~! おがあざぁああああん! いやぁあぁあぁあー!」


ーー私は闇に飲み込まれた。
二度と家族にも友達にも会うことが出来ない、とこしえの闇。
待っていたのは、果てしないくすぐり地獄だった。


「うがあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! か~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、ひぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ」
「クスクス……コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~……こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょー!」


私はすっぽんぽんにひん剥かれ、謎の力で大の字に体を拘束されていた。
体は指先から足の先まで、一切動かすことが出来ず、私に許されたのは、気違いの様にバカ笑いする事だけだった。


「フフフ、まだまだ、コチョコチョ地獄は終わらないよ?」
「んがあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、がーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」


ーーもうどれ程時が経ったのかわからない。
闇の中には、口裂け女と、私。
『8本に増えた』彼女の腕が……指先が、私の剥き出しになった敏感な脇の下、脇腹、お腹、足の裏、首……余すことなくくすぐり尽くす。


「ぼうごろじでぇ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっ、ごろぜ~ぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「殺さないよ? そんな残酷なことしないから……これからも、永遠に、笑ってもらうから……ずぅっと、私がコチョコチョくすぐってあげるから……私って、優しい?」
「うぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ごろじでぐだざぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ごろじでぐらざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」


私は気づけばずっと、殺してくれと懇願していた。
でも、ここで私が許されたのは、笑うことだけ。
ただただ、彼女のコチョコチョに笑い狂い、彼女の嗜虐心を満たし続けた。


「大丈夫、貴女、今はブスだけど、そのうちキレイになれるから、私と一緒になれるから」
「ぶわあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ! か~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか~!」
「クスクス……コチョコチョに弱い人って、面白~い」


私は白目を剥き、鼻の穴を限界まで広げ、口を裂けるほど大きく開けながら止めどなく笑い続けた。
何故指先までピクリとも動かせないのに、顔の変化は残しているのか……悪意しか感じない。


「とってもブサイクね……今は直視出来ないけど、大丈夫……私みたいになれるまで、こちょこちょくすぐってあげる」
「がああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ガーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハー!」
「そのオッサンみたいなゲ~ラゲラ下品に笑う笑い方も気にしなくていいから……私みたいに、キレイに笑えるようになるから」


嫌だ……もう笑いたくない……こんな化け物なんかになりたくない……


「私みたいになりたくないなら、笑わなきゃいいと思うよ」
「ぶわあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「ほぉら、頑張って、頑張って~」
「ぎゃあーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ギャーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~ッ」
「我慢する気ない? やっぱり、我慢できないくらい、くすぐったい?」


どれだけ必死で我慢しても、ダメだった。
少しも……ホンの少しも我慢できない。
どうしてこんなにくすぐったいの?
ただ、ひたすら笑い続けた。
彼女は飽きることもなく、永遠にコチョコチョとくすぐり続けた。
このくすぐり地獄は終わらないのかもしれない。
それとも、私も口が裂け、化け物になってしまうのだろうか……そんな風に思いながら、考えるのをやめた。
笑い袋と化した私は、終わることのないコチョコチョに、永遠にゲラゲラ笑い続ける。


「ねぇ、くすぐったい? くすぐったい?」
「かぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、ぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」
「顔、真っ赤っかだよ? そんなに苦しい? ねぇ、くすぐったい?」
「だぁあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎゃあーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」


顔は見るも無惨になっていた。
どうして?
こんなに苦しいのに、もう笑いたくないのに。
不自然なほど口角を吊り上げ、口角が千切れそうなほど、無様に笑い狂った。
血液で破裂しそうな程真っ赤に染まり、白目を剥いた目から涙が零れている。
それをそっと舌ですくい、悪魔のような無邪気な笑みでコチョコチョと、永遠にくすぐり続けた。


「クスクス……コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ……こちょこちょ……こちょこちょこちょ……こ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ……」
「お母ざんだずげでぇ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、だずげでおがあざあああああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは……」


やがて私は、笑いすぎて口が裂け……怪物へと生まれ変わったのだ。

テーマ : フェチ
ジャンル : アダルト

切欠

「龍之介君、次の土日空いてる?」

 私が彼と関係を持ち始めたのは、些細なことが切欠だった。
ある日私は彼のスマートフォンを拾った。
誰のものか分からず、所有者を調べるつもりでスマホを見てしまった私は、目のやり場に困った。
彼が見ていたのは『くすぐり小説』と言うらしく、男の子が女の子にすっぽんぽんにされ、徹底的に脇の下をコチョコチョくすぐられ、最終的にはくすぐり殺されてしまうと言う内容で……はじめて見た私には、理解しがたいものだった。
電話帳のプロフィール画面から所有者を特定し、それが同じクラスの上北龍之介君のものだと分かったときの衝撃は、今でも忘れられない。
彼は、学校でも1、2を争う人気の美男子で、いつも皆に爽やかな笑顔を振り撒き、皆に愛されている。
まさか、枯れにそんなハードコアな性癖があるなんて思いもしなかった。

「あ、スマホ拾ってくれたんだ。ありがとう!」
「……龍之介君ってさ、凄い性癖なんだね」

 爽やかな笑顔が、一瞬で凍りついた。
彼は思いもしなかったのだ、スマホの画面ロックをかけ忘れていたことも、落とす直前に、くすぐり小説に目を通し、あろうことかそのままスリープ状態になっていたことも。

「……大丈夫、誰にも言わないから」

 自虐をしたいわけではないが、私は決して美人ではない……むしろ、ブスだと思う。
今まで教室の隅っこで目立たないように生きてきた、容姿は下の中程度の地味な女である。
だから、切欠はともあれ、彼のような美男子と関われることが、嬉しかった。

「……た、頼むよ……誰にも……言わないでくれ……」
「クスクス……恥ずかしいね、コチョコチョが好きなんて」
「ぐっ……それは……っ」
「ねぇ、好きなんでしょ? コチョコチョされるの」

 彼は酷く顔を赤面させ、涙目になりながら俯いてしまった。
そんな彼が気の毒で、いとおしく思えた私は、つい言ってしまったのだ。

「……コチョコチョしてあげよっか?」

 この日から、彼と私の関係は始まった。
表向きは、いつも通り。
キラキラと教室で輝く彼に、私はこっそりと耳打ちをする。

「放課後、屋上で待ってる」

 屋上に続く扉を開けると、綺麗な夕陽が辺りを照らした。
彼と屋上の階段室の上に昇るための梯子を登り、私はいつものように命令する。

「じゃあ、服脱いでもらおっか」
「えっ……こ、ここで……?」
「いいから、私が脱ぐって言ったら脱ぐの!」
「っ……わ、わかったよ……」

 上下関係をはっきりさせるため、私が彼をくすぐるときは、必ずすっぽんぽんになってもらいます。
女の子の私に命令されて、男の子がすっぽんぽんにひん剥かれるのって、屈辱的だと思いませんか?

「今日も、いつもと同じルールね、もしコチョコチョなんかに屈して笑ったりしたら、お仕置きだから」

 両手を高くバンザイさせて寝転った彼の腕の上に、私が全体重を掛けて乗っかる。
こうすれば、彼の最大の弱点である脇の下を守ることは、絶対にできないからだ。

「くすくす、今日は耐えられるかなぁ? 耐えられるといいね」
「ひっ……ひっひっひ……ぐぅぅ……」

 私が指をワキワキくねらせて、ニッコリと笑いながら語りかけると、彼はバキバキに勃起してしまった大事な部分を隠すように、足を組んだ。
こんな変態さんでも、勃起したおちんちんをみられるのは、恥ずかしいんですね。
顔は恐怖にひきつり、震えているのに、おちんちんは思いっきり反応してしまっているのが滑稽で、いつも笑いそうになる。

ーーワイワイ、ガヤガヤ……

 靴音と共に、甲高い話し声が聞こえてくる。
クラスの女子達が、屋上に上がって来たのだ。

「あーねーっ、それわかるーっ! ……あれー? 上北君は?」

 女の子達は龍之介君を探している。
そしてーー

「クスクス……コショコショ……こぉ~ちょこちょことょこちょこちょこちょ……こ~ちょこ~ちょこ~ちょこ~ちょ~っ」
「っっっっっっんぐぅ~っ! むぐぅ~っくっくっくっくっくっくっくっくっく!」

 私はただ、優しく人差し指で彼の脇の下を、コチョコチョしてあげた。
 彼はと言えば、隠していたおちんちんを思いっきり突き上げ、ブリッジのような状態で、私のコチョコチョに必死に耐えている。

「んがぁ~っ! っっっくぅ~っ、んぐぅ~っ!」
「ほぉ~らほぉら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ、こしょこしょこしょ……こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょ~っ」

 私が彼にだけ聞こえるように耳元で、優しく、こそこそ話のように、こちょこちょと囁いてあげると、顔を必死でブンブン振り回しながら、笑いを堪えていた。

「んぐぅ~っ! ふぐぅぅぅぅぅぅ!」

 彼は足をバタつかせたり、おちんちんを突き上げてブリッジしたと思えば、クネクネと腰をくねらせてくすぐったさを何とか誤魔化そうとしている。
男の子なのに、なんてみっともない姿をしてるんだろう、と、彼をコチョコチョするといつも思ってしまいます。

「んーっ? 何か変な音聞こえない?」

 ……屋上が一瞬静まり返る。
私は正直別にどちらでもいいが、彼にとっては人生の終わりみたいなものだし、気づかれちゃ面白くないし……この関係が終わってしまうのも、少し残念。
私は、彼の脇の下に人差し指を置くと、ゆっくり、ゆっくりと円を描いていく。
彼は、下唇を噛みしめ、涙目になりながら決して音を出すまいと震えながら頑張っている。

「何も聞こえないね」
「帰っちゃったのかなー? 上北君」
「えー、ウチら呼び出しといて?」
「じゃあ今度あったら死刑ww」
「あー、それいいねww」

 彼女達は引き返していく。
階段を下りていく靴音と、遠ざかる声を聞きながら、彼は少し、安堵の表情を浮かべた。

「フフ……こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「っっっんぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ギャア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~!」

 これで終わるはずもありません。
私が彼の脇の下を全ての指先でコチョコチョくすぐると、彼はいつも狂ったように笑いこけてしまいます。
去りかけていた彼女達の気配が、戻ってきてしまいます。

「あれ~っ? 何今の笑い声」
「やっぱいるんでしょ? 上北君」
「……あー悪い悪い、イタズラが上手くいって、つい笑っちゃったよ。今行くわ」
「あー、そこいたんだ。最近そういうイタズラ多いよね~っ」

 乱れた制服姿で、彼は彼女達の下へふらつきながら降りていった。
ゲームは私の勝ち。
そして、彼にとってお楽しみの、罰ゲームが行われるのです。

ーー明日から、罰ゲーム旅行に行きます。

 彼にラインを送った。
明日の土日は、罰ゲーム旅行。
私達は互いに、友達と旅行に行くと両親に告げ、内緒でいつもの場所へ会う約束を取り付けた。
そこは林間学校で使うような、あまり新しくはない別荘だが、私達がこれから罰ゲームを行うにはおあつらえ向きなのだ。

「いやー、相変わらずお化けでそう」
「勘弁してくれよ、お化けあんま好きじゃないんだから」

 罰ゲームを行う前は、いつものように他愛のない話をする。
私達の関係は友達以上、恋人未満……なのだろうか。
それが行為を始めると、あっという間に立場はハッキリ上下してしまうのだから、くすぐりって凄いと思う。
皆が彼の恥ずかしい性癖を知ったら、どう思うだろう。
やっぱり、いくら彼のように人望があって、スポーツ万能、容姿端麗であっても、嫌われちゃうのかな。
別に私は彼の不幸を望んでるわけではない。
彼の生活を壊すようなことは、これからもしないつもりだ。
私みたいに、なんの取り柄もない醜い女が、彼みたいな人と関係を続けられるなら、どんな切欠でもいい。

「じゃあ、いつも通りにね」
「……は、はい……」

 彼は、服を脱ぎ始め、すっぽんぽんになった。
そして、床に膝をつき、土下座をしながら、私に言った。

「本日も……こ、この醜い豚を……しっ、死ぬほど……こ……コチョコチョして……ください……っ」
「……ぷっ……クスクス、そ、そこまで言うなら……いいよ……フフフッ」

 罰ゲームの始まりは、毎回すっぽんぽんにひん剥いて土下座させ、恥ずかしいことを言わせてから始める。
こんなこと良く出来るなぁといつも感心し、笑ってしまう。

「じゃあ、ベッドに大の字に寝転がって」

 彼を、風情のあるベッドに大の字に縛りつけた。
これで、何があっても彼は抵抗できない。
私は不安と期待の入り交じった表情の彼に、語りかけた。

「じゃあ、罰ゲーム始めるよ」
「……はい……」
「クスクス……気が狂うまで、コチョコチョしてあげる」

 1日目、この日は、何も考えず、ひたすら彼の最大の弱点である脇の下をこちょこちょとくすぐり続けた。
楽しい時間はあっという間で、何時間経ったかわからない程にくすぐり続けた。

「クスクス、最初の元気はどこにいったの?ww ほぉら、こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「ひぎゃあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 最初の内は元気良く体をくねらせ暴れまわっていても、こう何時間もくすぐられ続けていると、私の体重を掛ければ殆ど動かせない。
私は彼の体に寝そべるように乗っかり、不細工な顔を覗き込みながら、意地悪にくすぐり続けた。

「ほぉ~らほぉ~ら、こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ~っ、どう? くすぐったい?」
「があああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、あがああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!」

 答えは聞くまでもなかったようで、大きく口を開け、鼻もヒクヒク膨らみ、鼻水が垂れている。
まるで、笑うこと以外忘れてしまったように、白目を剥いてバカ笑いしている彼の余りの滑稽ぶりに、私の中で育つ嗜虐心が、喜びに溢れる。

「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ、コ~チョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ」
「だれがだじげでぇ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~! だれがぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「誰も助けになんか来ないよぉ~だっ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」

 彼は泣き喚きながら、届くはずもない助けを、誰彼構わず求めている。
本当に自分ではどうしようもない程くすぐったくて苦しくて堪らないのだろう。

「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ、フフフ、龍之介君顔ヤバいってww」
「くかぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、うがああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」

 彼は唯一動かせるブサイクな顔をブンブン振り回しながら、悲痛な笑い声をあげている。
人ってこんなにブサイクな顔ができるんだと感心した。
私はゼロ距離で、そんなブサイクな彼の顔を絶対に見逃すまいと、覗き込む。

「アハハ、まだまだ、終わらないよぉ? こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~」
「ぐあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、か~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか~っ」

 私にとってはあっという間に時間が過ぎていく。
今日1日は、水分補給以外はずっと、くすぐりの刑。
私のくすぐりの恐怖を、骨の髄まで染み込ませてあげたい。

「クスクス……苦しい? でもやめたげないよぉ~ww ほぉらほら、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ」
「ふがあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やべでぐだざいぃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やべでぇっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 罰ゲームなんだから、どれだけ惨めに思えても、どれだけ苦しみの底にいたとしても、絶対にやめない。
今日は、くすぐりがトラウマになる程くすぐって、くすぐって、笑かし続けようと決めているから。

「お~、顔真っ赤だね、そろそろ死んじゃうかな? こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「か~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、あがあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!」

 くすぐり殺してしまってはいけないので、限界かな? と、死の一歩手前までくすぐったと感じたら、一回呼吸を整えつつ、無理やり水分補給をさせる。
彼は、贅沢にも名一杯酸素を欲し、深呼吸をする。

「クスッ……こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「っっっあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぼうがんべんじでぇ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「コチョコチョ再開~っww こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」

 彼が深呼吸をして、深く息を吐き出したところで、不意にコチョコチョを再開してあげると、それはもう、飛びきりの笑顔で喜んでくれるので、私も嬉しくなっちゃいます(笑)

「フフ……限界かな? はい、深呼吸~」

 やはり1日中くすぐり続けていると、何度も死ぬ寸前まで追い込んでしまう。
出来る限りギリギリまで、追い込んで、死ぬ寸前で一呼吸つかせ、再びくすぐり地獄を再開する。
永遠に、この繰り返し。

「はいコチョコチョ再開ww コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ」
「だああああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぼうじぬぅ~、じんじゃうっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」
「大丈夫大丈夫、死なない死なないww コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~」

 終盤に差し掛かり、白目を剥いて涙を流す彼は、大きく広げた鼻の穴から鼻水を垂れ流し、裂けるほど開いた口からカラカラになるまで笑い声を絞り出され、リンゴの様に真っ赤っかになってしまった顔を、力なくイヤイヤと振り、私に訴えかける。

ーーもう本当にやめてくれ。

 私は彼が、本当に限界なんだと悟り、自然と口角が吊り上がり、ほくそえんだ。

「そろそろ、本当にやめてあげようかな~っ」
「……が……かはっ……ひゅー……ひゅ……」
「クスクス……コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ」
「ギャ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~! あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」
「やっぱり、やめてあげないよぉ~だ、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~、こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」

 心の底から絶望を味わって、悶え苦しんで欲しかったので、本当にやめると見せかけて、こちょこちょ。
彼はこの後、死んだように眠ってしまった。
1日目は、トラウマ必至の永遠くすぐり地獄。
2日目はどうしようか。
そんなことを考えながら、私も眠りについた。

「ほら、もっと頑張ってよ」
「うぐっ……は、はいぃ……」

 2日目、四つん這いになった彼を椅子にして食事をした。
食事も、まるで犬になったように床に置かれた皿に乗った食べ物を、箸も使わずに食べさせる。
本当に、ペットを躾ているかのようだ。
その他にも、普段絶対にしないだろうことをさせ、彼が平気でやってのけた所を見ると、余程昨日のコチョコチョ地獄が堪えたのだろう。
私は怯える彼を、木で出来た柱に両手両足を束ねて括りつけ、棒の字の状態で固定した。

「今日も、死ぬほどくすぐってあげるね」
「うっ……そ、そのぉ……」
「ん? くすぐられるのは嫌?」

 よっぽど昨日のくすぐり地獄がキツかったようで、顔には若干の冷や汗と、怯えが見てとれた。
それなのに、やっぱり彼のシンボルは高々と天に向けボッキしてしまっているのだから、笑っちゃう。

ーー今日は徹底的に、辱しめてやる。

「くすぐられたくないんだったら、アレやってよ、おちんちんダンス」
「ひっ……そ、それは……それだけは勘弁してくれ……」
「クスクス……コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ」
「ぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やべろぉぉっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」

 おちんちんダンスとは、彼のシンボルであるおちんちんを名一杯振り回し、踊らせる蠱惑的ダンス。
1人じゃ踊れないようなので、コチョコチョでお手伝いしてあげます。
私が彼の前に立ち、脇の下をコチョコチョしてあげると、彼はくすぐりから逃れようと必死で腰を左右にフリフリと振り回し、ついでにおちんちんもみっともなくフリフリと左右に……と、見てるこっちが恥ずかしい(笑)

「フフフ、できるじゃんww ほら、まだまだ元気よくできるでしょ? こ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「だあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やべでぐれぇ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 やはりこれが一番男の子の彼にとってはキツいのだろう、羞恥で顔を真っ赤にして笑い狂う彼は、まだくすぐって間もないのに涙を溢している。

「あれ~っ? 泣いてるの? ひょっとして、本当に堪えてる?ww」
「いやだぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、これだげはやべでぇ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「じゃあ、昨日みたいにくすぐり地獄しちゃおっか?」
「ひぃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぞれもいゃだあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」

 昨日のくすぐり地獄と聞いた途端、彼は首を左右に全力で降った。
やはり、昨日のはキツかったんだ(笑)
でも、降って欲しいのは首じゃあない。

「昨日みたいに永遠くすぐり地獄されたくなかったら、おちんちんダンスもっと見せてよ」
「ぐがあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ギャーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~!」

 彼は、一生懸命におちんちんを左右にフリフリと振り回した。
見ると、血管は浮き、少し赤らんだおちんちんの先は少し濡れている。
これだけみっともない目に遭っておきながら、痛いほど勃起していて……そりゃもう、流石の私も直視するのを躊躇うほどだ。

「ねぇ、どんだけ勃起してんのよww」
「があっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ゆるじでぐれぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「許してほしかったら、勃起させないでよ」
「ぶりぃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぞんなのむりっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」

 無理だってわかってるけど、考えてみると可笑しな話だ。
これだけ苦しめられて、恥ずかしい目に遭わされて、それでも勃起しちゃうなんて、男の子って不思議。

「やめて欲しいんでしょ? 何で勃起しちゃうの?」
「ぐひゃあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、わがんないぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「わからない訳ないじゃん。ハッキリいいなよww」

 それは、彼が筋金入りのくすぐりフェチだから。
でも、彼が言うには、それを認めさせられるのは恥ずかしいんだとか。
自分はマトモじゃない、それを認めたくないのだそうだ。

「ハッキリ言いなよ、何で起っちゃうの?」
「が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぞれはぁあぁ、ずぎだがらぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」
「何が?」
「ぐずぐりぃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぐすぐられるのがぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、すぎだがらでずぅっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」
「クスクス……チョー変態だねww 生きてて恥ずかしくない?」
「はずがじぃでずぅっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ギャア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~ッ!」

 最早くすぐりさえすれば、彼は何でも言うことを聞くのでは?
どうしてこんなにコチョコチョに弱いのに、くすぐられるのが好きなんだろう。
頭おかしいんじゃない?

「頭おかしいんじゃない?」
「おがじいでずぅッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ! かあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」
「ハハハ、おかしいのはわかったから、さっさとおちんちん元に戻してよww」

 思わず内心が口に出てしまった。
彼のおちんちんダンスは、どこか蠱惑的に人を魅了する力でもあるのか、この無様な踊りを私はずっと眺め、脇の下を徹底的にこちょこちょし続けた。

「じゃあさ、私の言うとおりに、おちんちんダンスしたら、休憩ね」
「わがりばじだぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、わがっだがらやべでぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」
「まずは、左右に大きくフリフリしてみてww」
「はぃぃいぃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはが~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 彼は私の言うとおり、左右にフリフリと、ギンギンに勃起したおちんちんを振り回す。
ここまでは、今までもやってきたことだ。

「じゃあ次は、上下に振り回してww」
「ぐあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、じょうげぇ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 彼は一生懸命おちんちんを振り回してみるも、天高く勃起したおちんちんが、下へ行くはずがない。
彼は、ヘコヘコ腰を前後に情けなく動かしながら、笑い狂う。

「ちょっと! あんたの汚いおちんちんが私に当たるじゃん!」
「うがあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、むりぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」
「ほら、早く上下に動かす!」
「ぶりだっでぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぼうぶりでずぅっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」

 彼は死に物狂いで腰を前後左右に振り回すが、勃起したおちんちんが下を向くことはなかった。
あれだけ嫌がってたおちんちんダンスも、コチョコチョしただけなのに我を忘れたように必死になってる。

「役立たずだね~っ。このおちんちんさ、何センチくらいあるの?」
「ぐきゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いえないっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「言わないと、こうだぞ~っ、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ」
「が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、10センチでずぅっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「あんまり大きくないね。ホント、役立たずなんだね、龍之介君のって……この、役立たずチンポ!」
「ぐぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぃだいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いだいぃいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!」

 私は彼のおちんちんの皮をグイッと引っ張ってみた。
彼にとっては本当に屈辱だったようで、クネクネと体を淫らに踊らせ、首を左右に振り、惨めに笑い泣き叫んだ。
あまりにも可哀想だったので、ホンの少し、手を休める。

「ふぅ。龍之介君があんまりみっともないから、夢中になっちゃった。」
「がはっ……はー、はぁーっ……ぁ……ちょ……」
「……ん、どうしたの?」

 彼はモジモジと物言いたげに、うつ向いている。
これはまさか……

「ひょっとして、おしっこ?」
「……ぅぅ……い、いや……うん……」

 昨日トイレも行かず一日中くすぐり地獄に遭っていたことを考えると、むしろよく持ったほうだ。
私はまた、悪いことを思い付き、彼の背後に回った。

「ここですれば?」
「……ぇ……」
「だから、ここですれば?」
「……ちょ……まっ……まぁあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ばっでぐれぇ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 お漏らしなんて、最後にしたのいつだっけ……幼稚園?
親にも知られたくなくて、あの時はどうしようかと思ったものだが、彼は、良い年こいてお漏らししてしまうのだ。
考えるだけで、恥ずかしい。

「ほぉらほら、おしっこしたいんでしょ、ハッキリいいなよww」
「といれいぎだぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー! どいれいがぜでぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」
「違うでしょ、おしっこさせてください、でしょ?」
「ぐが~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、おじっござぜでぐだざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー! ぉじっごぉ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 彼は必死でトイレでおしっこさせてくれと懇願してきましたが、当然させません。
後で自分で掃除すればいいんじゃん?
私は無我夢中でコチョコチョくすぐった。

「ほれほれ、漏らしちゃえ漏らしちゃえww」
「がっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぼうぶりぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー! ぐがああああああああああああああ!」

ーー物凄い勢いで、彼のシンボルから放尿される。

 彼はコチョコチョされ、必死でおちんちんを振り回しながら、お漏らしをした。
あまりの滑稽さに、私はくすぐられてもいないのに、笑ってしまった。
まるで小便小僧だ。

「まるで小便小僧だww」
「ああああぁぁぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、みるなぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」
「ほらほら、勢い凄くない?」
「がっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、みなぃでぐだざぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、おれがいじばずぅっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」

 思わず内心を口にしてしまう。
こんな羞恥心の欠片もない惨めで悪い小便小僧には、お仕置きしないと(笑)

「クスクス……恥ずかしいねぇ、大の男の子がお漏らしなんてww 幼稚園児レベルだよww」
「が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やべでぐだざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」
「ほら、おしっこ漏らしてごめんなさいは?」
「ギャア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、ごべんなざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、おじっごぼらじでごべんなざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」

 何度も、何度もごめんなさいさせた。
彼のあまりの惨めっぷりに、可哀想を通り越して、半ば呆れ気味だった。

「ごべんなざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー! ごべんらざいごべんなざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」
「ちゃんと反省してる?」
「ごべんなざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー! ギャーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!」
「ほらほら、もっとちゃんとおちんちんフリフリしながら、ごめんなさい出来ないの?」
「ごべんらざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ごべんなざいぃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「反省してるように見えないから、やり直し」
「ごめんらざぃぃぃぃぃ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~ッ!」

 彼の自尊心とかプライド粉砕しちゃったかな(笑)
一頻り、おちんちんをフリフリしながらごめんなさいする彼を楽しんでいると、時計のアラームが鳴り響いた。
ふと時計に目をやる。
もうすぐ、この楽しい罰ゲームも終わってしまう。

「……あ~あ、もう時間かぁ」
「かはっ……ぁ……ぁぅぅ……」

 私は彼を縛る紐をほどき、解放した。
彼は立つ気力もなく、その場に崩れ落ちる。

「クスクス、どうだった? 今回の罰ゲームは苦しかった?」
「……が……は……」

 返答はなかったが、彼の苦しみは手に取るように伝わった。
それでも、漸く解放されたのだ。
顔には安堵の表情が浮かんでいた。

「クスクス……ツンッ」
「ぎゃあっ! が……ま、もぅ……」
「くすくす……ツンツンツンッ」
「ひぎぃぃぃぃぃ、いやだぁあああぁっ」

 安堵する彼の体をつついてあげると、彼は再び苦悶の表情を浮かべ、必死で芋虫のように這いつくばり別荘の出口へと向かう。
私は体をつつきながら、ゆっくり、ゆっくり彼の後を追った。

「ほらほら、頑張れガンバれww」
「ひぃっ、ひぃー!」
「クスクス……捕まえたー!」
「ぐがぁっ……ひっ、ひぇぇぇ……」

 私は彼を捕まえると、両手を万歳させ、その上に全体重をかけて乗っかる。
屋上の時と同じだ。
違うのは、彼にはどう足掻いても、私の拘束を解く力が残されていないこと。
力を使い果たした今の彼は、女の私でも容易に押さえ付けられた。

「ヒヒヒ……もう逃げられないねww」
「だ……だずげ……」
「ほぉら、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~っ」
「っあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、んがあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」

 どれだけくすぐったくても、どれ程コチョコチョが嫌でも、私のコチョコチョから逃れることはできない。
彼にとっては、くすぐり地獄そのものだろう。

「こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~!」
「かぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 際限のない絶望と苦悶に、彼の端麗な顔が歪む。
白目を剥き、涙が止めどなく溢れ、膨らんだ鼻の穴をヒクつかせ、鼻水を無様に垂れ流している。
血管が爆発しそうな程真っ赤になった顔を力の限りブンブン振り回し、如何にくすぐったいのか表現していた。

「ほぉらほぉら~、笑い死にしちゃえ~っ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~」
「あがあっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、か~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかー!」

 裂ける程大きく開いた口から、止めどなく笑い声が絞り出されている。
足をバタバタさせ、ブリッジのように体を仰け反らせ、恥ずかしい程勃起したおちんちんを突き上げたと思ったら、腰をフリフリ、おちんちんも左右にフリフリ……人はこんなに無様に笑い狂えるんだ(笑)

「酸素はまだ残ってる? もうキツいねぇww」
「ギャーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、あが~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「ヒヒヒ、苦しい? でもやめたげないよーだww こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」

 彼はこんな風に女の子に死ぬほどコチョコチョくすぐられて、追い詰められて、ろくに呼吸もさせてもらえなくて、無様に笑いこけさせられて、みっともない姿を見られて……こんなのに、興奮しちゃうんだ。
私なら、自殺モノの恥だけど。

「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ、そんなブス顔晒してよく生きていけるねww」
「が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」

 ブサイクを極めた彼の顔を覗き込みながら、私の中で、どんどん成長していく嗜虐心を感じている。
私の指先で、たかがこちょこちょで、大の男の子がガキみたいに恥を晒して笑い狂っているんだ。
私はまるで小悪魔にでもなったようだ。

「ほぉら、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ、ねぇ何で勃起してんの? そんなにコチョコチョが気持ちいいの?ww」
「うがあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、か~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか!」

 彼は男としてのプライドをかなぐり捨てて、無様に笑い続けている。
他の人が見れば、同じ人権があるようには見えないだろう、と言うか、思いたくないか。
もう、笑い死にしてしまったほうが、幸せなんじゃない?
そんな風に思いながら、彼をコチョコチョし続けた。

「もう二度と、くすぐられたいなんて言えないようにしてあげるww コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ……こちょこちょこちょ……コチョコチョ……こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「ぐがぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ギャア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、ギャーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~ッ! かっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、あがあっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、クカーッカッカッカッカッカッカッカッカッカ、が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、あっはっはっはっはっはっはっは、あっはっはっはっはっはっはっは~っ、あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは……」

 再三のアラームのスヌーズ機能に、我に返ったのは時間ギリギリだった。
疲れきった彼を急かし、何とか終電に間に合い彼の最寄りの駅で別れたが、無事に家に帰れただろうか。
私は、予定より大幅に帰宅が遅れたことで、両親に怒られたが、彼は大丈夫だったかな。

 布団に入っても、中々寝付けなかった。
……彼は、私をどう思ってるんだろう。
ブスで根暗な女に弱味を握られ、迷惑だと思ってるんだろうか。
じゃあ、私は彼を、どう思ってるんだろう。
ーー私は考えるのをやめた。

 翌日、目にクマを作り登校すると、変わらない笑顔を振り撒き輝く彼の姿を見て、少し安心した。
眺めるだけの生活が一変してから、もうどれだけの月日がたっただろう。

「おーい、何ボーッとしてんの?」
「……うるさい、くすぐり殺すよ?」

 私達は、仲良くやっている。
これからも、ずっと仲良くやっていけたらと、密かに想っている。

テーマ : フェチ
ジャンル : アダルト

本懐


くーねっと
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本懐
by くーねっと
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 私は現在、高橋環奈と言うハンドルネームで、闇市と言うサイトに頻繁にアクセスしている。
恥ずかしながら、私には特殊な性癖がある……人をくすぐるのが異常に好きなのだ。
昔から、相手がこちょこちょに弱いと知れば、どうしてもくすぐらないと気が済まない。
時折泣くまでコチョコチョしてしまい、何度も問題になった。

「……ん……うぁ、ぁぁ……また……うぅうぅ」

 パソコンの画面に目を移すと、すっぽんぽんにひん剥かれた1人の女の子が、怯えている。
私が今見ているのは、1週間前に、闇市と言うサイトで購入したくすぐり動画だった。
大金を動かす羽目になったが、それに見合う価値のあるくすぐり動画を、暫く貪り続けている。
闇市では、くすぐりに限らず、一般に表に出すことの出来ないような非人道的内容の動画やブログが存在し、通常のくすぐりプレイでは満足できない者が集まるパートナー募集掲示板、一般的に認知されてないくすぐりマシンの販売等の取引が行われており、くすぐりパートナー募集掲示板には今もお世話になっている。
その闇市と言うサイトの参加者であり、とあるクラブオーナーが販売しているくすぐり動画のうちの一つ、【ポールダンス】と言う動画が、私の性癖を鷲掴みにしたのだ。
普段は毎回動画更新の度に人が変わっていたが、ここ最近ずっと、新木結衣と言う女性で、数ヶ月以上固定されている。

「クスクス……ド変態の結衣さんも、流石に堪えてるのかな? 今日も、皆でコチョコチョしてあげる、良かったね~っww」
「さっ……さとみさま……ひぐっ、も、もう……限界れす……ぼう……やべでぇ……」
「アハハ、言われたでしょ? 生半可な気持ちでくすぐり奴隷志願すんなって、生殺与奪の権利は、全部ウチらにあんの、もうあんたは人間じゃない、くすぐり奴隷って言う、無様な所有物、クラブの商品に成り下がったんだよ」

 この結衣と言う女の子、最初は、ビックリするほど容姿端麗で、スタイルも素晴らしく、きっとモテたんだろうなと思っていたが、今は度重なる情けなくてみっともない姿に、侮蔑と同情しか出来ない。

「ひぃっ……いづっ、いつ終わるの……おうちがえしでっ……帰りたいよぉ……お願いじばず……お願い許してぇ……」
「ほぉら、脇腹……こちょこちょしちゃうよ? ウチらのこちょこちょの味、覚えてる?」
「ひっひっひっひ……ひぃぃぃぃ!」
「クスクス……相変わらずくすぐったがり屋さんだね。こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~…ほらほら、ウチらの指から逃げられるかな? もうちょっとで、指が触れちゃうよ? こちょばいよぉ?」

 端麗だった顔をグシャグシャにして、腰をフリフリと左右に蠱惑的に踊らせる様は、見ている者の嗜虐心を煽る。
よっぽどコチョコチョが嫌らしい。

「んぐぅ~っ、や、やべでぇ……」
「くっくっく、そんな風にブス顔で懇願したって無駄だよ?」

 もう数ヶ月以上も、くすぐりの恐怖を骨の髄まで染み込ませているためか、くすぐらずともくすぐり奴隷を踊り狂わせる。
これだけコチョコチョに弱いと、普通の女の子なら精神崩壊していてもおかしくないはずなのに……とんだド変態なんだろう。
女の子達のイソギンチャクの様に器用な指先が、こちょこちょに弱いワキバラに近づいていく。

「コチョコチョコチョコチョコチョ~ッ、ほらほら、笑い狂っちゃえっww」
「ぎゃああああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ごべんなざいっ! ごべんらざぃぃい~っはっはっはっはっはっは! ゆるじでぇっ~っはっはっは! あっはっはっはっは! あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「クスクス……絶対に許してあげないよ? ずぅっと、死ぬまでこちょこちょしてあげる。ほら、もっと笑って? こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~」

 くすぐり奴隷を囲んでいる女の子達は、クラブが配信している動画ではお馴染みの顔だった。
石塚さとみ、北野景子、田戸恵梨香……全員がドがつくサディスト。
タイトルを冠している【ポールダンス】とは、用意されたポールに棒の字にすっぽんぽんで固定され、悶え苦しむ様をポールダンスとバカにし、呼称しているようだった。
彼女は両手両足をピクリとも動かすことも出来ない。
動かせるのは、腰と頭だけになる。

「うぎゃあああああああああああああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! おがじぐなるぅ! ぐるっちゃうっはっはっは、いやああああああっはっはっはっはっはっはっは!」
「狂っちゃえばいいじゃん、どうせもうお嫁さんにはいけないし」
「だよね~っ、ここ数ヶ月、無様に笑い狂ってるだけでしょ?」
「そうそう、おしっこチビりながら、ごめんなさいとか、ゆるしてーとか、なんでもしますー! とか言ってさww」
「う~わ、キモいよねぇ~ww」
「引くわ~、羞恥心とか、プライドの欠片もないんだねww」

 女の子達がからかい、バカにしながら、細長い指先で死ぬほど敏感な彼女の全身をくすぐると、狂った様に笑いながら、腰を左右にクネクネと振り乱し、情けなく淫靡に踊った。
ある者はつっつき、ある者は揉みほぐし、えぐり、引っ掻き、撫で回し、なぞり……様々なバリエーションを加え、適度に強弱をつけて、女の子達は一切の容赦なくネチネチと、しつこく彼女をコチョコチョしている。

「うがあああああっはっはっはっはっはっはっはっは! わきばらぁぁ! 脇腹がああっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「脇腹こちょこちょ、本当に弱いんだねww」
「そんなに嬉しいなら、もっとこちょこちょくすぐって悦ばせてあげるねっ!」
「わぎばらはやべでぐだざいっ! やべでぐだざい! あっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「フフフ、わかった。じゃあ、全員で脇腹をこちょこちょくすぐっちゃおっか!ww」
「いいねそれ!ほぉら、脇腹コチョコチョコチョコチョ~ッ」
「くぅあ~っかっかっかっかっかっかっかっか! ぎゃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! かぁぁっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかぁぁ!」

 どうやら、脇腹が本当にコチョコチョに弱い様子で、女の子達の指先が残酷にも、そのくすぐりに弱い脇腹に集まり、責め立てた。
細くくびれた脇腹をこちょこちょこねくりまわされ、獣の様な砲口をあげながら笑い狂っている。

「あがああああああ! ぎゃあっはっはっはっはっはっはっは! んがー! が~っはっはっはっはっはっは!」
「んがーってww おっさんみたいな笑い方だねww ……後ろからみると、お尻をスッゴくエッチに振り乱してる様に見えるんだけどなww」
「前からも凄いよ、細い腰を限界いっぱい振り回して……変態じゃんww」
「細いウエスト自慢してんのかなー? 最低~!」
「キショいわ~ww もう死んだほうがいいんじゃね?」
「親切なウチらが、くすぐり殺してあげよっかww」
「いいねぇ、どうせこんな無様なクソ女、死んでも誰も困んないしww」
「死ぬまでコチョコチョしちゃおっか」
「コチョコチョリンチ賛成ww」

 彼女の事を心の底からバカにしているためか、辛辣な言葉を並べ続ける。
指先によるこちょこちょくすぐり地獄で彼女を追い詰めながら、言葉でも彼女のプライドや人としての尊厳を粉々に粉砕し、奪っていく。

「ごべんらざいっはっはっはっはっはっはっはっは、ゆるじでぇえっへっへっへ、なんでぼじばずがらぁっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ! あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「許さないよ。救いようのないダメ女は、やっぱりくすぐり殺さなきゃね!」
「いやぁぁぁぁぁっはっはっはっはっはっはっは! ゆるじでぐらざいっ、ユルジデ~ッっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁぁああっはっはっはっはっは!」
「……どんなに辛くても、苦しくても、やめないよ? あんたに人権なんてないものww こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」

 きっと悪いことなんてしてないんだろう、でも、理由もないのに許しを乞い願い、ごめんなさいするほど追い詰められ、コチョコチョをやめてほしくて懇願するしかないのだ。
絶望的なくすぐり拷問に、もう、半狂乱になり体がちぎれそうなぐらいに腰を淫靡にくねらせて、笑い乱れ泣き叫んだ。

「クスクス……コチョコチョリンチってさ、本当にゆっくり酸欠になって、白目剥くほど歪んだ顔が酷く紅潮して、びぃびぃ泣きながら、本当に苦しみ抜いて死ぬことになるんだよ? 嬉しい? 嬉しいねぇwwそんなに喜んじゃってww」
「だずげれっはっはっはっはっはっら、だれがだずげでっへっへっへ、だじげでぇ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
「クスクス……もう、絶対に逃げられないよ? 結衣はもう、くすぐり奴隷なんだからww 永遠にこちょこちょで遊ぼうねww 永遠に、ウチらために半狂乱に笑って、エッチに踊りなさい。ほぉら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~」
「あああああああああああああああああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ぎゃっはっはっはっはっは! ぎゃあああああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは! あっはっはっはっは! あっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ!」

 まるで本当にくすぐり処刑ショーを見ている様であった。
彼女を苦しめ続けているのは、紛れもなくくすぐりのみ。
それでも、ゆっくりと、徐々に悶え苦しみながら一歩ずつ死に近づいていく様は、くすぐり大好きなドSにとっては本当に堪らない。

「ほぉら、くすぐり殺しちゃうよぉ~……クスクス、こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~……こぉちょこちょ……こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~」
「ぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! がはっ、ああああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ! ごろじでぇぇぇぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! はやぐごろじっ! もうごろじでぇっ、ぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 もう数ヶ月もクラブの所有物として、くすぐり奴隷として、商品として飼育され続けている事実を考えると、鳥肌が立つ。
私なら、気が狂うかな。

「ごろぜ~っはっはっはっは、あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっは! ごろぜぇ~っはっはっはっはっはっはっは、ごろじでぇっはっはっはっは、ぐがっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「その下品極まりない笑い方、堪らないなぁww 普段は引っ込み思案で恥ずかしがり屋さんなのにねww」
「今ね、顔が凄いことになってるよ? 人間の顔ってこんな崩れることってあるのかな? クスクス……ブッさww」
「が~っはっはっはっはっはっはっはっはっは! がっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「相変わらず、結衣ちゃんのポールダンスは可愛いわねぇ、汗で湿った紅い体を健気にくねらせて、よじって、ねじって……見とれちゃうなぁww」
「くすぐり奴隷の結衣ちゃ~ん、今どんな気持ちですか~っ?ww」
「かぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! うがあっはっはっはっはっはっはっはっはっは! かはっ、だ~っはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」
「クスクス……じゃあ、恒例のチャンスタイム、入りまーす」

 チャンスタイムとは、笑わずに、決められた言葉を言うことが出来れば、コチョコチョをやめてくれる、と言うもの。
まあ成功した試しはない。
一旦、コチョコチョの手が止まると、彼女は懸命に酸素を求めた。

「ぐはっ、ひゅー……ひゅぅ~っ」
「今日のお題は?」
「えっと、金田の大冒険を歌う、だって」
「お~、今回は簡単そう」

 金田の大冒険と言えば……あー、あの恥ずかしい歌詞の。
あれを大勢の前で女子が歌うのは、普通の神経じゃ無理。
よっぽどプライド捨てないと歌えない。

「ぅ……うぅうぅ……」
「歌わないの? 歌わないと、こうよ?」

 意地悪に微笑みながら、ワキワキと指先をくねらせると、たちまち悲鳴をあげながら、歌い出した。

「うっ……き、きんたまも~って、きんたまもぉって……ひぎぃ~っひっひっひっひ!」
「声が小さい、やり直し」
「ひっ、ひぐっ……金玉持っ~て、ぎんだばぁ~っはっはっはっはっはっは!」
「笑ってんじゃねww はい、もっと大きな声で、やり直し」

 恥ずかしい歌詞を、何度も何度も大きな声で歌わせ、やり直しさせた。
もちろん、コチョコチョの妨害付きである。
さとみは残酷な笑みを浮かべ、人差し指を優しく彼女の脇腹で転がし、触れるか触れないか、ギリギリのところで撫で回し、つんつんと交互に脇腹を優しくつっついた。

「ひっひっひ、き、きんたまけがおおいっ……ぷっくっくっく……ぎ、ぎんだまっ……ぐひぃ~っ、毛が多いぃぃっ、ひっひっひ」
「ハッキリ喋りなよ、意味わかんないからやり直し」
「ぅうぅう……きんたばっ、毛が多い……き、きんたまっ、んぐぅ~っくっくっく、けがおおい~っひっひっひ!」
「なめてんの? 真面目にやってもらっていいですか~っ? はい、やり直し」
「クスクス……ホント、さとみって鬼畜ね~っww 流石に同情しちゃうww」

 さとみのあまりのドSっぷりに、周りから同情と声援が集まる……一生懸命プライドや自尊心をかなぐり捨てて腰をフリフリしながら歌う彼女に対し、明らかにバカにした様子で、何度でも、何度でも、やり直しさせる。

「……ふぐぅっ……き、きんだま……っ、ぎっ、ぎんだまぁっ……うぇぇぇん……」
「誰も泣けなんて言ってないんだけど、やり直し」
「クスクス……もっと必死に、頑張って歌わないと、こちょこちょ地獄だよ?ww」
「ひっ……こちょこちょダメぇ……こちょこちょいやぁあぁ……きっ、きんだまかおにつぐっ……きっ、ぎんだま顔につくぅ~っくっく!」
「はい、顔キモいからやり直し」
「顔関係なくねww」
「いくらなんでも鬼畜すぎww」

 酷く滑稽な歌と、彼女の鬼畜さに思わず皆吹き出してしまった。
涙を流し、顔を真っ赤にして健気に恥ずかしい歌を歌う彼女に、皆夢中になった。

「きんたまたたいたっ……ふぐっ、ふぐぅ~っ! きっ、きんたま……んぐっくっくっく、叩いたっ……ぐぅ~っ」
「はい、ダメ。やり直し」
「ホントにプライドないねぇ~ww ほら、頑張って頑張ってww」

 さとみのあまりの徹底的なドSぶりに、景子と恵梨香はバカにした様子ながらも声援を送る。
必死にコチョコチョと羞恥心に耐えながら、何とか最後まで歌いきると、拍手喝采。
皆、頑張ったね、と声を上げた。
ホント、よく頑張ったよ、このバカ女。

「はぁ、はぁ……ふぅ~っ、……おわっ、おわりばじだっ、もう……こちょこちょやめて……こちょこちょだけは……」
「頑張ったねぇっww ……クスクス……深呼吸して?」

 彼女は目を瞑り、安堵の表情を浮かべた。
大きく息を吸い込み、すべての酸素を吐き出した時ーー

「コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョww」
「っっっっっぶあああああ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!」

 深呼吸ですべての酸素を出し切った刹那、さとみが彼女の脇腹のツボを、徹底的にモミモミと揉みしだいた。
絶対に来てほしくなかった刺激が脇腹を直撃し、一瞬ビクンと大きく反応すると、彼女の目がグルンッと勢いよく白目を剥き、止めどなく涙が溢れ……口を裂けるほど大きく開くと、大声でゲラゲラと笑い始めた。
完全にパニックに陥り、切羽詰まった様子で小刻みに体を震わせながら、ただ笑うことだけを強制された。

「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「ぐあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、グワアッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~!」

 今までのはお遊びだったのかと疑うほど激しく笑い、ネジ切れそうなくらいに腰を一心不乱にフリフリと、体液を撒き散らしてくねらせる。
背後、左右から3人の残虐な女の子に的確にツボをつかれ、死ぬほどくすぐりに弱い脇腹を、とことんコチョコチョくすぐられてしまった彼女は、半狂乱になりながら踊り続けた。

「コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ」
「うぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、かぁ~かっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか~!」

 膨らみきった鼻、大きく開かれた口からだらしなく鼻水、ヨダレを垂れ流しながら、充血し、爆発しそうな程真っ赤っかな顔をブンブンと力一杯振り回している。
ーーもう笑いたくない。
全身全霊で伝える彼女を、強制的に笑かし続け、カラカラに渇いた喉から悲痛な笑い声を絞り尽くす。

「それそれ~っ、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ」
「んがあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ギャ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!」

 脇腹こちょこちょ責めと平行して、乳首やマンコ、お尻のワレメなどの羞恥的な部分を、人差し指で優しくなぞると、恥ずかしいほど勃起した乳首がおっぱいと共にプルプルと揺れ、一層滑稽で、変態的なダンスを踊る。
死にそうなのに、体は感じてるなんて、惨めすぎて普通は直視できない。

「こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ~っ」
「ひぎゃあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎゃあ~っはっはっはっは、ギャ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!」

 とうに限界の遥か向こう側にいる彼女を、観客は蔑むように指を示し、ある者は興奮した様子で、またある者は、けらけら笑いながらスマホで撮影していた。

ーーやめてもらえる訳ないでしょww
あーあ、またコチョコチョ地獄再開ww
やっぱお仕置きは、くすぐりリンチに限るよねww
マジ最高に苦しそww
ちょっと皆イジメすぎww
追い込まれて切羽詰まってる感じ、堪んないねww
くすぐり激弱だよねww
くすぐり弱い女の子を、死ぬほどくすぐるのってサイコーだわww
もっと死の一歩手前まで追い詰めちゃえww
どんだけブス顔で笑ってんのよあのくすぐり奴隷ww
まあまあ、死ぬほどコチョコチョ弱いんだから、言っちゃ可哀想よww
たかがこちょこちょだよ?ww
たかがコチョコチョでここまでみっともない姿よく晒せるねww
流石に引くよね~あそこまで無様晒されちゃうとww
ウチなら自殺しちゃうww
いや、あれだけ見世物にされて生きていける訳ないじゃんww
え、アレ、生きてるよ?ww
あ~、アレは特別ww
アレを見る度に、私達はまだマトモなんだな~って思っちゃうよねww
ね~っ、アレより惨めなモノないだろうしww
乳首めちゃ勃起してない?ww
マンコも濡れ濡れww
ここまでコケにされて、感じてんのww
限界までコチョコチョ責めされて、マトモに息もさせてもらえないのに、興奮してんだww
マジ、ド変態じゃんww
ウチ、コチョコチョ大好きだけど、アレにだけはなりたくないわww
恥ずかしくないのかな、ここまで惨めな笑い者にされてww
ね、絶対嫌よww
可愛いし、スタイル抜群なんだけどな~、あの子ww
笑い方も理想的だよねww
このオッサンみたいに、お腹の底から笑ってる感じ、堪んないよねww
何でくすぐり奴隷志願したんだろ、こんなにコチョコチョ弱いのにww
ここまで人権無視されると思ってなかったんだろうね、可哀想ww
まあ、見届けてあげましょ、せっかく私達の為に、体張って一生懸命頑張ってくれてるんだからww

ーー彼女の断末魔の笑い泣きに混ざり、観客の嘲笑混じりの声が聴こえてくる……ここまで地獄絵図さながらの惨たらしい見世物が、この世に存在していいのだろうか、心配になってしまう。

「残念でした~っ、私はそんなゲラゲラ笑いながら歌えなんて、一言も言ってないんだよ、バーカ!ww」
「お仕置きに、こちょこちょの刑だねww」
「クスクス、さとみってば、イジメすぎじゃない? 本当に、発狂しちゃうよ?ww」
「いいのいいの、コレはそういうオモチャなんだからww」
「ふがあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっは、クカ~ッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカ!」

 体が千切れてしまうほど腰を左右にフリフリして逃れようとしても、誰一人それを許さない。
再び女の子達の指先に捕まった死ぬほど敏感な脇腹は、行き場を求めて右へ左へ死に物狂いで逃げ惑い、妖艶で、淫靡な腰フリダンスをクネクネと踊り続けた。

「そんな不細工な顔でゲラゲラ笑ったってやめてあげないよ~だww」
「ほら、もっと腰をフリフリしないと、逃げられないよ~っww」
「あんたらって、マジでドSだよね~っww」
「あんたもでしょww」
「うぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、カァ~ッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカ!」

 ……よくよく考えると、こんな公開くすぐり処刑ショーを、何ヶ月も続けることが出来るだろうか。
何故このくすぐり奴隷は、精神崩壊しないのだろう。
仮に人前でくすぐられるのが好きな物好きだとして……間違いなく、死に至る程のくすぐり責めを受けている……ここまで残虐なくすぐり拷問に、発狂して、死んでしまわないのだろうか。
そもそも、体に傷が付いたり、衰弱の後もあまりないのも気になる。

「ほぉらほら、こちょこちょこちょこちょ~っ、良かったねぇ、皆に大好きなコチョコチョしてもらえてww」
「あんたの仕事は、こちょこちょされて、笑い狂って、無様な見世物になることだけ」
「クスクス……苦しい? でも、例えコチョコチョされすぎて死んじゃっても代わりはいくらでもいるから」
「安心してくすぐり殺されていいよ?」
「だっ、だれがぁっ……がぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ックワァ~ッカッカッカッカッカッカッカッカッカ、んぎゃあぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか! はっはっはっはっは、ギャア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ! ア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ! アッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハァッ! あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは……」

 彼女は激しく仰け反り、ガクガクと痙攣しながら失禁した後、動かなくなってしまった。
生気を失った彼女の拘束が外されると、すぐに別室に乱雑に連れていかれた。

「本日のポールダンスはこれにてお仕舞いです、またのご観覧お待ちしております」
「なお、本日の新木結衣は4匹目ですが、また壊れてしまったようです」
「しかしご心配なく」

ーー新木結衣のストックは、いくらでもご用意できますからり

 私は戦慄した。
難しいことはわからない。
それでも、彼女はきっとこれからも、何度でもくすぐり殺され、もがき苦しみ続けることだけは、確かだ。

 そして今日、新たな【ポールダンス】の動画が更新されている。
そこには、確かに笑い壊れたはずの新木結衣が、死に物狂いで、どこか蠱惑的に腰を左右に振り回し、笑い狂っている姿が写っていた。

「こちょこちょこちょこちょ~っ」
「が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぼういやぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは、コチョコチョいやあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!」
「ほぉら、こぉ~ちょこちょこちょこちょ
こちょこちょ~っ」
「こちょこちょやめてぇっはっはっはっはっはっはっはっはっは、コチョコチョやめてぇぇぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「クスクス……コチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッ」
「こちょこちょやだぁっはっはっはっはっはっはっはっは、コチョコチョだげはっはっはっはっはっはっは、こちょこちょだげはぼうやべでぇぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! コチョコチョだげはぁあっはっはっは、こちょこちょやべでぐだざいっはっはっはっはっはっは!」
「フフフ……こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「いやぁあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは、こちょこちょはいやあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ギャア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~ッ!」
「ヒッヒッヒ……こぉちょこちょ~、こちょこちょこちょ……こちょこちょこちょこちょこちょ~っ、こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ……コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~ッーー後悔しても、もう遅い……」

 闇市に、目を疑う新たな広告があった。

【くすぐり奴隷の量産と、販売計画について】
 
 私は彼女を気の毒に思う。
きっと、将来のある女性で、希望に満ちた未来があったはずだ。
それを、このクラブによってくすぐり奴隷として商品化され、めちゃくちゃにされてしまったのだ。
彼女に対するこちょこちょリンチは、終わらない。

 そして、私はある気持ちを押さえきれずにもいるのだ。

ーー私もクラブに参加したい。

 正直かなり抵抗があったのも事実。
ここまで残虐な仕打ちを出来るクラブに赴けば、どう考えても後には引けないだろう。
それでも、好奇心と、DNAに刻まれた性癖に逆らうことなんて出来なかった。
彼女もきっと、思い悩んで足を一歩踏み出してしまったのだろう……彼女は今、どんな気持ちなんだろう。
後悔してるのだろうか、それとも本望だと思っているのか。
私も後悔することになるのだろうか……考えてみても、先のことはわからない。
でも、今一歩踏み出さなければ、きっと後悔することだけは確かだ。
例えどんな形で人生を終えるとしても、後悔しない選択をし続けることが、私の本望なのだ。
それほど、私はクスグリの虜になっていた。

 クラブへ送ったダイレクトメールに、返信が届く。
そこには、参加するための条件や参加費、約束事を破ればどうなるか、等……そして、最後にはこう記されていた。

ーー我々は、貴女の参加を心待にしております。

 私の平凡な日常は、現在をもって一変した。

くすぐり奴隷への覚悟

 私は、入谷美玲からの招待状を握りしめ、指定された日時場所にいる。
クラブには正直行ったことがなく、ビビりながら、入り口のガードマンに招待状を見せた。

「あ、あのう……」
「招待状があるのか……なら、お入りください」

 すんなりチェックが終わり、私はクラブの中へ入る。
すると、美玲と名乗っていた女性が中におり、声をかけられた。

「お、来たんだ! 久しぶり~」
「あ、あの、今日はよろしくお願いします」
「んじゃ、中に入ろうか」

 クラブと言うと重低音の凄い音楽が鳴り響いていてうるさいイメージがあったが、音楽は鳴っておらず、人の叫び声やら話し声やらが聞こえるだけで、全くイメージとは違うものだった。

「今日は、ポールダンスやってるから、見に行ってみようか」
「は、はぁ……」

 思っていたより静かで音楽はかかっていない……どうしてだろう?
そんな疑問も吹き飛ぶような光景が、私の目の前に飛び込んでくる。
人の叫び声ーーもとい、ゲラゲラと悲痛な笑い声がしており、私の耳を貫いた。

「ぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは! やべでぐらざいぃっ、やべでぇえっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「……あーあ、菜々子さんが相手かぁ。あの佐々木希望って子、マジ可哀想~っww」

 身も凍る様な光景に、私は全身に鳥肌が立ってしまう。
ステージのど真ん中に用意されたポールに、佐々木希望と言う私と同じくらいの年代の女の人が、手首と足首を固定され、Iの字の状態で拘束されていた。
その女性が、背が高くてスタイル抜群の綺麗な女性に、背後から脇腹を激しくくすぐられて、腰を左右に必死にくねらせていた。
そして、回りには大勢の観客が群がっている。

「あの子、多分1回目で壊れちゃうからさ。結衣に代わりを務めて欲しいんだよね」
「ぁ……は……はいっ……」
「実際あの子、クラブのスタッフがナンパして見つけた、敏感な子ってだけで、別にくすぐりフェチじゃないから、そう言う子ってすぐ壊れちゃうんだよ」
「……え……あの人、くすぐられるの好きじゃないんですか……?」

 てっきり私の様に、くすぐられるのが好きな女の人だと思っていた。
彼女は、ただナンパされて連れてこられて……大勢の観客の前で、拘束されて、くすぐられてるってこと……?
 
「ウチらの経験上、くすぐりフェチってくすぐられたい一心で、弱いアピールするけどさ、実際そんな弱くないのよ」
「……で、でも……」
「ウチらが求めてんのは本当にくすぐりに弱い人、じゃなきゃ、もう満たされない奴らがここには集まってる」
「バレないんですか……?」
「バレないよ、だって、口止めしてるし、恥ずかしいムービーも撮られちゃってるからね……この事は本人が漏らさない限り、漏れない」
「観客がバラす可能性は……?」
「ないね。普通のルートじゃ、このクラブには来れないから。ダークウェブ使って、闇市からアクセスしないと、接触出来ないようになってるし、バラせばどうなるか……わかるでしょ?」

 そんなこと、想像したくもない。
ダークウェブとか、闇市とか、意味のわからない単語が出てきたが、要するに、ここは普通の場所ではないと言うことだ。

「話してないでさ、あのカワイソーな尻軽女、見てあげようよww」

 私は再び、ポールに括りつけられた女性に目をやる。
彼女は、ヘソ出しノースリーブに、ショートパンツと言う露出度の高い服装をしていた。
本当は、可愛くて、自分に自信のある勝ち気な女性だったのだろう。
どのくらいコチョコチョされ続けているのかわからないが、今や、見るも無残な程ゲラゲラ笑かされ、涙や鼻水、ヨダレを一心不乱に撒き散らし、右へ左へ腰をフリフリとフリ続けている。

「さあ、早く裸にしてくださいって言いなさいww」
「ざっき言っだぁあっ、ぎゃあっはっはっはっはっはっはっはっは、もう言ったからやべでぐらざいっはっはっはっはっはっは!」
「良く聞こえなかったから、もう一回言ってって言ってるの。言わないと、くすぐりは永遠に続けるからww」
「ああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! 裸にしでくらざいっ、もうゆるじでぇぇえっはっはっはっはっはっはっは!」

 この人は、私と同様に極端に脇腹が弱かった。
……悲惨な光景なのに、私は目を奪われてしまう。
大の大人の女性が、意地悪な同性の女にくすぐりの刑を受けて恥ずかしい事を言わされ、みるみるうちに服を破られていく。
気づけば、下着姿になっていた。

「……クスクス、パンツもブラも丸見えだよ~? ホント、エッチなんだからぁww」
「ぎゃああっはっはっはっはっはっはっは! 見ないでぇ、お願いみらいでよぉっはっはっはっはっはっはっは!」
「じゃあ、裸にしてくださいって言って?」
「またぁっはっはっはっはっはっは! お願いだから裸にしでまみあえあううむあぐらざいっはっはっはっはっはっはっは、もう裸にしてよぉっはっはっはっはっは!」

 大勢の観客が、彼女のポールダンスに釘付けになっていた。
あるものはスマホで撮影し、あるものは自前のカメラで撮影している。
そして、くすぐっている悪女は、悪戯な笑みを浮かべ、脇腹を執拗にくすぐり続けている。
彼女は、ノースリーブシャツや、ショートパンツ、靴下等一枚ずつ、ゆっくり剥がされ、その度に 【裸にしてください】 と、恥ずかしい要求をさせていた。
そしてついに、裸になってしまう。

「がああああっはっはっはっはっはっはっはっは! お願い見ないでぇぇっはっはっはっはっはっは、もうくすぐりはやめてぇ、おれがいじばずぅっはっはっはっはっは!」
「あ~あ、裸になっちゃったね~っ。じゃあさ、くすぐりやめてほしかったら、おっぱいとマンコ見てくださいって言ってよ」
「いやあああっはっはっはっはっはっはっはっは! ぞんなのいやぁっはっはっはっはっはっは!」
「ワガママな子には、くすぐりの刑よ?」

 くすぐりの刑と言う子供じみた拷問は、美しい彼女を残酷に追い詰めている。
彼女は目を見開いて汗で光沢した腰を左右に激しくよじりくねらせて淫靡に踊り続けた。
ポールダンスとは良く言ったものだと感心してしまった。

「泣き虫なのね~。あ、ねぇねぇ、乳首すっごく固くなってるよ? マンコも濡れちゃってる……どうしてかなぁ?」
「いやあっはっはっはっはっはっはっはっはっは、見ないでくだざいっはっはっはっはっはっは! お願いじばずぅ~っはっはっはっはっはっは!」
「泣いちゃダメだよ。ほらほら、こちょこちょしてあげるから、笑って笑ってぇ?」
「くすぐりだけはやめでぇっはっはっはっはっは、もうくすぐりはやらっはっはっはっはっはっは!」
「まるで駄々っ子ねぇ。じゃあ、恥ずかしい場所を皆で見てあげるね?」
「それもダメぇっはっはっはっはっはっはっはっは! もうくすぐりはやめてぇっはっはっはっはっはっは!」

 さらけ出された恥ずかしい場所を見つめられながらくすぐられるのってどんな気持ちかなぁ?
私はそんな事を考えながら息を荒げ、股関に手を伸ばす。
いけないとわかっていながら。

「わがりばじだあああっはっはっはっはっはっは、おっぱいとマンコ見ていいからぁ、見てくださいっはっはっはっはっはっはっはっは! だがらぐずぐりやめてぇっはっはっはっは!」
「クスクス……必死すぎない?ww プライドも粉々にしちゃったかな? ごめんねっ、お詫びにくすぐりの刑にしてあげるww」
「ぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっは! どうしたらいいのっはっはっはっはっはっは! 誰かだずげれぇっはっはっはっはっは!」
「誰か助けてくれると良いね。じゃあ、助けが来るまで、くすぐりの刑だよ?」
「いぎゃああああっはっはっはっはっはっはっは! ごべんらざいごめんなざいっはっはっはっは、何でもじばずがらくすぐらないでぇぇぇぇっはっはっはっはっはっはっはっは! くすぐりはやめてぐだざいっはっはっはっは! あああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 誰も助けには来ないよ?
だから安心して、永遠にくすぐられて、泣き叫んでね?
私は心の中で彼女に投げ掛けると、悲痛な笑い声を聞き、裸でくすぐりから逃げ惑い踊る滑稽な女性を見ながら――自慰に耽った。

「あれ~っ? 結衣、何してんの?」
「ああっ、あ、い、いや……何も……」
「クスクス……ふぅ~ん」

 我に返ってステージに目をやると、相変わらず恥ずかしい質問に強制的に答えさせられている。

「初体験っていつ?」
「んがああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは、20歳でずぅっはっはっはっはっはっはっは!」
「意外と健全……なのかなぁ? ……じゃあ、エッチに興味を持ったのは?」
「12歳ぐらいっはっはっはっはっはっはっはっは! おれがいゆるじでぐだざいっはっはっはっはっはっはっは!」
「あ~やっぱりエッチだったんだ、最低~! 罰として、くすぐりの刑だよ?」
「いぎぃいぃいっはっはっはっはっはっはっはっは! もうやらぁああああっはっはっはっはっはっはっは!」
「赤点取ったことある? 最低点は何点だったの?」
「どっだとったあっはっはっはっはっはっはっはっは! 最低点は8点ですぅっはっはっはっは、ああああっはっはっはっはっはっはっは!」
「は、8点…… バカすぎない? ……罰として、くすぐりの刑!ww ……私はバカで性欲盛んな豚さんですって言ってみて?」
「ああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! わだじはバカで性欲盛んな豚ざんでずぅぅ、ぎゃああああっはっはっはっはっはっはっは!」

 学生時代の最低点まで暴露させられている……恥ずかしい事を根掘り葉掘り聞き尽くされ、恥ずかしい場所をさらけ出し、徹底的に笑わされていた。
そろそろ助けてあげたほうがいいんじゃないか、と、同情してしまう。

「そろそろ飽きてきたわねぇ……やめてあげようかなぁ」

 ようやく終わったくすぐりの刑。
虫の息になった彼女を見つめ、私は少しだけ、安心し、落胆した。

「……」

『……こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~』

「ひぎゃああああああっはっはっはっはっはっはっはっは! はぁああああ!? あああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 くすぐっていた女は確かに拘束を解こうとしていたが、悪戯な笑みを浮かべ、再び無防備な脇腹を、揉みほぐしていた。

「クスッ、なんちゃって~っ、こちょこちょはやめないよぉ~?ww」
「ああっはっはっはっはっはっはっは、うがああああぁっはっはっはっはっは、かはっ、あっ、あああああああああっはっはっはっは!」
「苦しそうだね、酷い顔しちゃって……パニックになっちゃってるの?ww」
「あがああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ゴホゴホっ、ぎゃあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、おげぇぇっはっはっはっはっはっはっは! ああああっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 彼女はパニックになった様に小刻みに体を震わせ、腰を淫奔にくねらせ、乳房を揺らした。
それは妖美な踊りの如く私の目に焼き付いて離れなかった。
苦しそうな笑い声も、顔も、私は忘れることが出来ないだろう。
残酷な指先が彼女の敏感すぎる脇腹を徹底的にくすぐり続け、とことん笑わせ、踊らせ続けた。

「ハハハ、おっぱいプルプル揺れてるよ? 皆にに恥ずかしい姿見られちゃって可哀想でちゅね~ww」
「が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、だじげでぇ~っはっはっはっはっは、おがあざんだずげれえ~っはっはっはっはっはっは!」
「クスクス……もっと腰をフリフリしないと、私の指から逃げられないよぉ?ww」
「だれがぁあぁあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは、なんでぼじばずぅ~っ、なんれぼずるがらだじげでぐだざぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 誰一人として彼女を助けようとする者はいなかった。
それどころか、ニヤニヤと興奮した様子で、スマホで撮影していたり、ケラケラ笑いながら指を指し、バカにしていた。

「クスクス……誰も助けになんか来ないから、安心して笑い死んじゃえww」
「うぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぞんなぁあっはっはっはっはっはっはっは、ゆるじでぐだざいっはっはっはっはっは、なんでぼじばずぅっはっはっはっはっは!」

 私は、恐怖と、羨望の眼差しを向ける。
ーーああ……なんて意地悪な女の人なんだろう、右に逃げても、左に逃げても、彼女の指にこちょこちょされちゃうんだから、絶対に逃げられないじゃんーー
彼女は白目を剥き、リンゴの様に真っ赤になった顔をブンブンと振り回し、妖艶な腰フリポールダンスを踊っていた。
なんてみっともない姿。

「ほら、もっともっと笑って、腰フリフリして踊りなさいww」
「ぎゃあああっはっはっはっはっはっはっはっは、がはぁあっ、かあああっかっかっかっかっかっかっか! ぎひぃぃぃ! ひぇぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ! っああああああああ!」
「クスクス……あまりにもみっともないから、チャンスをあげる」

 くすぐりの魔の手が止まる。
息つく間もなく、彼女は選択を迫られた。

「うぐっ……ぅぅう……も、もう……やべ……で…」
「今から私が言うことを復唱しなさい、そうすれば、あなたの望む通りにしてあげる」
「……ひっ……ひぃ、わ、わかり……ばじだ……」
「私はコチョコチョが好きな変態です」
「……わ……わだ、じはっ、コ……コチョコチョ……がすぎな……変態でず……」
「どうか、私を」
「ど……ぅか……わだ……しぉ……」
「くすぐり殺して……プッww」
「……ぇ……」
「……何? 私の命令に従えないの?」
「ぎゃひぃ~っひっひっひっひ! いいばずぅ、いうがらこちょこちょやべでぇえぇえ!」

 どこまでも意地悪な女性は、彼女の脇腹を、人差し指で優しく、執拗にコチョコチョしながら、耳元で囁いている。

「ほぉら、どうか私をくすぐり殺してって言いなさい。難しくないでしょ?」
「んぐぅうっくっくっく、どっ、どーかっ! わっ、くふふふふふ! わだじおぉおぉっ、んぎぃいぃいいい!」

 あまりにも必死な彼女の姿に、観客からはケラケラ笑いながら、頑張れ、頑張れと声が上がる。
口一杯に笑いを貯め、顔を真っ赤にしながら何とか台詞を語ろうとする情けない彼女を軽蔑しつつも、応援した。

「クスクス……ほら、ちゃんと言いなさい。何言ってるのかわからないから、やり直し」
「ぐひぃ~っひっひっひっひ、どうがっ、どうかわだじをぉお! ぐじゅぐりごろじでっへっへっへっへ! ぐずぐりごろじでぇっへっへっへっへっへ!」
「もっとハッキリ言いなさい、心を込めて、出ないと、コチョコチョしちゃうよ?」
「んぎぃぃ~っはっはっはっはっはっは! ひぃ~っ」

 人差し指でそっと脇腹を撫でるだけで狂いそうになっているところを見ると、よっぽどコチョコチョに弱いんだろう。
もし、コチョコチョが好きでもないのに、手足の自由を奪われ、息も出来ない程コチョコチョされ続けるとしたら……想像を絶する恐怖に、私なら一生のトラウマになってしまう。

「ウフフ、くすぐり殺して、なんて、そんなにコチョコチョ好き?」
「ひっ……す、すき……コチョコチョすき……言えたから、もう……ぼうやべでぇ……」

ーーじゃあ、くすぐり殺してあげる。

「……ぇ……そ……そんっ……ーーっぎゃああああああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ、グアアアアッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~!」
「ンフフ、ほぉらほら、大好きな脇腹コチョコチョだよ? 良かったね~っ、コチョコチョしてもらえて。嬉しい?ww」

 微かな希望を打ち砕かれ、彼女は一瞬絶望の表情を浮かべた後、グリンと白目を剥き、裂ける程大口を開けたかと思えば、今日一番の断末魔の笑い声をあげた。

「あんたが言ったんだからね、くすぐり殺してって。もうどんなに惨めな姿で懇願しても、コチョコチョやめてあげないよ~っww」
「ひぎぇえ~っはっはっはっはっはっはっはっはっは、ンガア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!」
「コチョコチョコチョコチョコチョ~っ……あら?」

 恥ずかしいことに、彼女は勢いよく失禁していた。
彼女にとってどれ程の恐怖と絶望だったか……しかし、失禁したこともお構い無しに、細い腰を激しく妖艶にフリフリとくねらせている。
どれだけ右へ左へ逃れようと腰をくねらせようとも、悪女の残酷な指先はそれを絶対に許さなかった。
彼女の敏感な脇腹の、特に弱いツボを的確に押さえ、モミモミコチョコチョとくすぐる様は、コチョコチョが好きな私でもーー背筋が凍りつく様な感覚だった。

「皆さ~ん、この子、お漏らししちゃいましたね~っww ねぇ、恥ずかしくないの? もうお嫁さんに行けないね~っ」
「あがぁあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! かぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか~っ!」

 白目を剥き、限界まで鼻を膨らませ、大口を開けて笑う彼女は、涙や鼻水、ヨダレを狂ったように撒き散らして、ゲラゲラ激しく笑い……同じ人間として直視出来ない程破顔しきったリンゴの様に真っ赤っかの顔を、心底興奮しきった様子で、ゼロ距離で覗きこみながら、死ぬほどくすぐりに弱い脇腹を、コチョコチョし続ける。

「ヒヒヒ……ブッさ、どれだけ無様な醜態さらせば気が済むの? 私なら、自殺するわ~っww」
「あがあぁああああああっはっはっはっはっはっはっはっは、があ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! うがあ~っはっはっはっはっはっはっは!」

どれだけブンブンと頭を振り回し、腰をフリフリしても、コチョコチョから逃れることは出来ない。
終いには、たかがコチョコチョで、呼吸が出来なくなった彼女は、ゆっくりと、徐々に酸欠になっていき、死の一歩手前をさ迷い続けた。

「クスクス……苦しい? くすぐり殺される気持ちって、どんな感じ? ねぇ、今どんな気持ちなの~?ww」
「フガアァアッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ! クカ~ッカッカッカッカッカッカッカッカッカ!」
「皆惨めなあんたに釘付けだよ? ほら、応援してくれてるよ、頑張れ~ってww」
「ふぎぃぃいっはっはっはっはっはっはっはっは、が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 観客は、スマホで無様な彼女を撮影しながら、笑いながら応援するものもいれば、快楽に耽った様子で貶すものもいた。
ーー苦しそ~っww、ほらほら、若いんだからもっと頑張れ~っ、見てあの無様な笑い顔、人としてありえないわ、よっぽどくすぐったいのねぇ、ああはなりたくないわ、ウチなら自殺しちゃう、生き恥だよね~っww、もう死んだほうがいいんじゃ、くすぐり殺しちゃえ、もっともっと、死ぬまでコチョコチョしちゃえーー

「うがあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、かあ~っかっかっかっかっかっかっか、カッカッカッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~ッ! が~っはっはっはっはっはっはっは、ガ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ! クカカカカカカ……あ~っはっはっはっはっはっはっはっは……」

 やがて彼女は力を失い……笑わなくなった。
壮絶な彼女の終わりを背に、私は腕を引っ張られ、個室へ連れていかれた。

「フフフ、やっぱりコチョコチョに極端に弱い人を死ぬほどコチョコチョするのは最高だよねぇ、見た? あの子、絶対トラウマだよww」
「……あ、あの……私、も……ああなるんですか……?」
「……は? あんな優しいくすぐりな訳ないじゃん。言ったよね、覚悟して来なって」

 もちろん覚悟はしていた。
だが、あれだけみっともない醜態を、大勢の観客に観られるなんて……目の当たりにすると、やはり少し戸惑ってしまう。
しかも、このクラブでは、あれが優しいくすぐりなのだ。

「あんたに、もう拒否権はないよ。招待状を持って、ここに来た時点でね」

 この時点で、私の考えは本当に甘かったのだ。
もう少し、自分の事を大切にし、彼女達の性根を見抜いていれば。

ーーもう後戻りは出来ない。

商品への道

 これは、私が人権を奪われ、商品として扱われるまでの経緯を記したものである。

「では、この書類に目を通し、サインをお願い致します」

    【くすぐり奴隷誓約書】

       プロフィール
        新木結衣
        身長170㎝
        体重48㎏
         A型
       B82W63H88
一つ、私は美玲様のくすぐり奴隷になることを誓います。
一つ、私は人として生まれながらに持つ当然の権利を初めとしたあらゆる権利を美玲様に譲渡することを誓います。
一つ、私はくすぐり奴隷として一切美玲様に逆らわないことを誓います。
一つ、私は美玲様の所有物として、例え発狂しても笑い死にしようとも悦んでこの身を捧げ、精神が壊れくすぐり殺されるまで忠誠を誓います。

 手を震わせながら誓約書に目を通す。
私は生粋のくすぐりフェチだった。
当然こんなことは誰にも言えず、悶々とする日々を送っていたが、遂に決心し、この店を訪れた。
ネットの掲示板やSNSでは今やこの話題で持ちきり、新しく出来た風俗店である。

「クスクス……これでもう、結衣さんは私のクスグリ奴隷決定~っ」

 無邪気に笑うこの女性は、入谷美玲と言う風俗店の一番人気の女王様で、予約が結構埋まっていて予定を組むのが大変だった。
ネットの評判ではあまりの激しいくすぐり責めに白目を剥いて泡を吹いた、等と言う誇張表現をする人間もおり、緊張、恐怖、不安、期待……あらゆる感情で胸をトキメかせていた。

「ふーん、結衣さんは年上なんだ。こう言う店は初めて?」
「は、はい……初めてです」
「クスクス……あんまり緊張しないでね」

 私は美玲さんと向き合っている。
思ったより女王様って言う感じじゃない……友達みたいな感じだった。

「身長たっか~……スタイル抜群だし、すっごい可愛いね、今までモテたでしょ」
「そ、そんなことは……」
「芸能界スカウトされたことあるんじゃない?」
「まあ、何度か……」

 彼女は私を誉めちぎってはいるが、その彼女も恐ろしく美人であった。
ホームページのプロフィールを見ると、
身長163㎝
体重40㎏
B78W57H83
とあり、容姿端麗な顔立ちをしていた。

「へぇ~っ……それにしても、こんな誓約書にサインしちゃうなんて、そんなにコチョコチョが好きなの?」
「い、いやっ……え~っとぉ……」
「ん? 何、恥ずかしい? 素直に言えばいいじゃん、私はコチョコチョが大好きですって」
「うぅ……そ、それは……」
「んふふ、こうやって、コチョコチョされるのが好きなんでしょ?」

 彼女は艶かしく指先をくねらせ、顔を覗き込む。
恥ずかしながら言い様のない高揚感を覚えていた。
――これから私はくすぐられるんだ。

「とりあえず今日は、くすぐり奴隷コースってことで、よろしくね」
「よ、よろしくお願いします……」
「じゃあ、拘束しちゃうよ~」

 ホテルのベッドに大の字に縛られ、拘束される。
これで私は、抵抗することができなくなってしまった。

「ねぇ、動けないでしょ?」
「ひっ……は、はいぃ……」
「例えば、脇の下をこんな風にこちょこちょくすぐっても、逃げられないんだよね?ww」
「っっくぁっかっかっかっか、ひぃぃぃっ! やめてぇっ、かっかっかっかっか!」

 本当に、脇を閉じることも、逃げ出すこともできない。
例えどれ程残酷なくすぐり拷問をされても、逃れる事が出来ないんだ。
私は恐怖と、期待で一杯になった。
こんな状態でコチョコチョされたら、どうなっちゃうんだろう。

「……クスクス、そんなに怖い顔しないで。ほぉら、足の裏をこちょこちょこちょこちょ~」
「っきゃあああっはっはっはっはっはっはっはっは、ああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 部屋中に、私の甲高い笑い声が木霊した。
彼女はみっともなく笑う私をからかうように足の裏をくすぐり始める。
絶え間ないくすぐったさに、恥じらいもなく笑い始めた。

「弱点はどこかなぁ……くすくす、足の裏とっても敏感っ」
「ぎぃぃぃっはっはっはっはっはっはっはっはっは、敏感ですぅっはっはっはっは、そこ弱いのぉっはっはっはっは!」
「弱いんだ……じゃあ、徹底的に足の裏こちょこちょくすぐってあげるねww」

 足の裏……ここは昔から本当に弱かった。
子供の頃はその為に靴を脱ぐのを躊躇った、脱げば友達にくすぐられてしまうから。
一回コタツで足の裏を延々くすぐられて、マジ泣きして友達に引かれてしまった事があったぐらい。

「足の裏って何でこんなにくすぐったいんだろうね~っww」
「わかんないっはっはっはっはっは、そんなの知らないよぉっはっはっはっはっは!」
「えー、知らないの? じゃあお仕置きに、足の裏くすぐりの刑だねww」
「ひぃぃっはっはっはっはっはっは、くすぐりやだぁっはっはっはっはっは、くすぐりはやだよぉっはっはっはっはっは!」

 くすぐりの刑、なんて子供じみたお仕置きに対し、みっともなく笑う私……恥ずかしくて、でもそんな羞恥心なんてぶっ飛ぶくらいのくすぐったさに、ただ一心不乱に笑い続けた。

「ねーねー、くすぐったいってさ、どんな感じなの? 私くすぐり強いからわかんないんだよねー、教えてよ」
「ぎゃあっはっはっはっはっはっはっはっはっは、そんなのわかんないっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「じゃあ、くすぐりの刑は永遠に続くよ?」
「いやあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! やめてぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、くすぐりはやめてぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「くすぐったいって、どんな感じ?」

 何だろう、くすぐったいって。
何でか知らないけど、どうしようもない程ムズムズして、笑いたくなる様な……でも、不思議と嫌いじゃないこの感覚。
――考えれば考える程敏感になっていく。

「があっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、なんかムズムズしてぇっはっはっはっはっはっはっは、笑うのが我慢出来なくてぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「何それ、全然わかんないよ。罰として、足の裏くすぐりの刑~、こちょこちょこちょこちょ~」

 くすぐりの刑……懐かしい。
子供の頃友達によくやられたし、何度も聞いたフレーズ。
こ、こちょこちょ……思い浮かべるだけでむず痒くなる……照れ臭い様な響き。

「ほら、足の裏こちょこちょしてくださいって言って?」
「なんでぞんなことっはっはっはっはっはっはっはっはっは、言えないよぉっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「じゃあ、ずっと足の裏こちょこちょしてあげるww」
「ぎゃあっはっはっはっはっはっはっはっはっは、こちょこちょしてくださいっ、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、足の裏こちょこちょしてくださいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「よく言えたねぇ、お望み通り足の裏こちょこちょしてあげるね」
「い"ぃ~っはっはっは、もぉいいよぉっはっはっはっは! もうこちょこちょやめてぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 やめてくれないのも、内心わかってはいる。
こうやって、自分が満足するまでくすぐっていじめるのが好きなんだろう、この人は。

「……クスッ……次は、脇の下こちょこちょしちゃお~っ」
「っうおぉお!? っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 唐突な脇の下へのくすぐったさに、すっとんきょうな声を上げる。
脇の下も、本当に我慢出来ない場所だった。
いきなり大の弱点である二ヶ所を立て続けにくすぐられ続け、私は狂ったように笑い続けた。

「くすっ……ここもみんなコチョコチョ弱いよね~っ、前のくすぐり奴隷も大口開けてバカみたいに笑っちゃってさぁ、マジ傑作だったよww」
「があああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、そこもダメぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! 脇もダメっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「必死だね、ほぅら、もっと笑って笑って? こちょこちょこちょこちょ~」
「っんぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ぎゃあっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「クスクスクス……めちゃ良い反応っ! 本当にくすぐり滅茶苦茶弱いんだねぇ~、くすぐり甲斐あるなぁww」
「あぁああぁあっはっはっはっはっはっは! っきゃっはっはっはっはっはっはっはっは、待ってぇっ! くすぐりはっ、くすぐりだけはやめてぇっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「ダメ、くすぐりだけは、やめたげな~いっww」

 彼女は、私の上に覆い被さると、ゼロ距離で私の顔を覗き込み、本当に楽しそうに私の敏感なワキノシタを徹底的にくすぐり回した。
そういえば、私ってこんなにくすぐったがり屋さんだったっけ……?
尋常ではないくすぐったさに、私は大きく口を開いてバカになった様に笑い続けるしかなかった。

「アハハ、バカみたいに笑っちゃって、そんなに楽しいんだ?」
「がああああっはっはっはっはっはっはっは! 違うちがっはっはっはっは、くすぐったいくすぐったいってぇ、ぎゃああああっはっはっはっはっはっは!」
「ちょっとぉ、笑い方下品過ぎない? ほらほら、笑うの我慢したらやめてあげようかなっ」

 そんな事言われたって……私にはこのくすぐったさを我慢する事なんてテストで満点を取るより難しかった。
我慢すればする程にくすぐったさは寧ろ増しているのではないかと言うくらいだった。

「っっぎゃあっはっはっはっはっはっはっはっは! 無理無理ホントムリぃっはっはっはっはっはっは、くすぐりは我慢出来ないからあっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「どうして? だって、くすぐりだよ? くすぐりなんて子供騙し、我慢出来ないの?ww」
「くすぐりだけは我慢出来ないってぇっはっはっはっはっはっはっは! くすぐりは勘弁してっはっはっは、ああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「笑いながらじゃ何いってるのかよくわかんないねっ。我慢できないなら、お仕置きにくすぐりの刑だよ?」

 美玲と名乗ったこの人は、プレイ中とことんドSで容赦がなかった。
艶かしい彼女の指先が私の敏感な体を這い回り、くすぐり尽くす。

「あ″あ″あ″あ″あ″っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! じぬじぬぅっはっはっはっはっはっは、助けてぇっはっはっはっはっはっは!」
「くすぐったそうだね。今どんな気持ち? 年下にこちょこちょくすぐられて、バカみたいに笑わされて、どんな気持ちか説明出来たら、やめてあげるww」
「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ! 悔しいぃっ、悔しくて泣きたいくらいくすぐったいくすぐったいっはっはっはっはっはっは!」
「くすっ、よっぽどくすぐったいんだね。泣くほど悔しいんだ、可哀想~。じゃあ、私は年下にくすぐられて泣いちゃう惨めなメス豚ですって言ってみて?」
「そんなことっはっはっはっはっはっはっは、言えないっ、言えなああああっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「……言えないんだぁ、悪い子には、こうだっ!」

 私は死ぬほどのくすぐったさに我を失った様に笑い、言いなりになる以外になるしかなかった。
彼女はくすぐり方のレベルを一段階上げ、爪でなぞるだけだったのが、脇の下の窪みを摘まんで震わせたり、引っ掻き回したかと思えばあばらに親指を立てて押し回してみたり、背中を爪でなぞってすぐに脇腹をわしづかみにして揉みほぐし、私を翻弄する。

「う″か″あ″あ″あ″っはっはっはっはっはっはっはっはっは! 言いますいいばずからやべでぐだざいっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「あらら、そんなに切羽詰まった顔しちゃってぇ~ww ほらほら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ~」
「わだじは年下にくすぐられてぇっはっはっはっはっはっはっはっは! 泣いちゃう惨めなメス豚でずぅっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ!」
「う~わ恥ずかしい~ww そんなこと言っちゃうんだぁ。じゃあさ、結衣って何カップ?」
「ぎゃあああっはっはっはっはっはっはっはっは、Dカップですぅっはっはっはっはっは!」
「結構あるねぇ、これ面白~いっ! フフフ、何でも聞いちゃおっww」

 彼女は私が切羽詰まってるのを良いことに、恥ずかしい事や言いたくない事を聞き出し、言わせ続けた。
私は必死になって帰りたいと念じながら、やめてくださいと切願した。

「結衣ってオナニーした事あるの?」
「したことあるぅっはっはっはっはっはっはっは! お願いもうやべでぐだざいっはっはっはっはっはっは!」
「うわ~っ、えっち~っ! お仕置きにくすぐりの刑だねっww」
「いやぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは! くすぐりだけはいやっはっはっはっはっはっはっは! もうくすぐりはやだよぉっはっはっはっはっは!」
「じゃあ、私はデカパイでえっちなメス豚ですって言って~?」
「私はデカパイれエッチらメス豚でずぅっはっはっはっはっはっはっは! もうくすぐりはやめてぇっはっはっはっはっはっは! くすぐりだけはっはっはっはっは!」
「顔真っ赤だけど大丈夫? 本当に余裕ないんだねぇ……クスクス。じゃあさ、美玲様、やめてください、お願いしますって言ってよww」
「みれいざまもうやべでぐだざいっはっはっはっはっはっはっは、おれがいじまずぅっはっはっはっはっは! びれい様ぁっはっはっはっは、くすぐりだけはやべれぐらざいっはっはっはっはっはっはぁ!」
「くすっ、やめてあ~げないっ! ……フフフ、ちょっと趣向を変えよっか、それっ!」
「――っんぐぅ~~~~~~~~っ!?」

 彼女はなんと、顔面騎乗して、私の呼吸を制御しながら脇の下をくすぐり始めたのだ。
私は只でさえ出来なかった呼吸を完全に制限され、ただただ笑いながら腰を力一杯よじってくねらせ、足を内股に閉じて力を込め、くすぐりから逃れようと無我夢中で抵抗するしかなかった。
――絶対に逃れられないのに。

「んっく……結衣の息がアソコにっ……クスクス、思いっきり抵抗しちゃって……本当に苦しいんだね。もっと、激しく抵抗して腰フリフリしながら笑ってくれたら、やめてあげよ~かなぁ~?」
「ぶぐぅぅぅぅっくっくっくっくっくっくっくっく! んぎぃ~~~~っ! ぐぉぅっくっくっくっくっく!」
「ほらほら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~……すっごい仰け反って腰浮いちゃってるよ、コチョコチョ大好きの変態さん?」
「ふがぁ~~~っかっかっかっかっかっかっかっかっか! んぐぅ! んぐぅぅっくっくっくっくっくっくっく!」
「はぁ、はぁ……凄く良いっ。ほぉら、くすぐり殺してあげるから、もっと惨めに腰フリフリして? 限界まで悶え苦しんで……?」
「ぶぉぉぉぉっ! んぐぅぅぅっくっくっくっくっくっくっくっくっく! ふぐぅっくっくっくっくっく、んぐぅ~~~っくっくっくっくっ! ふんぅ~~~っ……!」

 漸く彼女が私の顔から降り、一息つく。
私は狂ったように酸素を貪り、平静を取り戻していった。

「くすくす……どう? くすぐったかった?」
「はぁ、はっ、はぁっ……はひぃぃ……」

 私は力なく頷き、項垂れた。
もう体力の限界だった。
こんなにこちょこちょが苦しかったのは何時ぶりだったろう……流石、プロと言わざるをえない。
彼女は私の憔悴しきった様子を見てクスリと微笑みながら、そっと、最大の弱点に指先を忍ばせた。

「クスクス……つんっ!」
「うおぉぉお! ん……ま、まって……お、お願い……そこは……っ、そ、そこだけは待っ」
「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「はあああああああ!? っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「クスクス……ビックリした? 結衣の最大の弱点は、脇腹なんだよね、バレてるよ? ……ここ、こうやってこちょこちょくすぐられたら堪らなくくすぐったいんだよねww」
「ぐあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ひぎぃいっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「良い年コいた大人の女性がこちょこちょに弱いなんて、恥ずかしいねっ」
「うがあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ぞごだげはぁあっはっはっはっはっはっは~!」
「てか、脇腹もこんなに細いと、くすぐったくてくすぐったくて仕方ないんじゃない?」
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! くすぐったいくすぐったいぃぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「おっぱいも私よりデカイね……そんな風に自慢されると、ムカつくんだけど」

 脇腹は、本当にダメだった。
ここだけは、どんなに笑うのを我慢しようとしても、どうしようもなかったのだ。
死ぬほど敏感な脇腹をコチョコチョくすぐられ、不可抗力ではあったものの、私のおっぱいが淫靡に踊ってしまう。

「許しがたいなぁ、同じ女としてそんなにはしたないのは……おっぱい揺らしてバカみたいに笑って、みっともないって思わないの?」
「そんなことぉっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、言ったってぇぇぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ!」
「クスクス……こんな変態さんは、徹底的にくすぐって、いじめ抜いちゃおww」
「そんなぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! くすぐりはやめてぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 彼女は嗜虐的な笑みを浮かべながら、徹底的にこちょこちょくすぐり、笑かし、いじめた。
くすぐりに弱くて反応が良いと、やはりいじめたくなってしまうのが人の性なのだろうか。

「てか、昔からこんなにこちょこちょに弱かったの?」
「ひゃあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! 昔からぁっ、脇腹だけはムリいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! わきばらは許してぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「脇腹だけじゃないでしょ? 子供の頃から全く成長してないんだね。おっぱいは無駄にでかくなってる癖に、デカパイ女ww」
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぞんなごど言わないでぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 明らかに興奮した様子でくすぐりながら、言葉で私をいじめ抜く。
私が言われたくないことを、的確に言葉にして、私の心に突き刺していった。

「だから、笑い方下品過ぎって言ってるでしょ? こんなに大口開けて、鼻の穴も広げちゃって……ブサイクにも程があるんだけど」
「んがあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ごべんらざいっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「まあでもここまでくすぐりに弱かったら、パニックになって顔も酷くなるのもわからなくはないかなぁww」
「かぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! もうやめてぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! しぬぅしんじゃうっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「良いよ、死んじゃって。いっそ死ぬまでこちょこちょしちゃおうかな?」
「いやぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! そんなのいやぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「ハハハ、こんなうるさい口は、塞いじゃえ!ww」

 唐突に、彼女は私の口をガムテープで塞ぐと、悪魔のような笑みで私に語りかけた。

「んぐぅぅぅ、ぐぅ~っ!!」
「クスクス……これで鼻摘まんでこちょこちょしたら、どうなっちゃうのかな……相当苦しいんだろうなぁww」

 口をガムテープで塞がれ、その上鼻を摘ままれる?
完全に呼吸が出来ない状態でコチョコチョされたら……?
あまりの恐怖に、私は必死になって懇願する。

「ほぉらこちょこちょ……こちょこちょ……くすぐっちゃいうよ?」
「クスクス……こちょこちょぉ……こちょこちょこちょこちょぉ……笑ったらとっても苦しいよ? ……ほら、もうすぐくすぐっちゃうから……この指先がこちょこちょしたら、それが最後だよぉ~っww」
「んがぁぁぁぁ、ぐぅうぅう~、んんんんんんん!」

 淫奔に腰をフリフリと踊らせ、くすぐりから逃れようとしている様は、酷く滑稽だったのだろうか。
その様を心底見下した様子で嘲り笑いながら、彼女はこの無様な私を弄んだ。

「……こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「ぶぉおお"お"お"お"~っ、ぐぅっくっくっくっくっくっくっくっくっくっく、ぅううううう~っ!」

 彼女の指先が触れると、いよいよ体を激しくくねらせ、獣の様な咆哮を上げた。
それを恍惚の表情で見つめ、くすぐる指を速める。

「あらら……よっぽどくすぐったいんだね、こんな風にみっともなく腰をフリフリさせて笑い狂うなんて」
「ぐおぉぉっ、んぐぅあっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか!」
「ほぉら、呼吸しないと、死んじゃうよ? クスクス……さぁ、息を吸って吸って」
「がぁうううううう、かっかっかっかっかっかっかっかっか! ぅがぁぁあぁああああああああううううう!」
「あー、鼻摘まんでるから出来ないかぁ。苦しい? 苦しいよねぇ? もう絶対に、逃げられないから……ウチのくすぐり奴隷には、贅沢なんてさせないよ? もっと死ぬ一歩手前まで追い詰めてあげるっww」
「ふごぉ~! おがあ~っかっかっかっかっかっかっかっかっか! ぐぅう~っ!」
「息出来ないね~っ、可哀想可哀想ww でもやめてあげないよ~だww」
「かっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか! ぐぅぅぅうっくっくっくっくっくっくっくっくっく、ぐぅぅぅぅ!」

 満足に呼吸も出来ずに、笑い狂う私を、酷く興奮した様子で覗きこみ、徹底的になじってくる。
何時になったら終わるんだろう……あまりの苦しさに、私は狂ったように抵抗し、目と体と笑い声で、訴え続けた。

「ほら、今ならごめんなさいすれば許してあげるよ、言ってごらん?」
「ごぉぉぉっうごぉぉぉっくっくっくっくっくっくっくっくっくっく、かっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか!」
「言えないなら、こちょこちょの刑だね、死ぬ寸前まで追い込んじゃおww」

 どういうこと?
プレイの範疇を明らかに逸脱した、くすぐり地獄。
このままじゃ、本当に死んでしまう。
やめて、しんじゃう。
ほんとうにゆるして。

「このブサイク女、死んじゃえ死んじゃえww ほぉらこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~」
「ぐぉぉぉぉっくくくくくくくくくくくくくく! ぅうぅううううっくっくっくっくっくっくっくっくっく!」
「クスクス……もっと腰フリフリして、ゲラゲラ笑い狂って、無様な姿を見せて……? ウチがあんたのグチャグチャでブサイクな顔も、みっともない腰フリダンスも、全部、見ててあげるから……こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「ひぐぅぅぅっ、ぅううううっくっくっくっくっくっくっくっくっく、かっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか! んがああ~っ……」

 途中から、殆ど意識がない。
ただ、地獄の様な苦しみと、くすぐったさは覚えている。
私は意識が飛ぶ程くすぐられ続け、気づけば布団で目を覚ました。

「ごめんねぇ~! つい、夢中になっちゃった……私、マジでこちょこちょに弱い人が相手だと、歯止め聞かなくなっちゃうんだよね」

 歯止めが聞かないとはいえ、限度がある。
それでも、私の体は……再びくすぐりの刺激を欲してしまう。
そんな私に、彼女が願ってもない言葉をかける。

「もし、本当にくすぐり奴隷にしてあげるって言われたら、なる?」

 暫く意味を考えた。
それは、お金を払ってプレイとかではなく……?
考えたが、やはり意味がわからなかった。

「もし、結衣さんが望むなら、本当の奴隷にしてあげようかな~って、お店のプレイとかじゃなくて、マジで」
「……え……ぃ、いいんですか?」
「多分後悔すると思うけどね。結衣さんは合格だからさ。良い場所知ってるんだよね~」
「ば、場所……?」
「うん、場所ってか、クラブなんだけど。クラブとか行ったことある?」

 クラブって言うと、音楽がなってる、チャラい人達がいるイメージしかない。
しかし、クラブとくすぐり奴隷と何が関係あるのだろう。

「じゃあ招待状渡しとくから。決心したら、ここに来てね。言っとくけど、生半可な気持ちで来たら、本当に後悔するから。怖かったら、今のままお店使ってプレイでもいいと思うよ」

 そう言い残し、彼女は去っていった。
私は、この日、彼女と出会ったことを、心の底から後悔することになるのだ。

くすぐりパートナー募集

 私はこちょこちょに弱い人をくすぐるのが病的に好きなんです。
ソフト、ハードどちらもいけますが、どんなくすぐりプレイがしたいか、体験談を投稿しますので、是非参考にしてください。

 お相手は、クールなキャリアウーマンって感じです。
どんな風に出会ったかは割愛しますが、まるで人気女優のように素敵でカッコ良くて、憧れちゃうな~って思っていたんですがーー

「んぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やべでぇぇえっはっはっはっはっはっはっは!」
「くすくす…やめないよぉ~っ、こちょこちょこちょこちょこちょ~っ」

 何故彼女はこんなにも大口を開け、惨めに笑い狂っているのか……それは私が拘束具によってX字に固定され、ベッドに横たわる彼女をすっぽんぽんにひん剥いて、がら空きになった脇の下を、こちょこちょとくすぐり続けているからです。
私は延々と、バンザイで固定された彼女の腕側に座り、顔を両膝で挟んだ状態で、強制的に笑かされてブサイクになった顔を覗き込みながら、くすぐられるのに滅法弱い脇の下を徹底的にこちょこちょとくすぐりました。

「ぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、じぬぅっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ほんどにじんじゃうぅうっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!」
「死ぬほどくすぐったい?くすぐったいよねぇ~っwwもっともっとくすぐったくなるよぉ~、こちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「ぶわぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ギャア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~!」

 彼女、死ぬほどこちょこちょに弱い癖に、くすぐりあんまり効かないかもしれないからとか言ってたんですが、脇の下をコチョコチョ責めした途端バカみたいに笑っちゃって、イメージ崩れちゃった。

 私がくすぐりフェチに目覚めたのは、いつ頃だったかーー

 恐らく、殆どの方々がくすぐる、くすぐられるという行為を行ったことがあると思いますが、私も特別そういった経験が多かったわけではなく、人並みに生活してきたはずでした。
きっかけは、私の友人が私の恋人を知ってて寝取った時、地獄の様なくすぐり責め(比喩ではない)を行った時でしょう。
その後、くすぐり虐めの感覚が忘れられずに、こちょこちょプレイが出来る女の子を探しては、こちょこちょ地獄に遭わせてます。

「うぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎぶぎぶぅうぅっ、ぎぶあっぷぁっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「ん~っ?何言ってんのかわかんないなww」
「があああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁっ、ギブアッブゥ、ぎぶぅ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ、ぎゃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 今回私のコチョコチョリンチの餌食になっちゃっている彼女は、私に性的な好意を持ちながらMっ気のある女性であり、私が目を付けていた、極端にこちょこちょに弱い女の人でした。
ベッドに大の字に拘束して思う存分こちょこちょさせてくれたら1日デートする約束を冗談半分で提案したら、割りとすんなり了解してくれたので……まさかこんなにも酷い目に遭うことになるとは、思ってもみなかったでしょう。
普通に生活をしていれば、ベッドに拘束されて動けないのを良いことに、死ぬほどくすぐりに弱い脇の下の窪みをこちょこちょされ続けるなんて経験をすることはないはずですから。

「だぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!やべろぉぉっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、こんのぉおぉおっ!変態おんながあぁあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!やべろっでいっでるでじょぉっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」
「まだまだイケそうだね、ヒヒヒ…生意気な口聞いていると、くすぐり拷問だよ~?ほぉら、くすぐり攻撃ぃwwこぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「うぐあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、くっそぉおっ、あがあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 友人の不倫が発覚した時、こんな風に大の字に固定して、アイツが死ぬほど苦手だったこちょこちょリンチをしてやった時もそうでしたが、私は極端にこちょこちょに弱い女の子をくすぐり、笑い苦しむ姿を眺めるのが大好きなんです。
彼女が容姿端麗な顔をブサイクに破顔させ、みっともなく笑いこけている姿を眺めていると、本当に楽しいし、彼女の口から発せられるこんなにも無様な笑い声を聞いていると、心の底から興奮してしまい、思わず顔が火照ってしまいます。

「ひぎぃい~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぼうゆるじでっ、ゆるじでぐらざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ガ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~!」
「ダメ~っ、許してあげないよぉ~っ、ほら、ごめんなさいは?さもないと、コチョコチョ攻撃だよ?」
「ごべんらざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ごべんなざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!」
「クスクス…大の大人がごべんなざいぃ~だって、マジウケるんですけどwwほら、誠意が足りない!ごめんなさいは?さとないとぉ……こちょこちょ攻撃だよぉ?ww」
「ごべんらざいごべんなざいぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ごべんなざいっハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~!」

 脇の下をコチョコチョくすぐってるだけなのに、笑い泣きしながら延々とごめんなさいごめんなさいって、その時は笑っちゃった。
こんな風に、からかってからかって、とことんバカにしながらこちょこちょしてあげると大抵の女の子は悔しくて、でもくすぐったすぎて、バカ笑いしながら泣いちゃうみたい!(くすぐりプレイ後の感想)

「うがぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!、ぎぶあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!ぎばぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!あがぁあ"ぁあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」

 実のところ先程から彼女が連呼している「ギブアップ」は、今回のこちょこちょプレイのセーフワードだったのですが、私は聞こえないフリして死ぬほど弱い脇の下をコチョコチョ責め続けていたのでした。

ーーそりゃ終わるはずなのに終わらない永遠くすぐり地獄が続けば、怖くて怖くて泣いちゃうだろうなぁ。

「うぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!だずげれぇ、誰がだじげでぐだざいぃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「誰も助けに来ないよ?私の気が済むまで、こちょこちょの刑だからねwwほぉら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ~っ」

 彼女の顔はリンゴの様に真っ赤っかになり、裂ける程大きく広げられた口からは、強制的に止めどない笑い声が絞り出されていました。
クールで美しかった彼女の顔は涙と鼻水でぐっちゃぐちゃ、良く見ると鼻の穴はこれでもかと開いていて、白目を剥いてきました。

「あぎぃいっひっひっひっひっひっひっひ、いぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!があああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁっ、ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ~!」
「こちょこちょやめて欲しかったらさ、そのオッサンみたいな下品な笑い声、止めてくんない?ww」
「んがあぁあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!あひぃ~っ」

 極度のくすぐったがり屋さんの彼女に、笑うなっていう命令は無理だとはわかっていましたが、つい。
彼女は永久コチョコチョ地獄に悶え苦しみながら、真っ赤な顔をブンブンさせてみたり、腰を出来る限り突き出し、フリフリと左右にくねらせて無様に踊ってみせました。
体をクネクネさせてみたり、生意気な態度をとってみたり……私がドSであることを知っているから、彼女は私の嗜虐心を煽っているのか。そうなのか?

「wwwwwいくらMっ気があるとはいえ、成人女性にここまでみっともなく笑い転げられると、直視出来ないわ…気持ち悪ぅ~ww恥ずかしくないの?」

 直視出来ないと言いながら、彼女の目から視線を反らすことなく罵り続けます。
しかし、こちょこちょをやめるつもりはない。
何故なら、私の望みは、彼女をこちょこちょし続けることだから。

「そんなにバカみたいに笑ってるってことは嬉しいんでしょ?私にこちょこちょされたいって言ってたもんねww良かったね~望みが叶って」
「ぶひゃあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎゃあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!グアァアッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!」

 彼女がセーフワードを口走った時に、まだ余力を残していたことは経験上わかっていました。
だから、くすぐってくすぐって、お仕置き。
本当に限界の果てまでこちょこちょくすぐって、気が狂うと錯覚してしまう程のくすぐったさを与え続けます。

「ほぉらほぉらぁ~っ、こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ~っ、ツンツンツンっ、も~みもみもみ…こちょこちょこちょこちょこちょ~っ、モミモミモミモミ、グリグリィ~www」
「ぐがぁああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!あがあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ~っ!」
「ヒヒヒww…このまま死ぬまでくすぐり拷問しちゃおうかなぁ~、ねぇ、くすぐり殺していい?ww」

 本当に死ぬまでやめてくれないのではないか?

 本当にくすぐり殺されてしまうのではないか?

 このままでは本当に死んでしまう。

 合意の元で行うコチョコチョプレイにおいて大切なのは、実際そこまでするわけはないんですけど、そうだって思わせること。
彼女の顔が絶望とくすぐったさで一杯になるのが本当に堪らない。

 ここまでくれば、最後のお楽しみ。

「ホレホレ、こちょこちょで死んじゃえwwこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ、こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ~っ」
「んぐあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!ガーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、ぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!ギャア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハぁ~!」

 ピピピピピ…

 アラームの音が鳴り響いてしまいました。
今回のこちょこちょくすぐりプレイは、とりあえず1時間と決めていたので。
彼女は本当にこちょこちょに弱く、私もそれを知っていたから、どんなに長くても1時間、これは絶対に守ると約束していました。

「フフフ、よく頑張ったねぇ、こんなにこちょこちょ弱いのに、動けないように固定されて、死ぬほどくすぐられちゃって、大丈夫?」
「ヒュー……ヒュー……」

 虫の息とはこのことかと思う程、よっぽどくすぐったくて、苦しかったのだと思います。
私がせっせと両手両足の拘束を解いたというのに、放心状態のまま動けずにいました。

「……ひっ……はー……はーっ……っぅぐんっっ!?」

 何故彼女がすっとんきょうな声を上げて驚いたのか。
それは、ようやく終わったはずのコチョコチョくすぐり地獄。
なのに、私が彼女の両手を強制的にバンザイさせ、その腕の上に乗っかり、しっかりとロックしたからでした。

「ひっ……ひぃ……?」
「あっ、ごっめ~ん!アラーム50分でセットしてた!だからまだ10分あったわww」
「っひ……ひぇぇ……またコチョコチョ……?もうこちょこちょだけは……コチョコチョやだ……やぁ……お願いじばず……ゆるじで……こちょこちょやべでぇ……お、お母さん……だずげでおがぁざぁああぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!おがぁざぁあぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハァ~ッッッッッッッッッガァっかっかっかっかっかっかっかっかっか!!」
「ヒッヒッヒwwほぉら、くすぐりの刑再開でーすっwwまだまだ時間沢山あるから、死ぬほどくすぐって、笑いこけさせてあげるwwこ~ちょこちょこちょこちょこちょ~っ」

ーーこれが、至福の時。
この世で1番残酷で、悪魔の様な笑みを浮かべていたんだって!(くすぐりプレイ後の彼女の意見)

 よく言われる話ではあるんですが、人ってホント、安堵に弱いんです。
安堵の後の恐怖こそ、その人間を絶望たらしめるんです。
1時間という時間設定があるうちはソフトなくすぐりプレイではあるんですが、やっぱりハードくすぐりも変わらず大好きな私にとっては、このくらいの創意工夫はあっても良いかなって思う。

「いづばでコチョコチョずるのぉ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、コチョコチョやめてぇえぇっへっへっへっへっへ!こちょこちょやべでぇぇえっはっはっはっはっはっはっは!おかぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、おがーざんだじげでぇ~っっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~っ!」
「良い年こいてお母さんwwダサっ(笑)人ってこんなにブサイクな顔出来るんだねぇww足もバタつかせて、腰もフリフリしちゃって、生き恥も良いとこだと思うよww」

 彼女は恥もプライドもかなぐり捨てて、笑い狂っていました。
こんなに切羽詰まった様に半狂乱になるまでくすぐられちゃうなんて、幸せ者ですね。
バンザイさせて腕の上に乗っかっちゃえば、極端にくすぐりに弱い脇の下を守ることは、絶対にできません。
固定しているのが腕だけな分、足をバタバタと子供のようにバタつかせ、腰を突き出したり、左右にフリフリしてみたり、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を白目剥かせて気が狂ったようにブンブン振り乱す惨めな様は、いつ見ても加虐心が沸々と沸き上がり、口角が不自然につり上がってしまいます。

「クスクス…ほら、大好きな脇の下こちょこちょでちゅよぉ~?こちょこちょこちょこちょこちょ~っ、モミモミ…モミモミ…クリクリ…グリグリグリィ~!くちゅぐったいでちゅね~ww」
「んがぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、かぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかぁ~!」

 脇の下の窪みを爪先でこちょこちょくすぐったり、親指でグリグリしたり、人差し指で円を描くようにクルクル回してみたり、摘まんでみたり…色んな刺激を与えてみてわかったのは、脇の下の1番窪んでる部分を爪先でこちょこちょ、突然グリグリと親指でツボ責め、これを交互に、不規則に行うのが最も効果的であること。

「ヒヒヒwwコツ掴んじゃったwwほぉら、こちょこちょこちょこちょこちょ~……グリグリグリグリーっ!……こちょこちょ…こちょこちょこちょぉ……グリグリグリィ~!」
「かぁ~っ!カーッカッカッカッカッカッカッカッカッカ!ぐぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!!」
「ほらほら、自慢のご尊顔、ヤバいってぇwwブッサイクすぎて引くわww散々コケにされて、死ぬほどこちょこちょくすぐられちゃって、ビービー泣きながら鼻水垂らして、白目剥いて笑い狂うのって、どんな気持ち?ドMだから気持ちいいの?ww」
「ぶひぃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!クァ~ッカッカッカッカッカッカッカッカッカ!」
「クスクスww豚みたいww何腰クネクネさせてんの淫乱女ww無様に腰浮かしてフリフリ踊ってないでさぁ、嫌ならバンザイやめるか逃げればいいじゃん?」
「んがあぁあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!ぎゃあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、かっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかぁ~!」
「あれぇ~?バンザイもやめないし、逃げもしないんだねwwあっ、出来ないんでちゅねwwくやしいでちゅか~?そんなダメダメなおこちゃまには、死ぬまでくすぐりの刑やめないwwコチョコチョの刑ww」

 彼女の惨めで無様な様子をからかいバカにするように実況しながら、死ぬほどコチョコチョに弱い脇の下を、気が触れる程とことんくすぐってあげました。
赤ちゃんをくすぐりで虐待するように赤ちゃん言葉で苛められて、散々こけにされて、その上罵声を浴びせられながらコチョコチョの刑にかけられて、死にそうになっちゃって…私ならショックで自殺しちゃいます。

プシッ……ショロショロショロショロ……

 個人差はありますが、大抵くすぐりプレイの最中、女の子はこの辺りでパニックになっちゃって、お漏らしをしてしまいます。

 お仕置きの、こちょこちょの刑。

「うわぁwwおしっこ漏らした……キッショww羞恥心の欠片とないね、ホントに大人なんでちゅかぁ?ww罰として脇の下くすぐりの刑ww本気でくすぐっちゃお~、必殺、脇の下くすぐり殺しww」
「うごあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!¥@$¥&+☆*!?&%!!!!!!!!!!!」

 私は残りの時間、本気でくすぐっちゃいました。
彼女は人の言葉とは思えない悲鳴、獣の咆哮の様な絶叫を上げると、私の指先に答えるように、かつてない笑い声を上げました。
たかがコチョコチョで、呼吸困難寸前になっちゃってて、本当に死の一歩手前まで追い込まれてる様子ですね。

「うがぁああああああぁあぁあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「クスクス……ねぇ、すっぽんぽんだってこと忘れてない?恥ずかしいねぇ~wwほぉら、もっと腰フリフリして惨めに笑い狂いなよww」

 すっぽんぽんだから、おっぱいとか、マンコとか、普段見せない部分が丸見えになってるんです。
そんなことはお構い無しに腰を淫靡に上下左右にフリフリと振り回し、新鮮な魚のようにピチピチのたうち回る様はあまりにも無様で、見ていて滑稽でした。

「んぐあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ~っ!」
「そんな必死こいて足バタバタさせたって逃げられないよぉ~だwwほぉら、こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」

 必死で駄々をこねるように足をバタバタさせ、何とかしてこのくすぐり地獄から逃れようと健気に頑張ってました、ホント、よくガンバったよね~。

「ぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、うぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 おかしいなー、出会った当時はカッコ良かった彼女ですが、面影は、今や全くありません。私のコチョコチョ拷問に屈服して、ブッサイクな顔で恥辱の腰フリダンスを踊って、トラウマになっちゃうだろうなー。

「ぐぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!あがあーっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかぁー!」
「くすくす……顔真っ赤っかだよ?リンゴみたいwwよっぽど苦しいんだねぇ、でもやめたげな~いっwwこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ~っ」

 あまりにも長く激しいこちょこちょ責めに、徐々に酸欠になっていく様は見ていて本当に可哀想で、興奮しちゃいます……くすぐりいじめ最高です。
本当にコチョコチョに弱い人なら、こちょこちょくすぐっているだけで呼吸制御出来ちゃうんですから、凄いですよね。
当然、ドMで変態の彼女には満足に息なんて吸わせてあげません、コチョコチョいじめ~。

「ひゃーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!あっはっはっはっはっはっはっはっは!あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ~っ!」
「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~……グリグリーっ!……モミモミモミモミ……こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ~っww」

 ただただ、私の「こちょこちょ」に合わせた指先の「笑え」という命令に服従し、無様に笑かされ続けるだけ……もうお嫁さんに行けないですね~。
自分でも最低だなって思うんですが、やっぱり、コチョコチョの事になると人が変わっちゃうというか、とことんコチョコチョして、意地悪してイジメたくなっちゃんです。

「んぐあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!あがあっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか!」
「笑い方、下品にも程があるよね。何でそんなオッサンみたいに笑えるの?wwホント恥知らずだよねww」

 やっぱり、コチョコチョに本当に弱い人の、喉を鳴らしながらお腹の底から笑い声が絞り出される超下品な笑い方、ソソるなぁ。

「うぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎゃあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!ぎゃあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「笑い死にって、マジ苦しいらしいよ?良かったねぇ、私がくすぐり殺してあげるから、遠慮しないで無様に笑い死んでいいよwwほぉらほら、こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ~っww」

 ここまで私にとっては本当にあっという間なんですが、彼女にとっては永遠に続いてるかの様な、地獄のこちょこちょ拷問なんだって思うと、つい興奮しちゃって、顔が赤らんでしまいます。

「くかあーっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、ガハーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!あ~っはっはっはっはっはっはっはっはぁー!」
「ヒッヒッヒww苦しい?ホント、コチョコチョ弱いねぇwwどんなに苦しくても、やめてあげないよぉだwwこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ~っ」

 時間までは、どんなにくすぐったくても、笑い死にしちゃいそうでも、こちょこちょくすぐりリンチをやめてあげないんだ~。
本当に、可哀想可愛そう(笑)

「んぐあぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!かぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、ガーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハァ~!」

 恥じらいと苦しみで血管が浮き上がり、切羽詰まって真っ赤っかになった顔を覗き込むと、充血しきった目は完全に白目を剥いていて、大粒の涙を流し、広がりきった鼻の穴からは大量の鼻水が垂れ流されちゃってます。

「くすくす……よっぽどこちょばいんだねww顔、マジでヤバいんですけどwwコチョコチョはやめてあげないけどww」
「ひぎぃいいいぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!ンギャア~っハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、がぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!」

 最早惨たらしくて直視出来ないリンゴの様に真っ赤な顔をこれでもかとブンブン激しく振り乱し、余力も殆ど残っていない足を一生懸命バタバタさせたり、がに股になったかと思えば力一杯内股になってモジモジしたり、出来る限り腰を上下左右にフリフリと振り回したと思えば、思いっきりブリッジの様に腰を突き出して仰け反ってみたり……何とかくすぐったさから逃れようとしているのが伝わってくる。
普通はここまで人間離れしてると引いちゃうけど、くすぐるのが大好きなドSにとっては、たまんないんですよねぇ……イジメすぎ?意地悪すぎるかな(笑)

「あーあ、涙とか汗とか鼻水、めっちゃ飛び散ってるんですけど。お仕置きにコチョコチョ地獄wwコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~っ」

 彼女は顔一杯に付着する涙や汗、鼻水を惨めに撒き散らしながら、笑い狂ってました。
流石にやり過ぎかな、気が狂っちゃうかな?とか思いましたが、結局彼女の惨めで可愛い姿がもっと見たくて、悲痛な笑い声が聞きたくて、ネチネチと、しつこく脇の下をコチョコチョくすぐり続けました。
本当に、コチョコチョの事になると、どうしても残酷になっちゃうんですよね。

「クカカカカカカカカカ!クワァ~ッカッカッカッカッカッカッカッカッカ、あがあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、んがぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか!ウギャア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!アッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハァッ!あっはっはっはっはっはっはっはっはぁ~!ア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハーー」

 たかがクスグリですが、人としての尊厳、女性としてのプライドを粉々に粉砕しちゃったんだろうなぁ、やっぱり本当にくすぐりに弱い人をくすぐりいじめで拷問にかけるのはサイコーです。

 これが、私の今までのくすぐりプレイで1番ソフトなくすぐり体験談です。
もし、こんなこちょこちょリンチを受けてみたい、コチョコチョリンチされたいという方、もっとハードなくすぐりリンチがご所望の方、いらっしゃいましたら、私とくすぐりプレイしませんか?
先ずは体験談の様にソフトにコチョコチョしますが、貴方が望むなら、いずれくすぐり奴隷にして、この世の地獄を見せてあげます。
精神崩壊しちゃうかもしれませんが……彼女みたいに(笑)
くすぐり奴隷も募集してますので、自殺志願者はくすぐり奴隷の方もご検討ください。
では、コチョコチョに極端に弱い方、いらっしゃいましたら、私の思うままに、好きなだけこちょこちょさせてください、よろしくお願い致します。

妖しい関係……くすぐり拷問でフェチに目覚めさせられる男

「こんにちは、彩さん」
「……あら、いらっしゃい」

 彩さんとはもう、長いことお付き合いしている……小学生の頃からか。
もちろん付き合っているとは言っても別に、カップルだったり、結婚を意識しているわけではない。
ただ、ある意味では一生付き合っていくかもしれない大切な 【パートナー】 と言える。

「男の子ってこちょこちょするとすぐ勃起するから面白いよね~」
「まあ、ねぇ……」
「くすくす……じゃあそろそろベッドに横になってね?」

 もう何度も繰り返している……でも、何時だって心臓は極限まで高鳴り、俺はそれを隠すよう平常心を装いながらベッドに横になった。
――彩さんの匂いがする。
半ば惚けた俺に向かって彼女はそっと微笑むと、俺の手足を取り、用意していた紐でベッドに棒の字になる様固定していく。

「相変わらず、可愛らしい顔してるのね、あなた」
「うるさいな……」
「クスクス……顔赤くなってるわよ? 照れてるの?」
「だから、うるさいって」

 俺は今や成人し、彼女も今や立派な熟女となってしまった。
それでもやはり昔から変わらず美人で、顔を近づけられて少し照れ臭くなる。
堪らず俺はいつもの様に悪態をついていた。

「生意気なのも相変わらずねぇ。悪い子には、お仕置きしちゃうわよ?」

『ビクンッ』

 彩さんの甘ったるくて刺激的な言葉に、自然と体が反応してしまう。
腕に力が入り、足は女々しく内股に閉じられ、首をすぼめた。
もちろん、それだけではない。

「ほぉら……あなたは私のこの細長い指先が、大好きなんですものね。大事な部分も反応しちゃってる、興奮してるのねぇ」
「ば、ばかっ……興奮なんか……」

 彼女の指先がイヤらしく踊ると、股関が熱くなり、反射的に勃起する。
いつもの事、それなのに堪らない羞恥心が俺を襲う。
彼女は徐に俺のベルトに手をかけて、丁度恥部が見えるだけズボンとパンツを下ろしてしまった。
衣服を着ているにも関わらず肝心のチンコや金玉が丸出しなんて、滑稽にも程がある。

「まあっ……チンチンもこんな風に勃起しちゃってる。まだ何もしてないのに……何を期待してるのかしら?」
「だっ、何も期待してなんかっ……」
「ダメよ? 人間素直じゃなきゃね。ほらこちょこちょこちょこちょ~っ」
「んぎゅぅうぅうっふっはっはっはっはっはっはっはっはっは! やめろぉっはっはっはっはっはっはっは!」

 唐突に脇腹に指が食い込んだ途端に弾ける様に体をくねらせて笑ってしまった。
それだけに止まらず、脇の下を器用に掻き回し、お腹を摘まみ、あばらを掴み、くすぐり、限界まで笑かし追い込んでいく。
そう、昔から俺には被虐願望があり、彩さんには男をくすぐっていじめたい願望があった。
単なるマゾだった自分がくすぐられフェチになったのは、明らかに彼女のお陰。

「昔から本当にコチョコチョに弱いのねぇ。くすぐり甲斐があるわ。くすぐり殺しちゃいたいくらいよぉ」
「ぎゃあああっはっはっはっはっはっはっはっは、やめろっていってんだろぉっはっはっはっはっはっは!」
「やめて欲しかったら、その無様にフリフリしてるチンチンをしまったらどう?」
「いやっはっはっはっはっはっはっは、ふざんなぁっはっはっはっはっはっは、ズボン元にもどせぇっはっはっはっは!」
「口の聞き方がなってないわね。私が一から叩き込んであげるわ」

 彩さんはピアノを習っていた様で、指先は残酷な程器用だった。
そのくすぐりテクは異常なまでに発達しており、昔は数秒で泣き叫びながらやめてくださいと懇願してしまっていた。
今日も、追い込まれるまで時間はかからなかった。

「ひぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっは、いつまでやんだよぉっはっはっはっはっはっは!もう無理だってぇっはっはっはっはっは!」
「さあ、いつまでかしらね? ほら、先ずは口の聞き方からよ。惨めな変態でごめんなさいって言いなさい」
「があっはっはっはっはっはっはっはっはっは、アンタに変態なんて言われたくねぇっはっはっはっはっはっは!」
「あら、生意気ね。お仕置きに、足の裏コチョコチョの刑ね」
「う″お″お″お″!? ぎゃあああっはっはっはっはっはっはっはっは! まっでぇっはっはっはっはっはっはっは、ムリムリぃっはっはっはっはっは!」

 いきなり送られてくる新しい部位からのくすぐったさに半ばパニックになりながら腰をくねらせて精一杯の抵抗を見せるが、それらが彩さんを悦ばせるだけであることも解ってる。
それでも、激しく笑わずにはいられない。

「足の裏もコチョコチョに弱いのよね~。ほらほら、一杯こちょこちょしてあげるから、もっと笑って笑って?」
「んがあああっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎづぃいっはっはっはっはっはっはっは、おかしくなるぅっはっはっはっはっはっは!」
「もう十分おかしいでしょ? 惨めな変態でごめんなさいは?」
「惨めな変態でごべんなざいっはっはっはっはっは、ごめんらざいっはっはっはっはっはっは!」

 ついに俺は彩さんの残忍な指先に屈し、思ってもいない恥辱的な事を口走る。
彼女はここぞとばかりに俺を恥辱で満たしていくのだ。

「ねぇ、今あなたのチンチンはどうなってるの?」
「ぼっぎじでまずぅぅはっはっはっはっはっはっはっは、ビンビンになってまずぅっはっはっはっはっは!」
「あなたはコチョコチョくすぐられるのが好きなの?」
「だいすきでずっはっはっはっはっはっはっはっは、コチョコチョくすぐられて勃起じでるへんだいでずぅっはっはっはっはっはっは!」
「なら、彩様、くすぐり殺してくださいって言って?」
「ぎゃあああっはっはっはっはっは、くすぐり殺してくだざいっはっはっはっはっはっはっはっは! くすぐりごろじでぐだざいっはっはっはっはっは!」
「クスクス……自分で何を言ってるか解ってる? 気でも触れたの?」

 からかいながら決して手を緩めることなく足の裏、お腹、脇腹、脇の下、首……俺の弱い部分をくすぐり、鼻で嗤う彩さんの指先を感じながら、思い出す。
――初めてくすぐられたのは、中学生くらいの頃、スマホを見られて自分の恥ずかしい被虐的性癖がバレた時。
大の字に縛られて動けないのを良い事に、とことんくすぐり責めにあったっけ。

「んがああああっかっかっかっかっかっかっかっか、やべでぐらざいっはっはっはっはっはっは、じんじゃいまずぅっはっはっはっはっは!」
「でもあなたはこうやって泣くまでいじめられるのが好きなんだもんね? チンチンも固くなってるし」
「すぎじゃらいよぉぉぁはっはっはっはっはっはっはっはっは、くすぐったいよぉっはっはっはっはっは!」
「両親に今日の事バラしたら、性癖の事バラしちゃうからね? 今日からあなたは私のくすぐり奴隷だから」
「ぞんらろやだぁっはっはっはっはっはっはっは、もうゆるじでぐだざいっはっはっはっはっはっは!」

 あの日からくすぐりにハマった俺は、スマホで色んなくすぐり系サイトを巡ってはオナニーをした。
そして、それも彩さんにバレた。

「ねぇ、あの時あんなに嫌がったフリしてたのに、どうしてこんなサイト検索しちゃってるのかなぁ?」
「い″や″っはっはっはっはっはっは、みないでぇっはっはっはっはっはっは! おねみないでぐらざいっはっはっはっはっは!」
「検索履歴……死ぬほどくすぐられたい……くすぐり……くすぐり好きな女の子……どれも香ばしいわねぇ」

 あれは流石にキツかった。
今まで普通に付き合ってきた仲の良いお姉さん的存在の彩さんに性癖モロバレしただけでなく、目覚めさせられた挙げ句夜の営み事情まで赤裸々に告白させられたのだから。
いつもカッコつけてた俺の面子は丸潰れだった。

「あら? こんなハードなくすぐり小説読んでるの? こんな風に、くすぐり殺されたいわけ?」
「ひぃぃぃぃっはっはっはっはっはっはっはっは、あだまおがじぐなるっ、はずがじぃぃぃっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「くすぐり動画、くすぐり画像……一杯保存してるのね。本当に変態なんだから。これでオナニーしてるの? 正直に言わないと、くすぐり殺しちゃうよ?」
「いやぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは、じでまずぅっはっはっはっはっはっはっは、してるがらもうやめでぇぇぇっはっはっはっはっは!」

 こんなくすぐり尋問されたら普通はトラウマになるのだろうが、思い出しただけで興奮してはオナニーしていた自分の変態ぶりに嫌気がさしてしまう。
またある時は、ハプニングバーにつれていかれ、数人の女子の前で発狂寸前までくすぐられつづけた事もあった。
おあつらえ向きの十字架に拘束されて、公開処刑されたんだった。

「がああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、もうやべでぐらざいっはっはっはっはっは!」
「この子は私のくすぐり奴隷なのよ。ほら、私はドMの豚ですって自己紹介しなさい」
「わだじはどえむのぶだでずぅっはっはっはっはっはっはっはっは! もうゆるじでぐらざいっはっはっはっはっはっは!」
「キャーッ、何この子、フル勃起してるんですけどっ」
「マジキモーイっ」
「クスクス……泣いてる泣いてるぅ」

 見ず知らずの女の子に罵倒されて恥ずかしい姿をマジマジ見つめられ、プライドは粉々に粉砕されてしまった。
自尊心の強い俺にはかなりキツかった。

「ぐあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いぎずわぜでぇっはっはっはっはっは!」
「あら? 奴隷の癖に贅沢言うのね。よらしかったら貴女方も、くすぐり調教を手伝ってくださらない?」
「いいよー!」
「ほぉらほら、ドMのぶたちゃーん、こちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「もっと笑え笑え、クソガキめ」
「コイツの顔チョーウケルんですけど」
「腰もチンチンもフリフリさせちゃって、恥ずかしくないの?」
「ありえないわー男として、いや人として」
「あ″か″あ″あ″あ″っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぎゃあああああああっはっはっはっはっは、かっかっか、かっかっかっかっかっかっかっかっかっかぁ!」

 ハプニングバーの女の子達は意外にドSで、かなりエグい焦らし責めを受けてしまった。

「ホレホレ、お尻の穴ほじくっちゃえ」
「じゃあウチはチンチンとタマタマ優しくくすぐっちゃお」
「おい、絶対イカすなよ?」
「それマジ地獄じゃね?」
「いーよ、コイツはいじめられて興奮する豚なんだから」
「いがぜでぇっはっはっはっはっは、もういがぜでぐらざいっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「じゃあシコシコしてくださいって言ってみ?」
「シコシコじでぐらざいっはっはっはっはっはっはっは、はやくいがぜれぇっはっはっはっはっはっは!」
「ぎゃっはっは! マジで言いやがった!」
「男としてのプライド無さすぎ」
「寸止めの辛さ教えてやるわ」
「良いから笑えよクソガキが」
「くすぐり殺しちゃおーよ」
「賛成~」
「どんなに泣き叫んでも、やめてやんないよぉだ」
「があああっかっかっかっかっかっかっかっか、ごぉああっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 普通なら自殺モノの恥なんだろうけど、俺にとっては良い思い出だった。
やがて刻まれたくすぐり責めを思う余裕すらなくなる程に追い込まれていった。

「クスッ……心此処に在らずって感じだったけど、何か思い出してたのかしら?」
「ぐあああっはっはっはっはっはっはっはっはっは、げんがいれずぅっはっはっはっはっはっは、もうゆるじでぐらざいっはっはっはっはっはっは!」
「ダ~メッ、ほぉら、脇の下の窪みも弱いよねっ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょ」
「かっかっかっかっかっかっか、ぎゃあああああっはっはっはっはっはっはっは! だれがだずげれぇっはっはっはっはっは!」
「あらまあ、笑い声が詰まってるわよ? 首をコチョコチョしてあげるわね?」
「くぁぁぁっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、くすぐりはやめでぐだざいっはっはっはっは! かぁぁぁっかっかっかっかっかっかっか!」
「プッ……きゃっはっは! ちょっと純ちゃん、惨めすぎない? 見てて笑いが止まらないわよ」

 それもそうだ。
服を着ているにも関わらず一番大切で恥ずかしい部位であるチンチンが丸出し、おまけに情けなくフルボッキしていてくすぐりから逃れようと必死に体をよじってくねらせている反動で無様に震えているのだから。

「あんまり可愛そうだから、すっぽんぽんにしてあげるわね」

 彼女は俺の服をあっという間に脱がし、素っ裸になってしまった。
そう、彼女の器用な指先が、敏感な皮膚を直に刺激していく。
強制的に半狂乱なまでに笑かされる屈辱と苦しみを味わい、溺れた様に必死に呼吸をしようと試み、哀願した。

「かぁぁぁぁっかっかっかっかっかっかっかっか、ぐるじぃぃぃっはっはっはっはっはっは、いぎできらいっはっはっはっはっはっはっは!」
「クスクス……直にコチョコチョされたら堪らないでしょ? ほーら、首も脇の下も脇腹も、お腹もあばらも、満遍なくコチョコチョしてあげるね? コチョコチョコチョコチョ~」
「腰クネクネさせちゃって、可愛いわねぇ。チンチンももっと元気にフリフリしちゃってもいいのよ?」

……いよいよ気が遠くなり、彩さんの声が聞こえなくなってくる。
この後は、もう彼女が気の済むまでひたすら笑って、身を捩って、泣き喚いて、くすぐり拷問の終わりを願うしかない。

「があああっかっかっかっかっかっかっかっかっか、あっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「そろそろ限界かなぁ? 大分余裕なくなってきてるね」
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! かっかっか、かぁぁぁっかっかっかっかっかっかっか! ケホケホッ……っがああっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「あらあら、そんなに酷い顔しちゃって……苦しくて苦しくて仕方がないのねぇ。コチョコチョくすぐられて笑いが止まらなくて、息が出来なくてどうしよもないのよねぇ。」
「あがっかっかっかっかっかっかっかっかっか、ゴホォッ、ゲホゲホッっはっはっはっはっはっはっは、うぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「くすっ……ほら、もっと頑張って腰フリフリしながら泣き叫んで、笑い狂って? もっと切羽詰まった苦しそうな顔を見せて?」
「ぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは、あっはっはっはっはっはっはっは! が……がはっ……かっかっかっかっか、かぁっかっかっかっかっかっかっか! ……ああぁ……」

 俺が次に目を覚ました時には優しいいつもの彩さんに戻っている。
今までの事は夢だったのではないか?
そんな疑いを持ってしまう程だ。

「ねぇ……」
「はい……何ですか?」
「また、来てね?」

 これからも、この関係は続きそうだ。

ドSJK達にくすぐり拷問地獄を受けて発狂しちゃう女の子

「やる気ないならもう辞めていいから!」
「……はぁ~い」

 プールサイドに怒号が響き渡る。ある高校の水泳部のエースだった景子は、プライドが高く妥協ばかりの後輩を許すことができなかった。
当然いつも怒られてばかりの後輩も、上から目線で怒ってくる先輩に対して苛立ちを隠せずにいて……しかし表立って先輩に立ち向かうことも出来やしない。
部活の上下関係は厳しく、今日も私は不満を抱えた人間の愚痴を聞いている。

「……景子先輩最近マジうざいんすけど」
「チョーわかる~」
「ちょっと可愛くてスタイル良いからってチョーシこきやがってさぁ」
「しかもスポーツも勉強も出来るとかウザすぎ」

 性格の不一致や嫉妬なんてよくある話。
昔から私は所謂いじめっこ体質で、地元では有名だった。
そういう理由から、年齢問わずこういった相談や愚痴を受けていた。
つまり、いじめの依頼やアイデアを提供することが多く、今日もまた私の同級生のいじめを頼まれたのだ。

「じゃあやっちゃおうか、景子ちゃんくすぐり殺人計画」
「くすぐり?」
「ああ、景子って昔から、コチョコチョに異常に弱かったんだよ。だからくすぐり殺しちゃえばいいよww」
「先輩ってくすぐりに弱い人なんすか? へぇ~……いいっすね、くすぐり殺しちゃいましょうよっ!」

 いじめと言っても様々ある。
身体的苦痛を与えて苦しめたり、精神的に追い詰めたり……しかし少なくとも、私は在り来たりないじめをするつもりはなかった、と言うより、私でなければならない、私にしか出来ない最も相手を苦しめるいじめ方を考えることに当時の私は喜びを見いだしていた。
私達は遊び半分で計画を練っていく。
景子を苦しめて、徹底的に屈辱を与えるにはどうすれば良いか。
奴隷にでもしちゃおうか、そんな会話をしながら、会話が弾む。
昔からドSだった私にとって、いじめの相談は大好物だった。

「テメーらマジ殺すぞ! 離せって言ってんだろぉ!」

 私達は部活後、後輩部員達を集めてシャワールームで景子を押さえつけ、彼女の両手両足を広げて大の字に固定し、座り込んだ。
手の空いた後輩部員にはスマホを用意させ、ムービーを撮影させている。
彼女の余裕綽々な吠え面が惨めに崩壊することを想像すると、自然と笑みがこぼれた。

「さて、始めますか」
「ざ、ざけんな! お前ら何をっ――!?」

 手の指をワキワキとさせると、途端に景子は息を飲む……滅法コチョコチョに弱い彼女にとって目の前で妖艶に蠢く指先はギロチンの様なものだっただろう。

「く、くすぐり――お前らっ……っんな子供騙し、効く訳が――」
「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「かあ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ぬ"あ"あ"っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ!」
「wwwwセンパイww顔wwww」

 あまりにも強烈な刺激だったんだろう。
必死に強がっていた彼女は、数十本の細い指先で敏感な身体こちょこちょくすぐられると、思いきり良く顔面を崩壊させながら我を失った様子で笑い狂った。
普段の整った彼女からは想像出来ない程笑い皺で顔がくしゃくしゃになり、目を見開き鼻の穴を広げ、大きく口を開けていた。

「景子、昔から脇の下こちょこちょくすぐられるのが本当に弱かったよね」
「センパイこちょこちょ効きすぎww顔ヤバいっすよ、どうしたんすか?ww」
「が~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やめろぉっはっはっはっはっは! マジやめろぉぉっはっはっはっはっは!」
「やめないよぉ? 今日はセンパイをとことんくすぐり責めにして、いじめちゃいますからww」

 景子は醜く破顔させ、無様に笑い狂っている……本当にくすぐりに弱い人間が大勢に
よってたかってくすぐられたら余裕なんてあるはずもない。
頭が“くすぐったい”で埋め尽くされて、パニック状態になってしまうものだ。

「クスクス……ほぉ~ら、こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「があああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! 何でこんなぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「ガキみたいに足バタつかせてる割にはオバサンみたいな笑い方すんのなお前ww」
「おまえぇっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、後で覚えてろよぉっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 後輩部員が彼女の手足を拘束しているからいくら抵抗して暴れても脇の下はがら空きのまま……腰を浮かせたりフリフリくねらせたり、無駄に足掻く彼女を見て、私達はその様を嘲笑った。

「センパイこんなにくすぐり弱かったんすね、もっと早く気付いてればいじめてあげたのにぃwwほらほら、コチョコチョの刑ですよぉ~?」
「ふざけんなぁあぁあっはっはっはっはっは! マジやめろってぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「でもそんなに腰浮かしたりクネクネさせたり足バタバタしながら笑ってたら、悦んでる様にしか見えねぇしww」
「ちがうっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、マジムリだってばぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 当然脇の下だけではない。
足の裏、太もも、脇腹、お腹……後輩部員達は由香の痴態を可笑しそうに見つめ、敏感な身体をこちょこちょくすぐっている。

「くすぐりはムリぃっはっはっはっはっは! くすぐりはやめろぉっはっはっはっはっはっはっは!」
「ダ~メっ、我が儘言う子にはくすぐりの刑だよっ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「何なんだよぉっはっはっはっはっは! 意味わかんねぇよぉっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「お前頭ワリ~もんなww」

 既に完全に上下関係が逆転していた。
やがてこれが主従関係になるのも、時間の問題だろう。

「じゃあ、そろそろ始めるよ」
「お、もうやるんですか! いいっすよ~!」
「何すんだよっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、うごっ――!?」

 後輩部員は指示通りあるものを手に取り、取っ手を捻った。
景子の大きく開いた口の中に、吸い込まれていく。

「がぼぼぼぼっ、うがあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! があ"あ"っはっはっはっはっは!」
「お前喉渇いたろ? シャワー顔にかけてやるから感謝しろよww」
「がはぁあっ、あぶぅうぅうっはっはっはっはっは、がばばばばぁ!」

 只でさえこちょこちょで呼吸がままならない上にシャワーで鼻と口に水を流し込まれ、半ば溺れた様に必死でもがき苦しんでいる。
後輩部員はかなりのドSなのかシャワーだけでは飽きたらず、たまに両手で口を塞いで鼻の穴に水を集中させたりして弄んでいた。

「クスクス……苦しい? でもやめてあげないよ? 死ぬ一歩手前までこちょこちょくすぐって、追い込んであげる」
「無様ですねぇ~、ほらほら、鼻と口にお水入れてあげますよぉ~景子さんっ」
「マジくすぐられて笑い苦しむ姿ってサイコーww」
「だずげっ、ごぼぉあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、じんじゃうっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「大丈夫、人間そう簡単には死なないようになってるから」

 私達は地獄の様なくすぐりリンチに激しく悶え苦しむ景子を見て、形容し難い興奮を覚えていた。
もっと、もっとプライドをかなぐり捨てて見るも無惨に笑い苦しむ姿が見たい。
景子をいじめる手が加速していく。

「ガボッ、やべでぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ぐるじぃっ、いぎずわぜでぇっはっはっは!」
「呼吸したいなら勝手にすれば良いじゃない、脇の下こちょこちょしてるだけなんだから」
「私は脇腹こちょこちょの刑にしてるだけだし」
「ウチ足の裏くすぐり地獄にしてるだけ~」
「いやいや私だって、たまに鼻と口に水入れてるだけだし~」
「いやいやそれめちゃ鬼畜ww」

 息が出来ない、それだけではない。
強制的に笑かされ、大きく開いた口、広がった鼻の穴からどうしても水が入ってきてしまうのだ。
呼吸は少しでもしたいのに、すれば水が入ってくる……特に鼻からの水は苦しいだろう。
由香の目が充血してる……きっと泣いてるんだ、可哀想に可哀想に。

「あれ? 景子泣いてるwwほぉら笑って笑って? こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~」
「マジか、情けないなぁwwお前みたいなのが先輩だったと思うと腹が立つわ」
「まあまあ、コイツから謝罪と服従の言葉が聞ければ許してあげてもいいんじゃない?」
「wwwwおい、ごめんなさいって言えよww」
「ごべんなざいっはっはっはっはっはっは! がぼぼっ、ごべんらざいぃぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「ごめんなさい頂きましたww」
「プライドないの? 景子って……まあ、一旦くすぐりやめてあげる」

 シャワーとくすぐる手を止めた。
景子は漸くまともに出来るようになった呼吸で夢中になっていた。
嗚咽している所を見ると、よっぽど苦しかったのだろう。

「んー、どうしよっかな、とりあえずシャワーはそろそろ危ないからやめとこ」
「え~っ、コイツの苦しむ姿もっと見たいんだけどな~」
「ひ……ひひひ……も、もう……やべで……ゆるじでぇ……」
「じゃあ、もう一回私達にごめんなさいして?」
「う……ぅぅぅ……ご、ごめんなざいぃ……」
「それと、もう一つ……ウチのくすぐり奴隷になってくれる?」
「……ぇ……ど、どれぃ……くすぐりどれい……いやだ……も、もうくすぐりは……くすぐりだけはぁ……」
「……そう言うと思った!」
「――ぁううっ!?」

 後輩部員は待ってましたと言わんばかりに景子の体の上にうつ伏せに寝転がり、彼女の顔をサディスティックに覗き込んだ。
――そして、悪夢の第二幕が始まる。

「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「う"あ"あ"あ"っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ぼうやべでぇぇぇっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ギャ~ッハッハッハッハッハッハッハッハ!」
「やめるわけないでしょ、こちょこちょリンチですよセンパイっww」
「くすくす……こちょこちょリンチは弱い人にとっては相当キツイだろうなww」
「ごべんらざいぃぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ゆるじでぐらざいぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」

 私達は死ぬ寸前まで追い詰めてから、二人がかりでくすぐり地獄を始めた。
景子の体の上にうつ伏せになりガッチリ押さえ込んでいる為、もう体をくねくねさせてくすぐったさを逃す事も出来なくなり、狂った様に首を振り回している。

「wwww必死過ぎっしょww壊れた人形見たいっすねww」
「それにこの顔wwかなり切羽詰まってるんじゃない?」
「この世の終わり見たいな顔じゃないですか?」
「それどんな顔ww」
「うぎゃあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ごべんなざいいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ごべんなざいごべんらざい~はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「じゃあ一旦やめ~っ」

 私達は手を止める。
そして絶望に満ちた滑稽な景子の顔を満足げに見つめながら、こう問いかけた。

「くすぐり奴隷になってくれる?」
「な……なりまふ……くすぐり……どれいに……なぃまふぅ……」
「クスクス……調教完了っ」
「これから宜しくな、くすぐり奴隷の景子ちゃんっww」

 こうして、景子のくすぐり地獄は終わりを告げた。

「こぉ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「あ"あ"あ"あ"あ"っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ンガアッハッハッハッハッハッハッハ、かぁ~かっかっかっかっかっかっかっか、かっかっか、かあああっかっかっかっかっかっかっかっか!」

 そんな筈はなく、私達は景子をこれでもかと言う程くすぐり尽くした。
彼女はいよいよ半狂乱で笑い苦しみ、髪を振り乱して泣き叫んだ。
そんな姿を見て私達は快楽に耽る。

「でもくすぐり奴隷ならいつくすぐっても良いよなww」
「あんたらもとことんドSだねww」
「ねぇ、今どんな気持ち? 後輩にこちょこちょくすぐられて、悔しい? ww」
「ぐやじぃぃぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ぐやじいでずぅっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「wwwwザブングルwwww」
「wwちょっとスマホスマホww」
「ムービー撮らなきゃwwはぁ~い奴隷の由香ちゃ~ん、今悔しいですかぁ?」
「ぐやじいでずぅっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ぐやじいよぉぉおぉっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「wwww爆笑wwww」
「ねぇ、奴隷に水着なんて勿体ないでしょ? すっぽんぽんにしてくださいって言ってみて?」
「すっぽんぽんにじでぐらざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! かぁっかっかっかっかっかっかっかっかぁ~!」
「随分素直になったねwwじゃあ一旦やめてあげよ~っ」

 美人としてモテ囃されてきた景子にとって生涯最も屈辱的であろうあだ名“ザブングル景子”はこうして生まれたのだった。
オマケにスクール水着を脱がされ、一子まとわぬ姿になってしまう。

「か……かはっ……」
「流石に限界かなぁ」
「そうっすね、死ぬほどくすぐっちゃいましたからねww」
「まあ、すっぽんぽんの恥ずかしいムービーも撮れたし、これで勘弁してやりますか」

 漸く地獄のくすぐり責めが終わり、景子は安堵の溜め息をついた。

「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「ぶああ"あ"あ"あ"あ"~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ぼうゆるじでぐらざいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やべでぐだざぃぃぃぃぃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! ア"~ッハッハッハッハッハッハッハッハ!」

 トドメのくすぐり拷問が開始する。
ここまでくれば後は発狂を待つばかり、顔が真っ赤っ赤になり、悲痛な笑い声を上げて涙や汗、鼻水を撒き散らしながら無様に笑い苦しむだけ。
――くすぐり殺される……きっと、そう思っただろう。

「折角だからすっぽんぽんの景子ちゃんをくすぐり拷問しちゃいましょww」
「あんたら本当鬼だわ、景子笑い死にしちゃうよww」
「ギャ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ! かっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、がああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
「そ~れそぉれ~くすぐり殺しちゃうよぉ~? 苦しいねぇ~っwwどう? 苦しすぎて死んじゃいそう?」
「ザブングルちゃん、もしくすぐり殺しちゃったらお墓作ってあげるね」
「墓の名前はザブングル景子で良いかな?」
「その辺に落ちてる猫の糞供えてやるよww」
「じゃ私は犬の糞かなwwww」
「があああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! あ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! かっかっかっかっか、かぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかぁ~!」

――どうしてこんな苦しい思いをしなきゃいけないの?
もうやめてよ。
もう笑いたくない。
意味わかんないよ。
誰か助けて。
私達は景子がブサイクに笑い狂う様を見ると、そんな絶望が伝わってきて興奮を抑えきれずに口角を不自然につり上げ、嘲笑っていた。

「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~っ」
「さぁ、後どのくらい持つかなぁ」
「くすぐり殺されるのってどんな気持ちか、終わったら聞かせろよww」
「それ無理でしょww」
「ほぉら、笑い死ね笑い死ねww」
「クスクス……最後は頭も固定しちゃおww」

 私は両膝で景子の頭を挟むと、ついに彼女は首を振り回す事も出来なくなってしまった。
逃れることの出来ないくすぐったさを最大限感じながら……惨めに笑う以外にくすぐり奴隷に選ぶ権利はない。
残酷な何十本もの細い指先が、死ぬほどくすぐりに弱い由香の身体をコチョコチョくすぐり尽くす。
私達は強引に景子の人権を剥奪し、チンケなプライドを粉々に粉砕した。

「クスクス……ねぇみんな、これ見てよ。コイツ、こちょこちょくすぐられてマンコ濡らしてるww」
「それだけじゃねぇよ、乳首もビンビンになってる、コイツまじやべぇww」

 後輩部員の一人が私のマンコの割れ目を人差し指で優しくなぞり、往復している。
またある部員は乳首を優しく擦り、勃起させていた。
景子は死の手前まで追い詰められながらも、優しい快楽の刺激に耐えられず、くすぐられながら濡らしてしまっていたのだ。

「んぎゃああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは! あひぃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! だじげでぇ~っはっはっは、ギャッハッハッハッハッハッハッハッハ~ッ!」
「くすぐられて濡らすとかマジきめぇ~」
「wwこちょこちょくすぐられて、息も出来ずに、苦しくて死んじゃいそうなのにイッちゃうの?」
「くすぐり窒息アクメってやつ?」
「女として終わってんなお前ww」
「クスクス……乳首ビンビンにした無駄にデカイおっぱい揺らして笑い悶えて、恥ずかしくないの?」
「ヒギィ~ッヒッヒッヒ、ぎゃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! んが~っはっはっはっはっはっはっは!」

 後輩部員はとことんからかいバカにした。
死ぬ寸前までくすぐられてる最中に、人差し指でマンコなぞられただけで濡らしてるなんて確かに人として終わってる。
徹底的にくすぐられて、笑って笑って笑い狂って、呼吸制御されて、人権も否定されて、おまけに乳首もビンビンで、マンコも濡らして……もう死んだ方がマシかもしれない。
そう思うほどに無様なくすぐり奴隷と化していた。

「ガ~ッハッハッハッハッハッハッハッハ! かっかっか、ギャア~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、ギャ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハァ~!」

 私達は自然とくすぐり方が上手くなっていた、くすぐり奴隷をより笑い苦しめるため……脇の下をコリコリ円を描くように引っ掻いたと思えば親指でツボを激しくグリグリ揉みしだき、脇腹も的確にくすぐったいツボを押さえては絶妙な力加減でモミモミ、足の裏も緩急をつけてコチョコチョとくすぐり……彼女のくすぐったいポイントを押さえ、慣れさせず、地獄さながらの責め苦を与え続けた。

「良い気味だわ、狂い死ねよマジでww」
「もうウチらのくすぐり奴隷なんだからマトモな人生送れると思うなよ」
「もうお前には人権なんてないから、安心して笑い死んでいいよww」
「これからも死ぬほどくすぐってくすぐって、笑いこけさせてやるわww」
「クスクス……感謝しろよ、くすぐり殺してもらえるんだから」
「がああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、かっかっかっかっかっかっかっか! かぁっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか! か……かはっ……」

 景子はこの後、死んだように気絶してしまった。
しかも、気絶する直前にお漏らしもオマケにしていたと言う……シャワールームで良かったね、と景子には言っておいた。
これらの一部始終は後輩部員のスマートフォンにムービーとして保存されている。
この日以降の景子の人生が一変したのは言うまでもなかった。

「そぉれ、落とせ落とせー!」

 景子はプールに落とされた。
二メートル大の鉄パイプに両手両足を束ねて括りつけられ、彼女は水中で『逆さ』に固定される。
必死で鼻からの水の侵入を我慢する彼女に私達は無邪気な笑顔を浮かべながら近づいていく。
某漫画のくすぐりシーンを見て後輩部員に提案してみたのだ。

「がぼぼぼぼ、ぐばぁっかっかっかっかっかっかっかっかっか、かっかっかっかっかっか! ぐばあぁあ!」

 容姿端麗な彼女の顔は見るも無惨にブサイクになり、必死で腰をフリフリしている。
そんなことなどお構い無しに、私達は彼女の死ぬほどくすぐりに弱い脇の下、脇腹、お腹、首、足の裏、太もも……敏感な身体をこちょこちょくすぐっていく。

「がぼぉっ、ひぐっ、ゆるじでぇっ! おれがいじばずっ、ゆるじでぐらざいっっ!」
「ダ~メっ、許してあげないww」
「ラッキーマンの刑再開~っ」
「うぐうっ、いやぁあっ、ああああがばばばばばばば!」

 何度も何度も限界まで水中で逆さにしてはくすぐって、息を吸わせて、また逆さにしてくすぐった。
水の中で逆さに固定されてくすぐられるのがよっぽど苦しいのだろう、彼女は恥やプライドをかなぐり捨てて懇願する。

「ぐはぁっ! だれがだずげでっ、だずげれぐだざいぃっ、だれがぁあぁあ!」
「誰もお前なんか助けに来ないよ」
「クスクス……ざまぁねぇな~、おら、またくすぐってやるよww」
「んがぁあ~っ、やべでぇっ、ぐぼっ……がばあっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかぁ~!」

 誰一人この憐れなくすぐり奴隷に情けをかける者はいなかった。
彼女は最早私達にとっては単なるオモチャでしかない。
身も心もボロボロになるまでくすぐって、最後にはどうやってくすぐり殺してやろうか……そんなことを考えていた。

「がばあっ! かはっ……もぉ……殺してくだざぃ……ひぐっ、えぐぅぅぅっ……」
「はぁい、くすぐりぃ~くすぐり~っww」
「いぎゃああああっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、ごっぱぁああぁあぁあ!」
「窒息って、苦しいよねぇww想像したらエグいもん」
「だね、くすぐり奴隷の景子に相応しいんじゃね? やっぱくすぐり殺すのがいいよ」
「でもまだくすぐり殺さないよ? もし、逃げたり自殺なんかしたら……あんたの家族とか友達とか、ただじゃ済まないから」
「私達がくすぐり殺すまで、永遠にくすぐり奴隷なんだよお前はww」

 私達は彼女を脅した。
自殺する権利すら彼女には与えなかった。
私達がくすぐり殺すまで、永久にくすぐり奴隷として生かされ続ける彼女の将来を思うと、心の底から興奮してしまう。

「かっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか、かぁ~っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか~っ! ングゥァッカッカッカッカッカッカ……がぶっ、ぶくぶく……」

 気絶してしまった。
水中で気絶されると、玩具が壊れてしまったのかと少しだけ心配してしまう。
まだ生きてるのを確認し、彼女をプールから引きずり出すと、今度はどんな風にくすぐってやろうか、作戦会議をする。
もう彼女が平和に暮らせる日は来ないだろう。

「あ、あのっ……」
「? なんだよ、ザブングル」
「……ムービー、消してください……」
「うーん、YouTubeにアップする時なんてタイトルが良いかなぁ。“くすぐられてザブングルになるJK”とか?ww」
「……や……やめてください……お願い……します……」
「クスクス……全力でザブングルのモノマネ出来たら、アップしないでやるよ」
「……」

 風の噂では、私の高校の水泳部では度々“くやしいですっ”と言う絶叫が聞こえてくるそうだ。
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くすぐり小説を取り扱ってます~!

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